庭と花の物語*西原村

小さな村の小さな庭やそこで育った花々を紹介します。季節の移り変わりとともに。

2月の庭は休眠中      明日が暖かい日になりますように

2017年02月27日 | 

春の前にお掃除をしなければ。

荒れたまんまの庭です。家族は「藪」と呼んでいます。

都忘れの冬越し

母の仕事(草取り)の道具もあの日のままここにある。

 

肥後椿は満開。

 


1月に奈良に行きました。    額田王の秘密

2017年02月27日 | 旅行

粟原寺のこと。

この寺を比売額田なぜ建立したのか。

この時代の姫額田はあの「紫のにおえる君」と歌われた額田王と言われています。

額田王とこの寺の秘密を知りたい方は「気ままに何処でも万葉集」のブログをあけてくださいね。

 

粟原寺

 急斜面をのぼって寺まで行きます。途中、粟原の白壁の家々もうつくしいですよ。

 

額田王がどんな人生を送ったのか。

「気ままに何処でも万葉集」でわかる。

 誰につかえ、、誰を愛し、彼女は最後に何を考えていたのか。

万葉集の歌の意味が分かると、旅のヒントにもなりますよ。

 


旧細川刑部邸(きゅうほそかわぎょうぶてい)  現在は閉園中

2017年02月25日 | 俵山

格式のある武家屋敷。

地震で痛んだため現在は休園中。

 

 

 

 

 

 

石灯篭も倒れたかな。

こんな窓の作りがちょっと気になる。

刑部邸の中庭に肥後椿が咲いていた。

我が家の庭もそろそろ椿の季節。

3月になったら、花だよりをがんばりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 庭の脇役   

2017年02月25日 | 俵山

 シャガ

湿った日陰を好む。

 

 ユキノシタ

以前は大文字草が庭に多く咲いたが、ここ数年は見当たらない。

 ニリンソウ

夏には丈高い雑草におおわれるが、毎年春には姿を見せてくれる。

 テンナンショウ

どこにでも顔を出す、庭の古株。

 白のツボスミレ

木を伐採して、庭を明るくしたら、さっそく咲いてくれた。

 白雪けし

湿り気の多い日陰に咲く、地下茎の根をもつ。

近所の方にも多く分けた。もとは中国東部の林に自生した花である。

父母が集めきた花が命をつないでいる。

狭い庭だが、飽きずに日々眺める。

庭の脇役であっても、消えてしまうとさびしいものだ。

言えることは、どの春もそれぞれに違いがある、年々庭は変化していくということである。

今年の春は、みなさんにお知らせします。3月になったら。


熊本城(2014年4月)   

2017年02月23日 | 熊本地震

熊本城天守閣

明治10年西南戦争のときに焼失した熊本城。

昭和30年代復元された。

当時木造の巨大建築は許可がおりず、やむなくコンクリートで造った。

木造で造られていたら、地震の被害も変わっていたかもしれない。

おもてなし武将隊という案内人がいた。

熊本城には大きな門がいくつもある。

南の大手門からはいると

 

 

宇土櫓とよばれる櫓は、本丸天守閣の北隣にある。

西南戦争の火災の時、北からの強風であったため焼失を免れた。

小さなお城ならば天守閣といえるほどに立派である。

宇土櫓

建てられた時のままに今に残っている。

床板が外されて、足下の石垣を上から見ることができた。

武者返しの石垣がみごとに見えたのであった。

熊本城は2030年を目標に修復を進めるそうだ。

次はぜひ桜の満開のときに訪れてみたい。


庭のハナニラ     強すぎでしょう?

