庭と花の物語*西原村

小さな村の小さな庭やそこで育った花々を紹介します。季節の移り変わりとともに。

アジサイの思い出    残す?残さない!

2017年11月20日 | 花木

6月はアジサイの季節

毎年迷う季節でもある。

(庭を埋め尽くすアジサイを

雨の中見に歩くことはほとんどない)

アジサイを切ってしまうか

残して毎年大きく咲かすか

低く育てた花

藪の中に咲く花

大きく育てた花

 

明るい庭にして可愛い花を咲かせたい   しかし

アジサイの咲く場所には何も植えられない

 

 

 

大事な花の上に覆いかぶさることもしばしば

この冬が決断の時かな

写真を眺めて思い悩む

どの花も母が植えた花

「切ってもいいよ」と母は言った

「山アジサイは大事にして」とも言った。

 

ぐづぐづしていると取り返しのできない藪になってしまうだろう

明るい日当たりのよい庭を目指しているが

迷わずにはおれない冬のひと時  

 

 


最高に美しかった2014年4月3日の 黄スミレ

2017年11月14日 | 山野草

外輪山がキスミレで埋め尽くされた日

最高にキスミレが輝いた日

その日、

ここ二重の峠に行けたのは偶然

友人が熊本に来たので、

2014,4,3に案内した   

その日のキスミレは息をのむほど   

焼かれた草原の

黒い山肌に黄色のスミレが   一面に咲いている。

 

 

二重の峠の石畳の豊後街道の遊歩道から写真を撮ったのでした。

 

標高800メートルから1000メートルの外輪山はこのキスミレにおおわれるのです。

氷河期の名残の花

今年の春は雨の中、友人を案内したけれど、

黄スミレはぽつんと一つ咲いていました

 

同じ日に 阿蘇火口も案内しました。

この後、阿蘇は小規模噴火を繰り返し    いまだ登山はできません。

 

この時は火口の底が見えています

いままで十数回来ていますが

ブルーグレーの湯だまりしか  見たことがなかったのでした

 

白川水源をまわり

 

一心行の桜を見てこの日の案内は終了

恵まれた一日だったことを  今さらながら思わずにはおれません


地震前の庭    2016年4月1日の午後

2017年11月09日 | 

 

 

この庭には45年間の物語がありました。

 

画面は地震の2週間前2016年4月1日の写真です。

毎年春に花は咲きますが、一度として同じ春はない

母はそう言っていました。

この年の4月1日には桜が満開でした。

母が最後に病室に置いた雪割草

 

いつの間にかプランターの中に咲いた肥後スミレ

 

母は嫌っていたハナニラが咲く小道

 

もうこの風景はなくなった

この日から二週間後に壊れたのです。

 

 

地震から1年くらいは さっぱり諦めていたけれど、

時間がたつほど  以前の庭が懐かしくなっていく  

あの日の庭に戻したい   でもそれは無理なことです 地震が来なかったとしても

 

庭木は毎年成長していくから、草花は変化せざるをえない

日の当たる場所を作ってやらないと花は消えていきます。

庭中に黄色のけまんが咲いていました。

 

今は山茶花が咲いているでしょう。

(わたしは西原村に居ません)

 

冬が来たばかりなのに、春が待ちどおしい今日この頃です。


神田古本祭り

2017年11月05日 | 旅行

久しぶりに神田古本祭りに行きました。

パンフレットをもらって、本屋の町を4分の1ほどまわりました。

ちょっとおしゃれに変わったようにも。

 

 

 

 

靖国通りを歩いて、すずらん通りに回りました。

本屋ばかりではなく、屋台や小物の店もでて、すごい人出がありました。

小学館のビルは新しくなっていました。

壊される前に、人気漫画家が壁に漫画を描いて

多くのファンがあつまって写真を撮っていた

その光景がニュースになっていました。

「古瀬戸」でカレーとコヒーを食べ

壁には木戸まあこさんの壁画が暖かい。

女性の作家さんの作品かな、他にも展示が多くありました。

昭和のかおりの喫茶店「さぼうる」の前はやはり人が並んでいました。

誰もいなければ入ります。

この街にはゆっくり見たい本屋がたくさんあります。

「ブックオフ」は便利ですが、心地よいセンスの良さは神田にかないませんね。