つれづれなるままに映画や音楽の感想などをテキトーに書いていければなぁ、と思っております。
つれづれおきらく
Rosalia De Souza / Brasil Precisa Balancar

イタリアのSchemaレーベルから。Schemaレーベルっていうと、現代的なクラブ・ブラジリアン・ジャズって感じのイメージが強いのだけど、このアルバムは、良い意味で「今っぽさ」が薄い。伝統的な(っていうほどボサノヴァって歴史の長い音楽ではないだろうけど)ボサノヴァ、サンバのアルバムっていう印象。聴いていてとても気持ちが良い。Schemaレーベルの良くも悪くも「踊れ~!」っていう感じがなくて、気持ちよくブラジル音楽に身をゆだねたいようなときに最高だと思う。
ボサノヴァを創った音楽家の一人であるロベルト・メネスカル(って誰?)という人がアルバム全体のプロデュースをしているかららしい。「それなら昔のブラジルのアルバムを聴いてればいいじゃない」と言われるかもしれないけど、ここまで気持ち良いアルバムは実はあまりない。それはやっぱりSchemaだからなのだ。Schema色と、古き良きブラジル音楽の折衷がとてもうまく行っている。いつものSchemaサウンドだとなんだか味気ない、でも、古いブラジルの音楽はちょっと洗練さが足りない、っていう人にとってはまさにピッタリ。僕は両方好きですが、そんな人にもピッタリ。
大きな音でかけながら掃除とかしてると気持ちが良いっす。お茶しながらも、もちろんグーっす。
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Tete / Par monts et vallons (Live)

フランスのTeteという人のライブアルバム。
この人のこと全然知らなかったのですが、タワーレコードで視聴して一発で気に入って購入。こういうギターの音、大好き。こういう歌声、大好き。そして、こういう「ライブ!」って感じの客の歓声がバッチリ入ってるライブアルバムが好き。
あったかい歌声と気持ちの良いギターと観客と一体となった雰囲気。このライブに行きたかった、この場所にいたかった、そう思えるアルバムです。1曲目からとても良いですが、ボブ・マーリーの「Redemption Song」も素晴らしいです。
昔、渋谷のクラブクワトロで観た、僕のこれまでのライブ観覧史上最高のライブだったキザイア・ジョーンズのライブを思い出しました。いいっすね、ライブ。
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M.I.A. / Arular

このCD、レコード屋で初めて視聴したのはずいぶん前。夏?春? で、聴く度に「面白い」と感じたのだけど、なんとなく「気分」じゃなくて買わずにいたのだけど、こないだまたレコード屋で視聴機に入っててまた気になって聴いたらやっぱり面白くて今回はまさに「気分」だったため購入。やっと手元にやってきた。
生い立ちがスゴイのだ。出身はスリランカ。20年以上にわたり続いた内戦を経験。父親は、国際的テロ組織として米英政府から正式に認定されている「LTTE(タミル・イーラム解放の虎)」の指導者(現在行方不明)。11歳でロンドンの貧民街に家族と共に亡命を敢行。3度目の国外脱出でようやく成功する。(by sony music) う~ん、すごい。まぁ、音楽は生い立ちで聴くものじゃないけど、この独創的なサウンドの裏にはこんな他の人が絶対経験していないことを経験してきたことがあるのだなぁ、と思うわけです。
音は、バングラっぽく、ダンスホールレゲエっぽく、ヒップホップっぽく。チープな打ち込みサウンドでありながら超独創的な感じ。イキオイ感じます。突き抜けた感じ。ビードボックスいじくって遊んでたプリンスみたいなっていうとちがうかなぁ。「When doves cry」とか、「Sign 'O' the Times 」みたいな感じがあって。う~ん、でも、ちがうかなぁ。とにかく「この人みたい」ってあんまりうまく伝えられない感じ。とにかくやっぱり面白いです。もっと早く買えばよかったです。
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Seu Jorge / The Life Aquatic Studio Sessions

クリスマスは、長女が保育園でもらってきた「嘔吐・下痢症」という「おなかにくるウィルス性の風邪」のため、子供2人と妻がやられてしまい、僕もなんとなく胸焼けがするような状況でなにかあればすぐにかかってしまいそう(すでに軽くかかってた?)な状況で、とにかく家の中でゆったりとのんびりと過ごしました。今はやっと全員元気になりました。よかったよかった。
さて、クリスマスも終わり、病気と看病で疲れた体を癒すのにピッタリだったのがこのアルバムです。Seu Jorgeという人のポルトガル語によるデビッド・ボウイのカバー。面白い。ウケねらいかと思いきや、これきっと原曲をまったく知らない人が聞いても十分楽しめるクオリティーだと思います。ましてや、僕のように高校生のときに一時期ずっぽりとデビッド・ボウイにはまった人にとってはたまらないですね。あの「ジギー・スターダスト」や「ロックンロール・スーサイド」がボサノバ風になったり、サンバ風になったり。すごいすごい。面白い面白い。
このSeu Jorge(セウ・ジョルジュ?)という人は、映画「シティー・オブ・ゴッド」に出ていたそうです。どの役? もう一度見てみるか。で、役者として、「Life Aquatic 」という映画にも出ていて、その中でデビッド・ボウイの曲を2曲(?)ぐらい演奏しているらしい。で、その流れでこのアルバムが出来たらしいのだけど、もう映画は別にいいです。「ロイヤル・テネンバウムス」の監督が監督をしているらしいのであまり興味なし。とにかくこのアルバム、音楽として十分面白い。いいなぁ、あの曲がこんなになっちゃって、あの曲はこんな風になっちゃって。いいですねぇ。デビッド・ボウイ好きならば絶対面白いと思う。デビッド・ボウイ好きならば「買い」です。オススメ。
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Trojan Christmas Box Set