2017年02月23日 | 

ハナニラ

どこにでも広がっていくハナニラ。

母は元気な時、自分の大切な花の周りからハナニラを取り除いていた。

 

花のないところ、陽当たりの良い場所はハナニラにおおわれている。

ハナニラは強い?のでしょうね。

一つの球根に多くの小粒の球根が付いている。

今年はどこにハナニラがおおく咲くのか。

日の当たる場所の微妙な変化も教えてくれる花である。

母の花の周りにはさいてはいけないよ。

40年以上は咲き続けてきたハナニラ。

 

 


都会の小雀たち    三菱1号館美術館前     

2017年02月21日 | 広場と公園

三菱1号館美術館

2017年5月21日まで   「オルセーのナビ派展」を開催している。

美術館まえの広場はちょっとした憩いの場になっている。

白のミツマタ

春いちばんが吹く中に寒桜。

腰かけてパンをかじっていると小雀が集まってきた。

同じベンチに止まり、足元で遊ぶ。

おこぼれを待っているようだ。

あたりを見回したが、スズメが寝泊まりできるようなすきまは見当たらない。

遠くからここをオアシスとして通っているのだろうか。

クリスマスローズも咲いていた。

この庭の薔薇は手入れが行き届いているので楽しめる。6月が楽しみ。

 


チクシイバラ知っていますか ?     九州のいばら

2017年02月20日 | 野の花

チクシイバラ

一重のはなびら。香りもほのかにある。

北部九州の自生地は天然記念物に指定されているとか。聞いたことがあります。

挿し木にしてもすぐ大きくなります。   丈夫なバラ。

とげはありますが、さほど硬くはありません。

改良種が、花屋に出ています。一斉に咲くと見事です。


アザミの花も色とりどり    いつの間にか庭に

2017年02月19日 | 野の花

とげの多いアザミ

庭に向かない花です。

あまり世話もしないのに、かってに広がっていきます。

紫、ピンク、紅、白  オレンジに近い色も。

父母はどうしてこの花を選んだのか。それを考えるのも今の私の楽しみ。

 

今年は咲くのかな?  

昨年、庭を雑草の海にしてしまったので、弱い花は消えているかもしれない。

 

 


ミヤマキリシマの咲くいただき    阿蘇仙酔峡

2017年02月19日 | 野の花

阿蘇の仙酔峡は中岳(火口)の東側にある。

近年は中岳から仙酔峡に至る道は立ち入り禁止になっている。

数十年前にはロープウエイが、中岳山頂から仙酔峡まで運航していた。

一度乗ったことがあるが、スリリングな大パノラマだった。

毎年、5月半ばに熊本放送がミヤマキリシマのニュースを流す。

平日の駐車場は午前中ならば大丈夫である。

 

 

山頂にはこんな風景がある。

この観音はむかいの高岳の岩場「鷲ヶ峰」に向いている。

岩登りの途中で亡くなった若い人たちの慰霊のために、遺族が建てた石碑である。

鷲ヶ峰を望む。

仙酔峡は高岳登山の入口になっている。

尾根つたいの道と、鷲ヶ峰の谷道。

かれたミヤマキリシマ

ウイルスの侵入で木が枯れていた。

熊本では戦後間もなくから、長い間ミヤマキリシマの保存問題が協議されていた。

大半の意見は自然に任せるだった。

道路ができた頃から消毒をするようになった。

しかしミヤマキリシマは毎年何本か枯れている。

何十年、何百年の古木だからだいじに残したいが。

この3年間の中岳の噴火で、火山灰もかぶっている。

地震で道も通行不能に。重ねて、残念なことである。

 

 

 

 

 

 

 


俵山の管理人さん    山の冬と春の景色

2017年02月18日 | 旅行

西原村から委託された俵山の管理人。

正式な名称は知らないが、山の監視をする人がいると数年前に知った。

一月に4回、山を見に行くそうだ。

冬の写真は「萌の里」のすこし上である。

曇りで寒い日だった。家族でちょっとだけ登った。

30分ほどで登るが、足元は凸凹で急坂である。息切れがする。

 

春の俵山、冬の場所よりさらに上に登ったあたり。

管理人のHさんに、2013年5月6日に軽トラックで案内してもらった。

その日は青空で風が少しだけ吹いたが、気持ちの良い日だった。

山は季節、天候によって激変する。

現在地震で崩れたところもあるだろう。

 

