庭と花の物語*西原村

小さな村の小さな庭やそこで育った花々を紹介します。季節の移り変わりとともに。

日比谷を散歩      いろいろ遊べる界隈です

2017年07月18日 | 広場と公園

日比谷公園の大噴水

 

噴水の広場は様々なイベントの会場にもなります。

イベントの時はとってもにぎやかですよ。

 

この日は森の奥から音楽が響いてきていました。

音の出ている方向に歩いてみると

少年少女が列を作っていました。

野外音楽堂でコンサートをやっていたのです。

 

さらに歩いてみました。

梅雨明けはしていると思います。

気象庁の発表はまだですが。

池は、昔入り江だった名残とか。

 

公園は広いです。

カフェでやすんで、、レストランで食事もできますよ、数カ所あります。

すべて歩くとかなり時間がかかります。

 

 

 

 日比谷門の脇に花店があります。

今日はベコニヤが並んでいました。

この店のシクラメンは素晴らしいですよ。冬にどうぞ。

店内のレイアウトも素敵です。

 外から見てもおしゃれです。

日比谷門の向かいは帝国ホテルです。

 

日生劇場、東京宝塚劇場が並んでいます。

 宝塚劇場の前はいつも女性たちでいっぱいです。

 その中に

 佐藤忠良のブロンズ像が立っています。

じっくり見てほしい作品。

 

東京宝塚劇場は7月23日まで早霧せいなと、娘役咲妃みゆのさよなら公演。

「幕末太陽伝」「Dramatic ”S”」をやっています。

 

雨が少なく、真夏日の続く7月です。

アジサイも精彩がありません。

ここから、JR有楽町の駅まで5分。

日比谷界隈は年配者でも大丈夫ですよ。

楽しめます。

 


首賭けイチョウ       江戸の古木の今

2017年07月18日 | 広場と公園

地下鉄千代田線の日比谷駅の階段60段を上ると、日比谷公園の東側入口に着きます。

ちなみに霞が関の階段を上がると西側の日比谷公園入口に着きます。

公園には「松本楼」というレストランがあります。

日比谷公園は明治36年、日本で初めての西洋式公園として誕生しました。

森の中にたたずむレストランは、明治36年日比谷公園と同時に開業しました。

おしゃれな三階建て洋風木造建築でした。

以来多くの文人、芸術家に愛されたそうです。

実は

昭和46年秋、放火により炎上焼失した松本楼。

当時沖縄デーの混乱のさなかでした。

しかし

昭和48年9月25日、全国からの励ましや寄付によって再オープンしたのでした。

 

松本楼のわきに「首かけ銀杏」の木はあります。

松本楼炎上焼失のとき、このイチョウの木も黒こげになりました。

しかし翌春、

力強く若葉を芽吹かせたのでした。

樹齢400年といわれています。

首賭けイチョウの由来が記されています。

明治32年ごろ

道路拡張の際、伐採されそうになったとき、日比谷公園の設計者の本多静六博士が

「首に賭けても移植させる」と当時の東京市議会の議長に進言して移植された古木です。

現在の日比谷交差点付近にあった木でした。

江戸時代の初めから生き残ってきた木。

その前のいわれもあったことでしょう。

 

赤レンガの日比谷公会堂が正面。

西洋式庭園には薔薇が咲いていました。

 

 

 

木陰には、べんちで休む人も多くいました。

近くに来たら立ち寄ってはいかがでしょうか。


西洋美術館の白い花       世界遺産の美術館

2017年07月13日 | 広場と公園

東京上野の西洋美術館

ル・コルビジェの建築として世界遺産になっています。

アルチンボルトの展覧会をやっています。

16世紀の画家ののすごさが際立っていますよ。

前庭にはロダンやブルーデルの彫刻が展示してあります。

前庭の出入りはもちろん自由。

ロダンの「疑獄の門」のまえにはベンチが並んでいます。

待ちあわせに便利です。

この広場の花は   白花のキョウチクトウ

白花のムクゲ

白花のアジサイ

クチナシもちろん白い花です。花は終わっていましたが。

この季節はホワイトガーデン(!?)になっていますよ。

 

ショップやレストランは自由に入れます。

ル・コルビジェの庭を眺めながらレストランで食事はいかがですか。

リーズナブルなお値段です。

 

 

 


オカトラノヲ・ネジバナの季節  身近なところにあります。

2017年07月03日 | 山野草

 オカトラノヲが咲きました。

 道路わきののりめんに群生しています。

 毎年咲いています。

 草刈りが早く実施されると、花を見ない年もあります。

多摩ニュータウンはいたるところに野の花が見られます。

里山だったころの名残でしょうね。

 白い花なので華やかさはありませんが。

庭に植えたいような美しい花です。

 団地の中の道路を歩くときは、探してみませんか。

同じころにネジバナも咲いています。

多摩市の道路の中央分離帯の芝生に今花盛りです。

車で通るときについつい眺めてしまいます。

危ないのでやめましょうね。    

実は

多摩ニュータウンの公園のほとんどの芝生で見ることができますよ。

花の付きかたがいろいろあります。

最近ストレートに花が咲いているのをよく見ます。

ネジバナに何かが起こっているのでしょうか。

横から見ると探しやすいですよ。

庭ゼキショウや アカバナもクローバーの間に咲いています。

歩いていると汗ばむ季節になりました。

熱中症に気を付けてくださいね。

 


プラタナスの古木   時代とともに移り変わった草地と中沢池   

2017年07月01日 | 樹木

ショウブの花を見に行きましたが

すでに花の時期は終わっていました。  わずかに残った花を写真に撮りました。

 

 

 ここは東京都多摩市の中沢池公園

ショウブ田があります。

 

 

 昔はちいさな田んぼの棚田があったところです。

今は、ほぼ昔の姿を残したまま公園になっています。

 

 

花が終って、雑草抜きと茎の剪定をしていました。

 

 水辺で遊べるように小川の流れを作ってありますが。

 横に自然のままの中沢川も流れています。

下の写真が中沢川。ちいさなせせらぎです。

この地域のたいせつな生活を支えた川でした。

 

中沢池からの流れです。   中沢池は湧水と雨水をためた池です。

 やはり自然の川のほうがきれいですよね。

 

ショウブ田を過ぎて、公園の一番奥に池はあります。

 

 この池は江戸時代(寛文年間 1665年)に作られたものです。

昭和9年に地元の有志9人によって現在の形に改修されました。

落合あたりまでの水田に水を送っていました。

多摩ニュータウンができてから田んぼはなくなりましたが。

 

池の奥の緑地は、今はゴルフ場になっています。

明治頃までは多摩村の草刈り場でした。

長い間草地として維持してきたので、明治以後には牧場となり、乳牛が飼われていました。

日本最初のアイスクリームはここの牛乳が横浜に運ばれてつくられたのでした。

牧場からゴルフ場に変わるのには、さほど手間はかからなかったことでしょうね。

戦後のことです。

 

わずかに文明開化時代の名残があります。

池の端にある「プラタナスの木」です、

樹齢100年を超える古木です。

日本に最初に持ち込まれたプラタナスの一本です。

 正面中央の木です。

 多摩村の歴史を伝える大切な木です。

草刈り場は入会地でした。池を作るには適当な場所でした。

ここに、プラタナスの木を植えたのですね。

どんな物語があったのでしょうか。

 

 冬に数百の実が枝先につくのが見事ですよ。