レゲエの名門レーベルトロージャンから3枚組などで安い値段でたくさんボックスセットが出てるのだけど、今年はクリスマスソングだけを集めたボックスセットが発売されている。タワーレコードで1890円。3枚組で、ですよ。安い!
内容は、けっこうすでに持っているレゲエのクリスマスアルバムの中の曲とかぶるものがあったのだけど、ほとんどが初めて聴く曲で楽しめました。ただ、トロージャンレーベルなので、もっと古い曲がたくさんつまっているのかと期待してたのですが、大半が80年代のチープな打ち込みレゲエでそれはちょっとガッカリかな。まぁ、聞き込むようなアルバムではなく、BGMとして流しておく、そんな使い方がピッタリだと思いました。ジャケットもかわいいし、安いし、どうですか皆さん。
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DEGUNG for Christmas

ちなみに、うちにはたくさんクリスマスCDがあって、全部で15枚ぐらいあるのですが、ここ最近のお気に入りはオノリサのです。たしか、川崎のブック・オフで真夏に750円でゲットしたのです。あと、ウクレレクリスマスっていうのもお気に入り。これはたしか250円とかだったと思います。中古のクリスマスCDは季節はずれに探せ!の法則。なんちゃって。

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Madonna / Confessions on a Dance Floor

このアルバム、ジャケット写真が良いですね。このポーズをこの方向から撮る。素晴らしい。音は、まず「Hung Up」からスタート。お目当ての曲が1曲目っていうのは気持ちが良いですね。ABBAは、世代的にちょっとちがうのだけど、中学生になって吉祥寺の中古レコード屋さんに行くようになったら、ABBAのアルバムがたくさん売っていた、そういう世代。アルバムとかちゃんと持ってないけど、生活してる中で自然にたくさんABBAの曲を聴かされた世代。「Gimme Gimme Gimme」も当然知っている。だから面白い。この曲を選ぶのってねぇ。面白い。
全体としてダンスミュージックで、特別「すっげぇ新しい~」って思うことはないのだけど、だからと言って10年前のダンスミュージックと同じなのかと言われればやはり「新しい」んだと思う。まぁ、つまみ食いさせてもらっている立場でえらそうなことは言えないし、実際よくわからないのだけど、僕にとってはやっぱり「新しく」て「面白い」音楽でした。久しぶりにこういう音楽聞くととても新鮮。70年代のソウルとかレゲエとかばっかり聴いてないで、たまには今の音楽聴かないとね。
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Alicia Keys / Unplugged

