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イマを見つめて
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萌える お兄チャン

2006年05月06日 04時47分00秒 | 社会・経済
昨日はアキバ・オタク系は萌え萌えの設定と書いた。
ところで、私には妹がいるが絶対に萌える事は無いと断言できる。桜塚やっくんと間違いを犯さないと言い切る自信は無いが(笑)、妹とは100%無い。万が一、妹がここを見て、クレームを付けられると困るので一寸フォローしとくと、ウチの妹は外面が良いようで、そこそこモテていた(過去形)そうだ(フォローになってない?)。
肉親というのは、幼い頃から一緒に暮らしていると、醜い面や汚い面も数々、目の当たりにするから、愛情の対象からは除外されるのか。
しかし、これが幼少時は別々に暮らしていて、外面を繕える年齢になってから出会った場合は、話は別になるのかもしれない。たしか『赤い疑惑』だったと思うが、愛情を抱いた山口百恵と三浦友和が、実は兄妹と知って、悩む設定だったと思う。百恵と友和ならば有り得るよな~。
もちろん平塚の事件の人間関係の真相は、まだまだ不明だ。兄の遺書が本物ならば、女性としての愛情を抱いていた感じは読み取れるが、妹の方のブログからは対等な異性としての見方というより、「優しいお兄ちゃん」として見ていた感じも受ける。

ところで日本の離婚率は年々、上昇している。かつて離婚は後ろめたさを感じる行為だったが、今では平然と「バツイチです」と明言できる雰囲気だ。愛情が冷めても結婚生活を継続しろと強要する気はない。しかし平然と結婚→離婚→再婚……が行われると、このような異母兄妹や異父姉弟という人間関係も増えていくかもしれない。そこには普通に兄弟姉妹として育った環境とは異なり、微妙な感情が入り込む余地も増えそうだ。確かに離婚や再婚は当事者同士の問題だろうが、子供たちにこのような波紋を与える事が起き得ることも十分に考えるべきかもしれない。

【優生保護法と近親婚の禁止についての一考察】
近親婚の禁止は宗教やモラルに因る物であり、医学的根拠は無いという意見がある。人間を例にとって、この意見に反論する術は無い。サンプルが乏し過ぎるから。遠い過去に公家や武士ではかなりの近親婚があったという事例でも、その結果を現代に即した医学的・科学的に検証する史料は乏しい。
しかし極めて近代科学的に、近親交配を研究している分野がある。それは競馬の世界。サラブレッドの始祖が3頭の牡馬という話を聞いた人も多いと思う。そもそも「サラブレッド」という語源は「純血」。ブレッドは英語のブラッドなんだね。
そんな昔に遡らなくても、現在、日本で行われている競馬のレースに18頭が出ていたら、その中の10頭以上にはネアルコという馬の血が混ざっている。
そんな近親交配の競馬繁殖の世界で「常識」とされているのは、近親交配(インブリード)は3×4以下にするべしという物。つまり三代祖先と四代祖先が同じよりも強い配合にすると、先天性疾患、虚弱体質や性格障害などが発生する可能性があるという物。3×3と言えば、祖父が同じ者同士、人間で言えば従兄弟になる。これでも、まだ濃すぎるのだ。因みにダービーを圧勝したフサイチコンコルドはノーザンダンサーの3×3という強いインブリードだったが、体質が弱く、なかなかレースに出られないで競走生活を終えた。これも濃すぎる血が遠因になったのではないかと考えている。
馬も人間も同じ哺乳類。まったく無関係とはいえないデータだろう。
また野生動物(ライオンなど)は、子供が大きくなると壮絶なほどの「子別れ」を行い、子供を遠ざけるが、これもテリトリーが重複して近親交配が発生するのを防ぐ本能と聞いた記憶がある。

コメント
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