俵山のことを知り尽くした山の達人であり、山野草の達人だった。

Hさんの物語は又いつかしましょう。

 

 


残り物のエビネラン   山の贈り物

2017年02月17日 | 野の花

エビネランは知らないことが多い。

父が元気なころ、エビネランの展示会があると遠くまでも訪ねて行ったそうだ。

実家に帰る時は、エビネランの花の時期ではなかったから

どんな花なのか知らかった。

15年以上前、母とエビネの植え替えをした。

そのときに、分けられた小さな苗を別の場所に植え替えた。

それが写真の花である。

その後、大株は消えてしまった。

なにがいけなかったのかわからない。

ピンクの欄は、はかなげな花で美しい。

白いエビネランも目を引く。

最近は改良種が主流だそうだが。

九州の山にこんな花が咲いていたと思うと複雑な気持ちになる。

山からの贈り物だと思う。


ツバメソウが主役(?)になるとき   こぼれ種の花畑  

2017年02月17日 | 

毎年こぼれ種で咲き続けた20年(?)

写真に撮るようになったのは6,7年前から。

 

 

しろ、水色、青、華やかなアレンジに。

間に白い月見草も咲いている。

月見草が開く夕方に撮った。

この時間を母は一番好きだと言っていた。

ところがこの花畑が消えた。去年のこと。

今年も見られないでしょう。

しかし、種を求めてツバメソウの復活を試そうと思う今日このごろ。


記憶の中の観音堂      西原村 多々良 

2017年02月16日 | 西原村, 熊本県,

観音堂の話

古い集落には観音堂がある。

真ん中の小さな赤い屋根が観音堂。

 

今では鍵がかかっている。

また、道路の改修のときに建て替えて場所は数メートル移動している。

50年まえは四畳半くらいの板の間で、壁も戸もないお堂だった。

女の子が集まって遊んでいた。

このお堂の横を歩いて、母の実家に夏休みに遊びにいくのが最高の楽しみだった。

坂道を上り、

水路沿いの道を歩き、さらに先の祖父母の家に向かった。

今ではコンクリートの暗渠になっているが。

水路には透き通ったきれいな水が流れていた。のどが渇いた時にはのんだ。

石造りの水路で、水車小屋もあった。

水車小屋の中をのぞくのも好きで、穀物の香りを全身で浴びたのだった。

そのとき子供だった私だが、粉っぽい穀物の香りを鮮明に記憶している。

この坂道は、バス停から祖父母の家までの道の中で、唯一の近道。

水路にもなっていたので、どれだけ歩きにくかったか、説明するのも難しい。

しかしここを上ると観音堂の横に出る。

 坂道の左側が観音堂。   昔は右側。

 

そして母が本家の本家と呼んでいた家がある。

祖父母の家はとっくの昔になくなっているので、本家の本家、私の記憶には何もないが懐かしいと思う。

不思議。

観音堂にはもちろん観音様が祭られていた。おそらく古くからだろう。

しかし観音像は盗まれてしまった。

鍵もない田舎のお堂の観音まで盗むのはばちあたりだ。

西原村のほかの観音堂の像も同じ被害にあっている。

私もあそんだお堂。母も遊んだお堂。 花が供えてあった。

あそびに興じていたが、記憶の底に残っている。

 

 


赤のドウダンツツジは九州の固有種      

2017年02月16日 | 

   ボケ  他のボケと比べると花が大きい 

   赤のドウダンツツジ 

  阿蘇から大分の九重にかけて自生する九州の固有種。

   そのように聞いています。

   上の写真は、庭のドウダンツツジが枯れたので新しく私が植えた苗。

   昨年の地震で、垣根の中にあった数本の赤のドウダンも処分することになりまいた。

   この苗だけになりました。

   大きくなるのを楽しみにしています。

   これは昨年の写真です。

   ほぼ自然のままに育てるので、テッポウムシに注意です。

   この花の物語は、たくさんありますが又いつか。

  シャクナゲツツジ  見上げる大きさです。