でもFMでこの「Unbreakable」って曲を何度も聴いて、とにかくこのイントロのところが気に入ってしまって。とは言え、回復後はずっと平原綾香ばっかり聴いていて、このアルバムは買ってなかった。
福井に出張で行ってきた。福井は大雪だった。わざわざスーツを持って行ったというのにネクタイを忘れた。福井の西武デパートに無印良品が入ってて、そこでネクタイを買おうと思ったら「取り扱ってません」と言われる。うがー、俺は靴を雪でぐちゃぐちゃにしてこんなところまで歩いてきたのに。くやしかったので、せっかくこんなところまで歩いてきたのだから何か買おうと思っていると、WAVEが。で、福井のWAVEでこのアリシア・キーズの「アンプラグド」を買ったのだ。
雪が降りまくる中、膝から下ぐちゃぐちゃで街を歩きながら聴きました。う~ん、やっぱり良いなぁ。Princeの曲を1曲、グラディス・ナイトの曲を1曲カバーして演ってる。Princeの曲、良いですねぇ。あと、「Street Of New York」って曲のジャズっぽい音とポエトリー・リーディングが素晴らしい。いろいろ出来るんだなぁって思ったけど、器用貧乏って気もしたかも。どこに軸足があるのかちょっとわからない、というか。ジャズもレゲエも、もちろんソウルもR&Bもヒップ・ホップも全部ちゃんと聴いてきてて、全部大好きで、全部上手にできますよ、って感じかも。ストーンズの曲だって聴いてるし、って。どれも完成度高く、歌もうまく、いろいろなバリエーションがあるからアルバム1枚ずっと飽きずに楽しめます。んが、なんかちょっと物足りないような。なんでだろ。アンプラグドだったら、ローリン・ヒルの方が好きだなぁ。なんでだろ。
やっぱ「Unbreakable」のあのイントロはすんごい良い。これは好きだ。黒っぽいイントロですね。でも、ああでも、これはアンプラグドなんだから、プラグドつまりオリジナルの曲を知ってる人にとってこそ楽しいアルバムなのだと思う。「あの曲が、こんなになっちゃって。でもこのアレンジも超かっこいい~」っていうのがアンプラグドの醍醐味だろう。ローリン・ヒルは、それ以前のアルバムを全部持ってて聴いたからもっともっと楽しめたんだろうなぁ。
先にアンプラグドを聞いて、後からプラグドを聴くってのはどうなのかなぁ。買ってみようかなぁ、この人のオリジナルのアルバム。う~ん、でも俺、やっぱりローリン・ヒルの方が好きかもなぁ。なんでだろ。単純に声の違いかもしれない。ローリン・ヒルの声の方が好きなのかも。アリシア・キーズのちょっとかすれたハスキーボイスよりも。これはでもあくまでも好みの問題。アリシア・キーズの声の方が好きな人も多いだろうし、そういう人にとっては最高のライブアルバムでしょう。完成度高いっす。
ただ、これってMTVの企画。映像で見た方が良いに決まってるなぁ。これまでのアルバムを買いたいというよりも、DVDを買いたいと思いました。映像で見てみたいなぁ、このライブ。
ちなみに、肺炎で寝ている間に、もう1曲やたらと聞いてやたらと気になってるのが、マドンナのニューアルバムです。次はこれ。
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リー・ペリー
リー・ペリーがギネスビールのコマーシャルに出ている映像をここで見ることができる。あまりにぶっ飛んだ映像で頭がクラクラします。
おっちゃん、やっぱりあんたは変だ。最高だ。
リー・ペリーのCDは、当たりハズレが大きい。ハズレを引くと悲しくなる。これ音楽???という曲がたくさん入ってたりするのだ。当たりはものすごく良い。まあ、ダブなんてぶっ飛んだ音楽は、これぐらいぶっ飛んだおじさんにしか作れないのだ、きっと。
このコマーシャル、オチはもちろん、DUBとDUBLIN。それだけかよぉ~。頭クラクラ…。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
たくさんあることが判明。どれもかなりキテマス。
Alien Abduction
Alternative Medicine
Dublin
Farming
Meditation
Motorcar
Seafood
Travel
World Peace
おっちゃん、やっぱりあんたは変だ。最高だ。
リー・ペリーのCDは、当たりハズレが大きい。ハズレを引くと悲しくなる。これ音楽???という曲がたくさん入ってたりするのだ。当たりはものすごく良い。まあ、ダブなんてぶっ飛んだ音楽は、これぐらいぶっ飛んだおじさんにしか作れないのだ、きっと。
このコマーシャル、オチはもちろん、DUBとDUBLIN。それだけかよぉ~。頭クラクラ…。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
たくさんあることが判明。どれもかなりキテマス。
Alien Abduction
Alternative Medicine
Dublin
Farming
Meditation
Motorcar
Seafood
Travel
World Peace
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平原綾香 / From To

ダミ声にしびれる
肺炎でした。2週間会社を休む男。健康管理は社会人の基本。社会人失格。
まぁ、要するに、大事に至る前にさっさと休め、ということ。2週間休むよりは、そうなる前に1日~2日休んで体調を整えるほうが賢い社会人だということですよ、皆さん! って当たり前か。
肺炎で2週間寝込んでいる間、FMラジオをよく聞きました。
僕は普段はFMは全く聞かないので、最近のFMがあまりにAMっぽいのにビックリでした。
まるで昔聞いたAMの深夜放送のような、出された「お題」に対する「面白いネタ」をリスナーから募るコーナーの数々。本当にビックリです。
まぁ、そんな中でも当然ながら昔ながらの「しっとりと音楽を聞かせる番組」も健在で、そんな番組の中で、最近リリースされたということで、この平原綾香のカバー曲ばかりを集めたニューアルバムの中からオフコースのカバー曲「言葉にできない」を聞きました。肺炎でツライ体に耳からしみ込む素晴らしい歌声。
平原綾香は、「ジュピター」の時から妙に気になる存在でした。でもなんとなく今までCDを買わずにきました。が、今回はきっと神様が「平原綾香を買え。買ってちゃんと聴け。」と言っているにちがいないと思い買いました。いや、ただ買いたくなっただけですけども。ははは。
う~ん、なんか良いですねぇ、この人の声。なにが良いのかというと、低音です。無理して低い音を歌う時のダミ声がなんとも独特で魅力的なのですねぇ。きっと本人および関係者もそこのところは十分わかっているのでしょう。このアルバムでもほとんどの曲がオリジナルは男性が歌っている曲です。で、無理して歌う低い音。いやぁ、いいですねぇ、この声。
このアルバムは選曲がズルイです。オフコースの「言葉にできない」、サザンの「いとしのエリー」、久保田利伸(こんな字?)の「Missing」、福山まさはる(漢字あきらめ)の「桜坂」、藤井フミヤの「TRUE LOVE」、山口百恵の「秋桜」、イルカの「なごり雪」ですよ。
いわずと知れた名曲の数々。「いとしのエリー」なんてゴンチチによる編曲ですし。ファンじゃなくても「ちょっと聴いてみたい」と思うにちがいないわけです。で、CD買っちゃったわけですけどね、僕も。
実は一番良いのは、1曲目の「晩夏」という曲のように思います。知らない曲でしたけど、松任谷由美の荒井由美時代の曲で、コンサートでは必ず演る曲だそうですけど、そのオリジナルを聴かずに言わせてもらえば、平原綾香バージョンの方が良いのではないでしょうか。この曲、本当に素晴らしいです。
いや、良いですよ、平原綾香。この声は唯一無二。面白いです、この声。久しぶりに家のスピーカーでデカイ音で何度も再生しています。妻もけっこう気に入ったもよう。音楽のある生活バンザイ。健康バンザイ。
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サンボマスター / サンボマスターは君に語りかける

