京風

そぞら歩きの千二百年の都のはんなり歴史街道と四季行事等

「祇園祭」鶏鉾

2009-07-18 09:51:01 | お出かけ

鶏鉾

中国の「諫鼓(かんこ)」の史話より取材、唐の堯(ぎょう)の時代は天下がよく治まっていたため訴訟用の太鼓(諫鼓)も使われることがなくなり、苔が生え鶏が巣を作ったという故事に由来する。

鉾頭の三角形の中の円盤は、鶏卵が諫鼓の中にあることを表しているといわれており、真木の中ほどにある天王座には航海の神である住吉明神を祀っている。

江戸中期を代表する画家、円山応挙やその流れをくむ四条派の下絵による水引により、その画風が堪能できる鉾です。同時に16世紀ベルギーで製作され、重要文化財の指定を受けた飾毛綴(かざりけつづれ)の秀作見送もあり、和洋の美の出会いが楽しめる鉾。また、幕末の人形ならではの大人びた風貌に鶏を飾った天冠を戴く稚児人形も必見です。

15日宵々山21万・16日宵山38万人38万人(午後11時、京都府警発表)