フィールド・オブ・ドリームス

こないだ読んだ小説「キネマの神様」であれだけ取り上げられていたので、どうしてももう一度見たくなった。

この映画は、公開時に映画館で見たなぁ。
おそらく地元(だった)吉祥寺の映画館。

「キネマの神様」でのローズ・バットの評で、レイとアニーが大学卒業後に農場を買って農業を始めたのは、それこそ自体が当時の彼らの年代の若者にとってはアメリカンドリームだったんだと言っていたのだけど、なるほど、この映画をそういう目で見てみると、学生時代にヒッピー文化にどっぷりハマり、その延長線上に農作物を自分たちで育てる生活を夢見るっていうのは、そういう時代だったんだなぁって思いました。

ローズ・バットは色々言ってたが、ただやっぱりこの映画は「父と子」の物語であるのは間違いない。
それも、子供側の「本当は父親が生きているうちにこういうことを一緒にしたかった」「父親にあんなことを言うんじゃなかった。本当はこういうことを言いたかった。」という思い、誰かの声に導かれて主人公がそういう思いを実現するストーリー。

レイの奥さんのアニーが、よい奥さん過ぎだ!
全男性の夢の奥さんじゃないだろうか。
ローンの支払いができなくなりそうって時に、なんでこんなに協力的なんだよ~。
いい奥さん過ぎだ。
トウモロコシ畑をつぶして野球場を作ったら往年の名野球選手が出てくることよりも、この奥さんの態度のほうが現実味がないぞ!

なにしたって生きていけるさ、っていう楽天的な気分があった時代ってことなのかなぁ。
そうなのかもしれない。

ま、とにかく、アニーっていう存在を含めて、男の夢の映画って感じじゃないでしょうか。
ある日思いついたことを、経済的なことなんて全て気にせずに、とことんやりつくす、それにニコニコ笑ってついてきてくれる奥さん、そしてその先の大成功! という映画。

映画の中だけの夢かもしれないけど、だからこそ映画って見てて楽しいだよね。

久しぶりに見たけど、やっぱりいい映画でした。
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