庭と花の物語*西原村

小さな村の小さな庭やそこで育った花々を紹介します。季節の移り変わりとともに。

2020年の庭 12月になって紅葉

2021年01月31日 | 
やっとモミジが紅葉しました。
その時には、銀杏はすっかり落葉していました。










藪の中を歩いて写真を撮りました。
草の実が全身についてしまうので、歩く箇所が限られます。


咲き分けで絞りの椿。
大輪の花が見事ですが、藪が深いところにあるので、
毎年忘れられています。


赤の山茶花
植えてから50年近くになるので大木です。


斑入りの山茶花  
植えられてからかなり年月がたっていますが幹回りも細いままです。


八重咲で小ぶりの山茶花


毎年見事に多くの花をつけるピンクの椿
一月くらいは咲いています。



2020年の12月の庭でした。


スミレ 草原の妖精たち(2017年のブログ)

2021年01月31日 | 山野草
この菫が咲いていたのは掘り返された草原です。
この菫をまたみることができるのでしょうか。



牧草地を歩くと出会う


はるの短い間だけ出会う


スミレ   時期がずれると姿を見ることが難しい




立ちすぼスミレ   家の周りに咲いています。
















 



まるで草原の妖精たち 


でも


毎年同じようには咲きません


 


我が家の庭にも


樹木の枝を剪定すれば必ず咲いてくれるから


日の当たる場所を作ってやりましょう


2020.工事   11月の草原は黒い土に

2021年01月30日 | 広場と公園

萌の里のコスモス畑が積み上げられ黒土の間に見えています。
ピンクのじゅうたんのように見えます。

2020年の4月からダムの調査は行われていました。
どれほどの土がこの場所に運ばれるのか、
計算されたのですね。
斜めに建てられた板の角度にきちんと合わせて土が置かれています。

その正確さに感心はするものの、何か大切なものを失ったような
先の見えない不安のような、見てはいけないものを見た時のような
そんな気持ちになりました。





草原の下が10mほど掘り下げられていました。


表土は30cmの厚さで削られ盛り土にされていました。
工事終了後元の表土に戻されるのだと思います。(聞いた訳ではありませんが)
元の表土でなければ、草地に戻ることがないからだと思います。
都会の道路脇と同じように外来種の植物とツクシやイラクサのような雑草に覆われた荒れ地に
変わってしまうことを避けているからだろうと思います。
何千年も草原として保たれたこの場所は
一度壊れたらもとには戻りません。






前日はかなり雨が降りました。
掘り返された工事現場が、雨に耐えられなかったのです。
土の道路をどろ水が流れ、あわや壊れそうになったのではと  思いました。



2020年8月のこの場所

2020の花のはなし  コスモス

2021年01月25日 | 萌の里

12月の半ば
萌の里のコスモス畑を散策  
あたりは冬の夕闇に消えてゆきそうでした


















振り返って 萌の里の建物をみました。
西陽が山を照らしています。
コスモス畑の向こうでは道路工事をしていました。大切畑ダムの復旧工事が始まっています。
ダムに沈む田畑の土を一時避難させる場所をつくっています。この草原がその場所なのです。
そこで、土を積んだダンプカーが通る道路を作っているのです。

5時過ぎ  現場作業は終了していました。
これから3年かけてダムは完成すると聞いています。

このダムの水が使えないと、作物の生産ができない農家が多くあります。
大切畑の堤(ダム)は江戸時代に築かれたため池でした。
長い年月村の生産を支えてきたのでした。