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奈良の盗撮警官を逮捕

2006年05月15日 07時18分00秒 | 社会・経済
 救急車の車内で怪我した小学生の母親のスカート内を盗撮していた警察官が逮捕された。しかし容疑は、この事件(?)ではなく、別の盗撮容疑だ。救急車は「誰でも乗り降りできる公共の乗り物ではないので、法の適用は難しい」という理由。


 これに対して、コメンテイターと称されるテレビタレントや別分野の文化人が「おかしい」というのは、まだ許せる。しかしマスコミ関係のキャスターやアナウンサーまでが「こういうのは適用されるべきじゃないんですか」なんて言ってるのは理解できない。公共の場所や乗り物と限定しているのは、個人の自由を保護してのもの。高尚か低俗かは別にして、世の中にはおかしな写真を撮影する趣味を持つ人間は結構いる。よく「○○の破廉恥写真、流失」なんて事があるが、合意の元でそんな写真を撮ってるカップルなどもいる訳で、場所を問わず適用されるならば、こういう連中も全て逮捕して構わなくなる。
 つまり「公共の場所や交通機関において」と規定している裏は「ラブホテルやマイカー内で、そういう写真を撮影するのは個人の自由であり処罰しませんよ」ということだ。当然だろう。もしも今回の事態を想定していれば「公共の場所や交通機関、もしくはパトカーや救急車等の車内で」としておくべきだったが、まさか警察官や救急隊員がそういう事をするとは考えていなかったのだろう(笑)。今後は改正するべきかもしれないけどネwww


 まあ、別に恥ずかしい写真を撮ってるカップルが逮捕されてもどうって事はないが、そもそも「法とは厳格に適用されるべき」ものである。感情的に許せない行為だからといって、規定外の範囲まで適用されると大変な事になる。
 人権擁護法とか、共謀罪とか、幅広く適用されたら大変な事態になりそうな法が物議を醸している。マスコミは、それらに強い危惧を抱いているのではなかったか?
 それはそれ、これはこれ――ではない。法とは全て厳格に適用するべき物である。下らないモラルや正義感で法の過剰適用を求める事が大変な事態を招く呼び水になる事が無いよう、マスゴミ関係者は冷静な発言をするべきだろう。


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