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鳩山内閣が最も注意しなければならないことは

2009年08月31日 12時25分00秒 | 政治
日付は8月31日にしておこう。
こういう「イカサマ」ができるからブログは便利だ。

鳩山由紀夫が組閣に当たって、最も注意しなければならない事――それは新閣僚の徹底した身体検査だ。
厳格に調査して、少しでも問題ある人間はいくら能力があっても任命するべきではない。
閣僚を打診された人間も、民主党政権をすぐに崩壊させたくないなら正直に答えるべきだ。

安倍内閣は閣僚に潰されたという話がある。
国民投票法成立、防衛庁の省昇格など、これまでの歴代総理が成し得なかった偉業を次々と実現させた安倍晋三は有頂天になってしまった。そして遂に禁断のパンドラの箱であった公務員制度改革まで本気で行おうとしてしまった。これに抵抗する官僚によって閣僚の不祥事が次々にリークされて、遂には政権崩壊してしまった。歴史に名を残す名宰相になるはずが、政権を途中で投げ出した駄目総理になってしまった――という話だ。

マニフェストの柱のひとつに掲げた以上、民主党は公務員制度改革をやらざるを得ないだろう。官僚とて馬鹿ではない(むしろ優秀)。公務員制度改革が全く行われなくて済むとは思っていない。それでは世論が黙っていない。大切なのは「随所に抜け道がたくさんある骨抜きの改革」となること。民主党がこれに妥協して、最初から骨抜き案を出すなら問題ない。でも本気でやる気であれば、また官僚との真剣勝負となる。すでに小沢秘書の逮捕や鳩山の死人献金問題などは、官僚側の予防線とも言われる。因みに検察もキャリア官僚が牛耳る組織ということをお忘れなく。

閣僚をいかに厳選したところで、最大の不安は鳩山総理自身だろう。既に政治のカネの問題が出始めている。野党党首だったから大事にならずに済んでいるが、総理になれば違ってくる。あるいは短命かもしれない。民主党はポスト鳩山を今から考えておくべきだろう。でないと、せっかく自民党を下野させておきながら東京佐川急便事件でミソを付け、政権を放り出してしまった細川護熙の二の舞となろう。
順当にいえば岡田克也か。民主党代表選の時からクリーンなイメージといわれる。その評判が事実ならば問題ないが。いずれにしても民主党にとっては並々ならぬ厳しい政局運営の連続になりそうだ。
一番怖い敵は、野党の自民党などではなく、手足として使うことになった官僚達であることをくれぐれもお忘れなく……。


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