8月24日(水)
京都での怒涛の10日間から帰ってきてからも目まぐるしい日々が続いた。
8月5日~8日 東京で秋からのプロジェクトの準備、
9日~13日 「あなたのうたはわたしのうた」ソウル公演、
14日~16日 「あなたのうたはわたしのうた」東京公演、
17日~19日 ZEROキッズ録音、
21日 カラオケ大会審査員(たま~にやります)、
22日からは断続的に打ち合わせ…。
そんなこんなしているうちに、もう8月ももう後半。
ずいぶん充実した毎日だったが、過ぎ去ってみると本当にあっけないものだ。
今となっては、こうすればよかった、ああすればよかった…なんていう反省ばかり。
もう少し、ぼく個人の問題として思考するための「プリプロ」(準備)の時間をもっととるべきで
あったことを強烈に感じる。
これはぼくの仕事のやり方自体に問題がある。
どちらかというとぼくはかなり大量の仕事を平行させて、一気に突き進むタイプ。
それにはいろんな事情があって、これまで多種多様な作品をリリースする仕事をしていたことや、
ある意味タイトル数をどれだけ出せるかが勝負、みたいなところもあったりして、
それが仕事のスタンスに影響したこともある。
しかし、それよりも何よりもぼく自身の〝せっかちな〟性格が最大の原因であることは議論の余地がない。
とにかく、すぐ決めて、すぐ実行して、すぐ形にすることが好きなのである。
ある時期まで、それは一種の「売り」であった。
でも今、時代の空気は少しずつ、しかも確実に変わってきている。
その新しいスタイルの見出すために、毎日苦慮している。まださっぱりわからない状態。
ここで時折報告している「勉強会」を若い世代の人たちと始めたのも、それに対する答えを
見出したいと思ってはじめた気持ちの表われのひとつ。
なんとかこういう「ものづくり」の型というものを見つけてみたい、ソフトを「制作」することの道筋をある程度まで、
方法論としてつくってみたいという想いがある。
まだまだスタートしたばかりだが、少しずつ生活の中に「異化作用」のように、そんなものを入れ始めている。
結果が出るのには最低二年はかかる。
でも、決してせっかちにならぬ様、じっくりゆっくり取り組んでいきたい。
●
午後から日本女子大学。
来月録音する「シング・ウォーク・ダンス」(音楽之友社刊)のリハーサル。
この録音は日本女子大学で音楽を教えている先生方が、模範演奏者として参加する方式をとる。
随分たくさんの数になるために、事前に確認をしようというはからい。
昨日は、今泉がシンプルなシステムを持ってきてくれたため、一人ずつの「現状」を録音してお渡しした。
会場は大学構内の教室。
女子大の教室に入るのは初めてゆえ、かなりドキドキであったが、考えてみると先生には男性が
いっぱいるいるわけだから、なんてことはないことに気づく。
我ながら、かなり単純なことがわかっていない。
おひとりずつの演奏対して、楽譜のチェックとともに先生方と一緒に寸評。
これがなかなのヘビーな仕事。
しかも今泉は自分では言わないで、ぼくに「あのここさ、こういってあげたらいいんじゃないの」と耳元で囁く。
ズルい男である。
「オメーナ、自分で言えよ、自分で!」と思いながらも、ついニコニコとそれを代弁してしまうぼくって何??