サンボマスターですよ。
もはや「電車男」のおかげで一気に今を代表するバンドとなった感がありますが、僕はちゃんと聞いたことがありませんでした。ときどきPVの一部などをランキング番組でみかけると、「なんだこのヴィジュアルは?」と思っていたぐらいでした。あ、サンボマスターっていうバンド名はユニークで気になってましたけど。サンボって、たしか昔はまった「空手バカ一代」で後半にサンボの達人が出てくるんですよ。
で、友人の松崎がロック・イン・ジャパン・フェス(だったかな?)で見たということで、その直後に抑えきれない熱い感動メールをもらったんですよ。ふ~ん、と思いましたよ。ちょっとねぇ、うらやましかったわけですけどね、そういう本当に今まさに歴史が作られている、というような瞬間に立ち会えた友人が。で、「お前も聴け!」と言われていたわけですが、なんとなく買わずにいたわけです。
で、買いましたよ、聴きましたよ。いいんですよ、これが。もうね、なんていうんですかねぇ、僕はいわゆる「ロック」っていうのは得意分野じゃないのでえらそうなことは言えませんが、正当な、真っ当な、正しいロックなんですよ。
松崎も言ってましたけど、ちゃんと良い音楽を聴いてきた人達なんだと思うんですよ。なんつーか、もう、正しいんですよ。いわゆる「タメ」とか、歌の節回しとか、ギターのカッティングの仕方とか、もうですね、まぁ編曲全般に言えるわけですけど、気持ちいいんですよね。なんかですね、友達とレコードとかCDとか持ち寄って、「このサビのメロディーかっこよすぎだよなぁ。」とか、「ううっ、このイントロの入り方しびれるぜ」とか、「ここで一瞬ブレークするところがもうたまらんなぁ。」とか言うじゃないですか、音楽聴きながら。そういう気持ちよい、かっこいいのが、次から次へと出てくるわけです。1曲目、2曲目(この曲イントロかっこよすぎ)、3曲目、とですね、「あ、こういうバンドね。」なんてあなどって聴いてると、次の曲でまたちがうテイストのカッコイイ曲が始まってですね、そんでまた次の曲は、みたいな感じですよね。パンクっぽいのもあるし、ソウルっぽいのもあるし、ねぇ。でも真ん中にはぶっといロッケンロールって感じでねぇ。いやぁ、引き出し色々持ってるねぇ。いい音楽聴いてるねぇ。と。
で、ですが、ですね。
前にもここで書いたんですけど、かつてのかっこいい曲を「再現」したような音楽には、この30代なかばの耳の肥えたおじさんはもはや感動しないんですよ。で、このサンボマスター何が良いのかと言えばですね、声と詞、ですね。この声(歌い方も含めて)とこの詞がなければ僕はまた、「ふ~ん、かっこいいけど、どっかで聴いたことあるよねぇ。」なんてまた斜に構えてしまっていたとおもうんですけども。いいですよねぇ、ヴォーカルの声。声だけ聴いてると(失礼ながら)超カッコイイっすよね。魅力的な声ですねぇ。歌い方はちょっとスーパーバタードッグの人(今は、ハナレグミの人と言ったほうがよいのか?)に似てるように感じます。2曲目、スーパーバタードッグみたいだし。まぁ、とにかく声いいですよ。好きですこの声。
で、さらに「詞」ですよ。この詞が乗ってなければどんなに曲のアレンジがかっこよくてもこのバンドがこんなに売れるとは思えない。というか僕がこんな感動してないですよ。この詞たまりませんね。
僕はこのブログで何度も「はずかしながら青春映画が大好き」と言ってますけども、ほんとにねぇ、サンボマスターの詞って青春映画みたいなんですよねぇ。青春真っ只中。恋、悩み、いら立ち、とかとか。たまりません。で、それがまた正しくロックだなぁと思うわけです。ロックってさ、やっぱなんかそういう青春のグダグダしたものを代弁して解放するための音楽だったはずで。正しいんですよ、サンボマスター。
この詞のリアリティーは一体なんなんでしょうねぇ。ぐっと来ますよ、とにかく、1曲目の彼自身の歌詞にいみじくも出てくるわけですが、「本当のことを話してほしいだけ」なんですよ。嘘くさい歌詞で「俺達ロックだぜ」なんて言われても全然かっこよくないわけで。みじめできたなくてずるくて清らかで真っ直ぐで恥ずかしい本当の自分を出してほしいんですよ、そんな歌が聴きたいんですよ、若者は。で、サンボマスターの詞はまさにリアルなんですよ。
ずるくてね、そんなずるい自分を情けないと思う自分と開き直る自分とか、自由になりたくて、でも何をやっても結局自由になんてなれてなかったりね、失望と落胆と諦めと、でもそうやってもがいている自分はやっぱり少し自由になっているのかな、なんてね。女の子の嘘に舞い上がったりね、嘘と気づいてもそれを正当化してしまう自分とか、無理やり美化してみたりして、そうまでする情けない自分に内心気づいているのに、とかね。あ゛~、なにを書いてるのかわからなくなってきたけども。ま、とにかく、青春という時代をもがきながら過ごす男にとっては、すごいリアルなんですよねぇ。いやぁ、グッと来ましたよ、マジで。
心配なのは、このリアルさをいつまで持ち続けていられるかってことですね。こんなに売れちゃって。
とにかく気に入りましたです。
最高です。
イェー、ベイベッ、カモン!!
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Ray Charles / What'd I Say

