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イマを見つめて
提言します

鳩山首相、八方塞がり

2010年05月04日 23時53分00秒 | 政治
「普天間、県内移設を要請。首相、沖縄知事に」
「沖縄+徳之島案を初めて明言。普天間移設で鳩山首相」
「申し訳ない思いでうかがった。4日の鳩山首相(1)」
「公約は選挙の時の党の考え方。4日の鳩山首相(2)」

マスコミは「問題解決できなかった」、「国民や沖縄県民を裏切った」、「公約を破った」等等なかなか厳しく批判している。
なにも今更そんなに責めなくてもいいじゃないと思う。
「国外移設、最低でも県外」なんて最初から無理だって皆わかっていたことじゃない。

かつての風船おじさん事件を思い出す。通称「風船おじさん」と呼ばれていた冒険家(?)が大量のヘリウムを詰めたゴム風船を付けたゴンドラに乗って世界一周だか太平洋横断だかしようとした。専門家は絶対に不可能と言った。しかも無線も積まず携帯電話のみの連絡手段。ところがマスコミはおじさんの旅立ちを中継して見送った。専門家の心配通り、冒険家は消息を絶った。

沖縄の基地問題に限らず、前回の総選挙で民主党が唱えた公約(?)は不可解なものが限りなくあった。
たとえば子ども手当て、高校無償化、高速無料化、農家の所得保証……これらを増税もせずに実行すると言い放った。財源は「無駄遣い分」だとか。
結局、「無駄」は予想ほど見つからず、史上最悪の借金まみれ予算が作られた。

無謀な鳩が飛び立つのをマスコミはまたも指をくわえて見送った。
そして今度、消息を絶つのは個人ではなく、日本という国だ。


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