日伊相互文化普及協会

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おいしい懇親会

2006-12-16 13:59:45 | Weblog
ルッカ学院のジャンルーカ先生の来日に合わせて懇親会を行った。ジャンルーカ先生は(株)文流のリストランテの国立店でクリスマスコースを作ってくれた。
実は2日前に私はパソコンから離れたとたんにギックリ腰になって、おととい、昨日と身動きができずに本とテレビのリモコンを抱えて布団の中にいた。けれど「今日は北海道や大阪などの遠方から来てくれる人もいるのよ、寝ているわけにはいかなのよ」と、ヨタヨタと3時間をかけて国立までたどり着いた。

うっ、とか、あっとか言っていた私の腰の痛みはワインを飲んだら不思議に薄らいできた。
浦安から参加した米ちゃんは「もっと飲んだら完璧に治る」と言ってドボドボと私にワインを注いだ。
横浜スローフード協会会長の毛利さんは同感という顔でうなずいた。
ジャンルーカ先生にはギックリ腰と言ってあったのに、「ね、そうでしょ」と相づちのたびに私をこづいて揺らす。



【ジャンルーカ先生のメニュー】
・アンティパストの盛り合わせ
・トルテッリーニのコンソメ仕立て(歳をとった雄鳥から取った出汁)
・海の幸と季節野菜のフリット
・七面鳥の胸肉のオーブン焼き、ポテト添え



ジャンルーカ先生は一皿ごとに厨房から出てきて料理の説明をしてくれる。
遠路はるばる大阪から出てき、シェフの卵の大ちゃんは、一言でも聞き漏らすまいとジャンルーカ先生の顔の前に自分の耳を突き出す。
人夢さんの眼つきはいつもながらの味覚の哲学に挑む探索者。食べてる途中の人夢さんに声をかけたとしても、聞こえないんじゃないかしら。
もし、もしも、食べてる途中でお皿を取り上げたとしたら・・・・。
これは1度やってみたい、危険は覚悟の上でも。

私はトルテッリーニのコンソメ仕立てと野菜のフリットがすごく気に入った。
ジャンルーカ先生の料理は優しくて、和やかでおいしいとたいていの人は言う。

楽しんだ我々はジャンルーカ先生と一緒に店を出た。
札幌から参加したうるわしの熟年女性、野崎さんは国立駅のそばにホテルをとっていた。
明日はのんびりと東京見物をするそう。
米ちゃんの元気は有り余っていて、私に次を誘うのだけれど、麻痺したギックリ腰の、明日の反動が怖いので帰ることにした。
イタリア、イタリアと言ってまた1年が過ぎてゆく。


                                Emi

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