映画を見たらもう買わないわけにはいきません。
新宿タワーレコードのレイ・チャールズの棚には、全部でおそらく50種類ぐらいのCDがありましが、悩みに悩んでこのアルバムに決めました。アトランティック時代の初期の代表曲を集めたもの、なによりも決定打は、あの映画の中で1曲をA面とB面に分けて発売して大ヒットとなった、アルバムタイトル曲「What'd I say」がB面(Part2)もちゃんと収録されていることです。
いやぁ~、やっぱりいいですねぇ「What'd I say」。特にPart2部分の、女性コーラスグループのレイレッツとの間でコール&レスポンスのように、「ふぅ~ん」「ふぅ~ん」、「はぁ~ん」「はぁ~ん」っていうところが、もうエッチっぽくて素晴らしいです。今から50年も前ですもんねぇ、そりゃあ「若者に悪影響」とか言われて批判もされるよなぁ、この曲。いいっすねぇ。ナースティー!
当時はアルバムという形ではレコードは発売されていなかったはずなので、このアルバムってある時に彼の当時の曲を集めた形でリリースされたものだと思うのですが、さすが初期のものだけあって、正直あまり好きではないタイプの曲も入ってるんですが、それもあの映画を見たあとですから、なるほどこの曲なんかはまだ彼らしさが発揮される前の曲なんだな、なんて思いながら聴くことができました。
40分ぐらいしか収録時間がないので、通勤の片道で2周聞けます。おかげで、すでに6回聞きました。う~ん、良い!
次は、タワーレコードで最後まで悩んだもう1枚を買おうと思います。
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Musical Baton
ビアンコさんからいただいたバトン。
時間が無くなかなか考えることが出来なかったのですが、あまり考えずに書いてみることにします。
*Total volume of music files on my computer
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
10 GB
10GBのiPodに入れるために、とりあえずせっせとレゲエの曲を
アルバム300枚分、約3000曲入れた。
そこで力尽きました。もう無理。
CDウォークマンでいいです。僕は。
*Song playing right now
(今聞いている曲)
Elis Regina / ZAZUEIRA

こないだオハイオ時代の友人達が全員子連れで集まった。
健太郎君が、「最近ボサノバとかが気になるんですが、なんか
初心者用のおすすめのCDとかありますか?」と聞いてきた。
ブラジル・ボサノバ系のCDをごっそり持ってきて「これどう?」
「これは?」とどんどん聴いていった。
結局、彼は、BELEZAとセルメンの'65が気に入りメモって行った
けど、最後に聞いたこの『Elis Regina in London』がそれ以来
ずっとCDプレイヤーの中に。
で、今気持ち良いので聴いてます。いいなぁ、Elis Regina!
*The last CD I bought
(最後に買ったCD)
フィッシュマンズ 『宇宙』

内容については、ブログに書いたとおり。
これ以降は買っていません。
CD屋に行く暇もあまりなく、時代についていけてない。
悲しい限り。
*Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
Prince / Kiss

とにかくいつになっても好きですね、この曲は。
中学の後半から高1ぐらいまでは、 Princeは僕の神でした。
この曲の入っている『Parade』というアルバムは、
なんと、ピクチャーディスク(CDじゃなくLP)を持ってる。
レコードの表裏に、表ジャケと裏ジャケのあの白黒の写真が
プリントされていて、ターンテーブルに乗せると、Princeが
クルクル回ります。
もったいなくて、10回ぐらいしか針を落としたことが
ないのだけど。最近は棚の中で死蔵されているので、
溶けちゃったかも。
…探してみたらありました↓。溶けてませんでした。よかった。

Talking Heads / Psycho Killer

高校1年の夏休み、吉祥寺を一人でぶらぶらしてた。
バウスシアターという映画館で「Stop Making Sence」を
やっていた。
Talking Headsは、MTVとかでたまにPVを見る程度しか
知らなかったけど、ピーター・バラカンがこの映画を絶賛して
いたのでふらっと見ることにした。
映画はすでに始まって5分ぐらい経っていた。
この時僕は生まれて初めて、映画館なのに席に座らず、
通路で踊り狂う人々を見た。その数は10人を超えていた。
この日以降、Talking Headsに夢中になった。
Bob Marley / Punky Reggae Party