つくづく人様の演奏に対してアーだ、コーだといえるような実力を持っていないことを自覚。
それでも久しぶりに教室というところに入って、ワイワイと楽しく過ごすことができた。
もしかしてぼくは結構、学校が好きだったのかも、しれない。
録音は来月の22日と23日。
夕方に予定していた「ハーモニー」のインタビューが延期。
指揮者の藤井宏樹さんが体調を崩したとのこと。
僕なんかよりもずっと過酷なスケジュールを精力的にこなしているだけに疲れもピークだったんだと思う。
早い回復を祈り、来週の「再会」を心待ちにしたいと思う。
京都での怒涛の10日間から帰ってきてからも目まぐるしい日々が続いた。
8月5日~8日 東京で秋からのプロジェクトの準備、
9日~13日 「あなたのうたはわたしのうた」ソウル公演、
14日~16日 「あなたのうたはわたしのうた」東京公演、
17日~19日 ZEROキッズ録音、
21日 カラオケ大会審査員(たま~にやります)、
22日からは断続的に打ち合わせ…。
そんなこんなしているうちに、もう8月ももう後半。
ずいぶん充実した毎日だったが、過ぎ去ってみると本当にあっけないものだ。
今となっては、こうすればよかった、ああすればよかった…なんていう反省ばかり。
もう少し、ぼく個人の問題として思考するための「プリプロ」(準備)の時間をもっととるべきで
あったことを強烈に感じる。
これはぼくの仕事のやり方自体に問題がある。
どちらかというとぼくはかなり大量の仕事を平行させて、一気に突き進むタイプ。
それにはいろんな事情があって、これまで多種多様な作品をリリースする仕事をしていたことや、
ある意味タイトル数をどれだけ出せるかが勝負、みたいなところもあったりして、
それが仕事のスタンスに影響したこともある。
しかし、それよりも何よりもぼく自身の〝せっかちな〟性格が最大の原因であることは議論の余地がない。
とにかく、すぐ決めて、すぐ実行して、すぐ形にすることが好きなのである。
ある時期まで、それは一種の「売り」であった。
でも今、時代の空気は少しずつ、しかも確実に変わってきている。
その新しいスタイルの見出すために、毎日苦慮している。まださっぱりわからない状態。
ここで時折報告している「勉強会」を若い世代の人たちと始めたのも、それに対する答えを
見出したいと思ってはじめた気持ちの表われのひとつ。
なんとかこういう「ものづくり」の型というものを見つけてみたい、ソフトを「制作」することの道筋をある程度まで、
方法論としてつくってみたいという想いがある。
まだまだスタートしたばかりだが、少しずつ生活の中に「異化作用」のように、そんなものを入れ始めている。
結果が出るのには最低二年はかかる。
でも、決してせっかちにならぬ様、じっくりゆっくり取り組んでいきたい。
●
午後から日本女子大学。
来月録音する「シング・ウォーク・ダンス」(音楽之友社刊)のリハーサル。
この録音は日本女子大学で音楽を教えている先生方が、模範演奏者として参加する方式をとる。
随分たくさんの数になるために、事前に確認をしようというはからい。
昨日は、今泉がシンプルなシステムを持ってきてくれたため、一人ずつの「現状」を録音してお渡しした。
会場は大学構内の教室。
女子大の教室に入るのは初めてゆえ、かなりドキドキであったが、考えてみると先生には男性が
いっぱいるいるわけだから、なんてことはないことに気づく。
我ながら、かなり単純なことがわかっていない。
おひとりずつの演奏対して、楽譜のチェックとともに先生方と一緒に寸評。
これがなかなのヘビーな仕事。
しかも今泉は自分では言わないで、ぼくに「あのここさ、こういってあげたらいいんじゃないの」と耳元で囁く。
ズルい男である。
「オメーナ、自分で言えよ、自分で!」と思いながらも、ついニコニコとそれを代弁してしまうぼくって何??
つくづく人様の演奏に対してアーだ、コーだといえるような実力を持っていないことを自覚。
それでも久しぶりに教室というところに入って、ワイワイと楽しく過ごすことができた。
もしかしてぼくは結構、学校が好きだったのかも、しれない。
録音は来月の22日と23日。
夕方に予定していた「ハーモニー」のインタビューが延期。
指揮者の藤井宏樹さんが体調を崩したとのこと。
僕なんかよりもずっと過酷なスケジュールを精力的にこなしているだけに疲れもピークだったんだと思う。
早い回復を祈り、来週の「再会」を心待ちにしたいと思う。