シニアのウエさんの旅日記

神社を軸に全国各地を歩いてます。

神社歴訪ー117.静神社(関東)

2013-05-03 07:46:18 | 旅行
  関東の神社は思い立った時に日帰りで行く、直近は2013年4月23日、八重桜の名所・静峰ふるさと公園を兼ねて行った。常磐道・那珂インターを降りて30分、臨時の駐車場に着くと目の前に鳥居があった。
 常陸国二宮・静神社の石碑があり、高い石段を見上げると古社の雰囲気をもっている。150段の石段を登り切ると正面に神門が見え、神門の前に織姫の像があった。このあたりは「常陸風土記」(713年)にある「静織の里」。静神社は代々の水戸藩の祈願所とされ、徳川光圀公は寛文7年(1667年)に本殿、拝殿、神門、玉垣、神楽殿等を新たに造営したが、その社殿一切は天保12年焼失、神宝、古文書等を失った。
 現存の社殿は徳川斉昭公によって再建されたもの。扁額の文字は静大神宮。神門から入ると社殿は高い桧に囲まれていた。徳川斉昭公再建の本殿・拝殿は壮厳なたたずまいで、常陸国一宮・鹿島神宮に次ぐ二宮だけのことはある。主祭神は 建葉槌命(武神) (たけはづちのみこと)と 名倭文神(織物の祖神) (しどりのかみ)。また、この神社は、かって、東国の三守護神として鹿島神宮、香取神宮、静神社として崇拝されて、延喜式名神名帳(927年)にも、鹿島神宮などとともに、「名神大」と記されている、との事。境内には摂社・末社も多く、また、樹齢千年と伝えられる元御神木が上屋を設けて保存されていた。本殿の後ろを廻って左側に出ると末社が並んでいる。回廊の下を潜って境内に戻り、横の鳥居から静峰公園の方に出た。
 神社の境内から横に出るとすぐに、たくさんの八重桜が見えた、その八重桜に囲まれた中でゲートボールを楽しんでいる人達がいた。


静神社入口


二の鳥居


境内


織姫の像


神門


社殿


摂社


元御神木


本殿


八重桜に囲まれた中でゲートボール