大学1年の春ぐらいにBob Marleyにはまり、ほぼ1年間、
Bob Marley以外聞かなかった。(これ本当です。)
吉祥寺に酔舎(すいしゃ)という音楽バーがあった。健在?
当時、酔舎では曜日ごとにかける音楽のジャンルが決まってて
たしか木曜日か金曜日がレゲエだった。
僕は、酔舎の入っているビルの隣のボロアパートに住んでいた。
僕があんまり騒ぐのでつられてレゲエ好きになりつつあった
友達とこの酔舎に行って、Bob Marley話に花を咲かせてた。
「『Punky Reggae Party』っていう曲は、当時イギリスでは、
パンクとレゲエはお互いにリスペクトしあっていて、云々…」
なんて話をえらそうに喋っていたら、Punky Reggae Partyが
流れ始めた。お店の人(女性)がニヤリと笑って僕を見ていた。
しかも、かかったのは、聞きなれている曲とは何か違ってた。
「こっ、これなんですか?」と間抜けな質問をすると、彼女は、
「12インチ。エクステンデッド・バージョン。」
とジャケットを見せてくれた。かっこいいジャケットだった。
あのレコード、まだあるのかなぁ。
John Lennon / Mother

大学3年頃、ジョン・レノンのソロワークにはまりました。
ビートルズをまともに聴いていないというのに。
ジョン・レノンのアルバムはかなりの数を持っているのですが、
特に、この曲は母親との関係を何も隠さず赤裸々に歌っていて
僕の中では、彼の曲の中で最も印象的な好きな曲です。
もちろんオノ・ヨーコの影響がかなりあるとは思うのですが、
彼の、どんどん自分をさらけ出して行く歌詞には太宰治の小説を
読んだときのような"気持ちよさ"を感じます。
ちなみに当時、太宰治にもはまっていたのでした。
Lenny Kravitz / It Ain't Over 'til It's Over

ボブ・マーリーとジョン・レノンの2人に夢中だった僕の前に、
まるで自然な流れのように現れたのが、この2人からの影響を
公言していたLenny Kravitz。
ファーストアルバムは、音作りがもろジョン・レノンな曲が多く、
あまりに似ていて、気持ちよいです。
「うん、うん、大好きなのね、ジョン・レノンが」
この曲は、セカンドアルバムの中の曲ですが、あのイントロの
ストリングスを聴いただけでクラクラしてしまうほど好きです。
その後、アメリカでテレビを見ていたらレニー・クラヴィッツの
ドキュメンタリーをやっていて、彼が高校生の頃はプリンスに
はまっていて、プリンスのコピーバンドみたいなのをやって、
ヘアスタイルとかまで当時のプリンスの真似をしていたと知り
ました。ビックリ。
僕が大好きだった音楽をこの人も大好きだった。
プリンス、ボブ・マーリー、ジョン・レノン。
こういう音楽的な「つながり」に気づくの大好きです。
*Five people to whom I'm passing the baton
(バトンを渡す5人)
とりあえず、渡す人はこれから考えたいと思います。
というか、ブログ関係で知り合い、いなさ過ぎ。さみしい。。
やっと一人の方に渡すことが出来ました。
itomameさん。 フィッシュマン好きつながりです。吉祥寺好きつながりです。よろしくお願いします。
てなわけで、5曲はこれまでの人生で本当に思い入れのある曲を選んでみました。この時点までに持っていたCD・レコードがせいぜい200枚ぐらいでした。で、今1500枚ぐらい持っていることを考えると、聴いてる絶対量はあきらかにこの後の方が多いのですが、やっぱり中学・高校・大学の頃にあまりお金もなく、1枚買ったりあるいは借りたいすると何百回も擦り切れるほど聴いた曲達への思い入れは大きいです。この頃に聞いた曲は少なからず僕の人生や生き方に影響を与えていますし。
とは言え、この5曲、最近全然聞いていないですね。またCD出してきて聴いてみよっと。
時間が無くなかなか考えることが出来なかったのですが、あまり考えずに書いてみることにします。
*Total volume of music files on my computer
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
10 GB
10GBのiPodに入れるために、とりあえずせっせとレゲエの曲を
アルバム300枚分、約3000曲入れた。
そこで力尽きました。もう無理。
CDウォークマンでいいです。僕は。
*Song playing right now
(今聞いている曲)
Elis Regina / ZAZUEIRA

こないだオハイオ時代の友人達が全員子連れで集まった。
健太郎君が、「最近ボサノバとかが気になるんですが、なんか
初心者用のおすすめのCDとかありますか?」と聞いてきた。
ブラジル・ボサノバ系のCDをごっそり持ってきて「これどう?」
「これは?」とどんどん聴いていった。
結局、彼は、BELEZAとセルメンの'65が気に入りメモって行った
けど、最後に聞いたこの『Elis Regina in London』がそれ以来
ずっとCDプレイヤーの中に。
で、今気持ち良いので聴いてます。いいなぁ、Elis Regina!
*The last CD I bought
(最後に買ったCD)
フィッシュマンズ 『宇宙』

