2009年6月17日、千代田線北小金駅から１０分くらい歩いて本土寺に着いた。ここは紫陽花寺として知られ、この時期は来場者が多い。杉並木の参道を進み、名物・漬物のお店が並ぶ前を過ぎると仁王門がある。仁王門を抜けて石段を下りると境内は広い、左の高台には五重塔があり周囲は紫陽花が囲む。右の本堂を廻り込むように進むと紫陽花がびっしり咲いていた。紫陽花の小道を行くと大きな池が現れ、池には花菖蒲が5,000株あると言う。池の向こうには長い回廊が見える。池を廻って回廊の奥に行くと祖師堂があり、その前にも池のお庭があった。広いお庭を埋め尽くす紫陽花は10,000株とも言われ、花の時期は壮観。この長谷山本土寺は日蓮宗のお寺で、元々日朗・日像ら日蓮門人を輩出した平賀忠晴の屋敷跡と伝えられ、日蓮の支援者であった千葉氏家臣曽谷教信が法華堂を建立し、後に日朗が本土寺として開堂供養したと言われている。