内容については、ブログに書いたとおり。
これ以降は買っていません。
CD屋に行く暇もあまりなく、時代についていけてない。
悲しい限り。
*Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
Prince / Kiss

とにかくいつになっても好きですね、この曲は。
中学の後半から高1ぐらいまでは、 Princeは僕の神でした。
この曲の入っている『Parade』というアルバムは、
なんと、ピクチャーディスク(CDじゃなくLP)を持ってる。
レコードの表裏に、表ジャケと裏ジャケのあの白黒の写真が
プリントされていて、ターンテーブルに乗せると、Princeが
クルクル回ります。
もったいなくて、10回ぐらいしか針を落としたことが
ないのだけど。最近は棚の中で死蔵されているので、
溶けちゃったかも。
…探してみたらありました↓。溶けてませんでした。よかった。

Talking Heads / Psycho Killer

高校1年の夏休み、吉祥寺を一人でぶらぶらしてた。
バウスシアターという映画館で「Stop Making Sence」を
やっていた。
Talking Headsは、MTVとかでたまにPVを見る程度しか
知らなかったけど、ピーター・バラカンがこの映画を絶賛して
いたのでふらっと見ることにした。
映画はすでに始まって5分ぐらい経っていた。
この時僕は生まれて初めて、映画館なのに席に座らず、
通路で踊り狂う人々を見た。その数は10人を超えていた。
この日以降、Talking Headsに夢中になった。
Bob Marley / Punky Reggae Party

大学1年の春ぐらいにBob Marleyにはまり、ほぼ1年間、
Bob Marley以外聞かなかった。(これ本当です。)
吉祥寺に酔舎(すいしゃ)という音楽バーがあった。健在?
当時、酔舎では曜日ごとにかける音楽のジャンルが決まってて
たしか木曜日か金曜日がレゲエだった。
僕は、酔舎の入っているビルの隣のボロアパートに住んでいた。
僕があんまり騒ぐのでつられてレゲエ好きになりつつあった
友達とこの酔舎に行って、Bob Marley話に花を咲かせてた。
「『Punky Reggae Party』っていう曲は、当時イギリスでは、
パンクとレゲエはお互いにリスペクトしあっていて、云々…」
なんて話をえらそうに喋っていたら、Punky Reggae Partyが
流れ始めた。お店の人(女性)がニヤリと笑って僕を見ていた。
しかも、かかったのは、聞きなれている曲とは何か違ってた。
「こっ、これなんですか?」と間抜けな質問をすると、彼女は、
「12インチ。エクステンデッド・バージョン。」
とジャケットを見せてくれた。かっこいいジャケットだった。
あのレコード、まだあるのかなぁ。
John Lennon / Mother

大学3年頃、ジョン・レノンのソロワークにはまりました。
ビートルズをまともに聴いていないというのに。
ジョン・レノンのアルバムはかなりの数を持っているのですが、
特に、この曲は母親との関係を何も隠さず赤裸々に歌っていて
僕の中では、彼の曲の中で最も印象的な好きな曲です。
もちろんオノ・ヨーコの影響がかなりあるとは思うのですが、
彼の、どんどん自分をさらけ出して行く歌詞には太宰治の小説を
読んだときのような"気持ちよさ"を感じます。
ちなみに当時、太宰治にもはまっていたのでした。
Lenny Kravitz / It Ain't Over 'til It's Over

ボブ・マーリーとジョン・レノンの2人に夢中だった僕の前に、
まるで自然な流れのように現れたのが、この2人からの影響を
公言していたLenny Kravitz。
ファーストアルバムは、音作りがもろジョン・レノンな曲が多く、
あまりに似ていて、気持ちよいです。
「うん、うん、大好きなのね、ジョン・レノンが」
この曲は、セカンドアルバムの中の曲ですが、あのイントロの
ストリングスを聴いただけでクラクラしてしまうほど好きです。
その後、アメリカでテレビを見ていたらレニー・クラヴィッツの
ドキュメンタリーをやっていて、彼が高校生の頃はプリンスに
はまっていて、プリンスのコピーバンドみたいなのをやって、
ヘアスタイルとかまで当時のプリンスの真似をしていたと知り
ました。ビックリ。
僕が大好きだった音楽をこの人も大好きだった。
プリンス、ボブ・マーリー、ジョン・レノン。
こういう音楽的な「つながり」に気づくの大好きです。
*Five people to whom I'm passing the baton
(バトンを渡す5人)
とりあえず、渡す人はこれから考えたいと思います。
というか、ブログ関係で知り合い、いなさ過ぎ。さみしい。。
やっと一人の方に渡すことが出来ました。
itomameさん。 フィッシュマン好きつながりです。吉祥寺好きつながりです。よろしくお願いします。
てなわけで、5曲はこれまでの人生で本当に思い入れのある曲を選んでみました。この時点までに持っていたCD・レコードがせいぜい200枚ぐらいでした。で、今1500枚ぐらい持っていることを考えると、聴いてる絶対量はあきらかにこの後の方が多いのですが、やっぱり中学・高校・大学の頃にあまりお金もなく、1枚買ったりあるいは借りたいすると何百回も擦り切れるほど聴いた曲達への思い入れは大きいです。この頃に聞いた曲は少なからず僕の人生や生き方に影響を与えていますし。
とは言え、この5曲、最近全然聞いていないですね。またCD出してきて聴いてみよっと。
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フィッシュマンズ/宇宙

僕にとってフィッシュマンズは非常に大きな存在で、だからこのベストアルバムを最初に聴くときに、電車の中で聴くのは嫌だと思っていました。普段はそんなことは言っていられないけど、このCDぐらいは、家のステレオでちゃんとした音量で聴きたいと。で、そういうタイミングになるまでは買わないでおこうという気分で、ずっと買ってなかったのですが、そうこうしているうちに、本当にこのまま一生買わないような状態になってしまいそうだったので、とりあえず買いました。「空中」よりも好きな曲率の高い「宇宙」をまず買ってみました。結局、今までに通勤途中の電車の中でしか聴いていません。ぐすん。
ディスク1をまず1回聴いて、それからディスク2を4回ぐらい聴きました。このアルバムは、やっぱりデモテイクやレアなリミックスが入っているディスク2のために買ったわけで。でもせっかく2枚組なのにディスク1を聴かないのはもったいないので、まず最初に1回聴いとこうという貧乏くさい聴き方のつもりだったのですが、良いのですよ、ディスク1がものすごく。ああ、僕はこのバンドが大好きだったなぁ、やっぱり良いなぁフィッシュマンズ、と再確認。あまりに気持ちよくて、降りるべき駅を通り過ぎそうでした。曲順の妙、でしょうか。
で、お待ちかねのディスク2ですが、タワーレコードのbounceの中で、茂木欣一(キンちゃん)がインタビューで言ってたように、デモテイクの完成度がすご過ぎ。佐藤伸治くんの凄さに改めてビックリです。おそろしいものを感じます。とくに、「ナイトクルージング」、「バックビートにのかって」、「Weather Report」の3曲は、本当にこのままCDに入れて売れそうな完成度。おそろしい。
で、ディスク2を4回ぐらいグルグル聴いたのですが、そのあとでディスク1を聴いたら、やっぱりディスク1の正式リリースバージョンがいかに素晴らしいか再確認ですね。このディスク1に入っている方の正式リリースバージョンを聴いたからこそ僕はフィッシュマンズはスゴイなぁって思ったはずなんですよね、当時。で、やっぱりディスク2は、その別テイクが聴けるというだけなんだとあらためて思いました。デモテイクの完成度は高いけど、じゃあこのデモテイクが当時のアルバムに入ってたら、やっぱりあれほど当時のめりこまなかっただろうなぁ。フィッシュマンズって、やっぱりバンドとして素晴らしいバンドだったんだな、と。
というわけで、現在は結局、すでに持っているアルバムに収録されている曲ばっかり入っているだけのディスク1がヘビーローテーション中です。
いやぁ、いいなぁ、フィッシュマンズ。
~音楽はなんのために 鳴りひびきゃいいの こんなにも静かな世界では~
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Jack Johnson / In Between Dreams

友人のマツザキには、前の前のアルバムの時にすでに「Jack Johnsonがすっげぇ良いから聴け、聴いてみろ!」と言われていたのです。その時は、なんか名前が覚えられず、なんとなくパス。
前のアルバムの時にはすでにタワー・レコードなんかで平積み&視聴&超プッシュ状態でした。その状態を見て、なんか引いてしまった(良くないクセ)のもあり、他のCDをたくさん買ったりで、なんとなく買わないうちにフェードアウト。
そして、このアルバムです。視聴すると、もうすっごく良い、良いのですが、古いレゲエのCD買ったり、オルガンファンクを買ったりで、買わずにCD屋をあとにしたり。近所のツタヤで平積みになっていたのも、なんか買う気をそぐ事件でした。なんかねぇ。。。そうこうしているうちに、発売後何ヶ月も経ってしまいました。こうなるとまた例によって買わないまま…となってしまいそうでしたが、こないだ映画「永遠のモータウン」を見て、そんなわけのわからない理由で自分でも「良い」と思っているCDを買わずにいる自分がバカバカしくなりました。というわけで、今日、会社帰りにあっさり購入。帰りの電車で聴いてきたのですが、、、、
サイコーです!!
ブラボーです!!
インクレディボーです!!
アンビリーバボーです!!
さっさと買っておけということですね。はいそうですね。反省。
この調子で、なんとな~く買わないうちに発売後数ヶ月or数年経ってしまい「今さら、ねぇ。。。」と思っていたCDを買いまくろうかと思います。
いや、しばらくはこのCDを何度も聴きたいなぁ。そして次はJack Johnsonの前のアルバムだな。そして次は前の前のアルバムと。
おくればせながらJack Johnsonにはまろう。はまりた~い。
気持ちいーっす。
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