旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

東北ローカル線の旅5~陸羽西線の旅

2016-09-09 14:21:56 | 東北ローカル線の旅
平成28年8月4日(木)
 まず、山形新幹線つばさ171号 新庄行で陸羽西線の起点、新庄駅に向かいます。




 新幹線乗り換え口にはレゴブロックで出来た山形新幹線が置かれていました。


 E3系2000番台新デザインの車両です。




 今日使用するJRの乗車券です。
 つばさ171号を使う場合、大人の休日倶楽部会員の割引を使うより、この組み合わせが、ジュース1本分ぐらいお得ですと、窓口のお姉さんが発券してくれました。


 宿泊している山形駅西口ワシントンホテルは、山形駅と連絡通路でつながっている山形市内では最高の高さの「霞城(かじょう)セントラル」にあります。フロントが最上階の24階にあり、客室が19階から21階になっています。


山形      07:01発   
 山形駅を出ると霞城公園に、復元された山形城の二の丸東大手門が見えます。
 山形城は、山形市霞城町にあったお城。別名は霞城、霞ヶ城(かすみがじょう)と呼ばれていました。


北山形      レ
羽前千歳     レ
南出羽      レ
漆山       レ
高擶       レ
天童南      レ
天童      07:10着 07:10発


乱川       レ


神町       レ
さくらんぼ東根 07:15着 07:16発
東根       レ


村山      07:20着 07:21発


袖崎       レ
大石田     07:30着 07:31発


北大石田     レ
芦沢       レ
舟形       レ
新庄      07:46着


 新庄駅には山形駅などのように新幹線乗換改札口はなくそのまま、駅改札口や在来線のホームに行くことが出来ます。


 新庄駅西口。


 西口ロータリーにはモミの木のモニュメントがありました。このモニュメントは10時や12時、15時、18時など時間によって新庄祭りのからくりが出てくるものだそうです。


 新庄祭りとは、1756年時の藩主戸澤正諶が、前年の大凶作で打ちひしがれている領民に活気と希望を持たせ、豊作を祈願するために、戸澤氏の氏神である城内天満宮の「新祭」を領内あげて行つたのが起源とされているそうです。
 本まつりでは、藩政時代を思わせる古式ゆかしい神輿渡御行列と20台の絢爛豪華を競う日本一の山車(やたい)パレードが行われるそうです。
 その山車が駅にも展示されていました。


 これから乗る陸羽西線は、山形県新庄市の新庄駅から山形県東田川郡庄内町の余目駅までを結ぶ43kmの鉄道路線です。
路線の大部分は最上川沿いを走るため、「奥の細道最上川ライン」の愛称が付けられています。


 駅には陸羽西線スタンプラリーのチラシが置いてありました。新庄駅・古口駅・余目駅・酒田駅の4駅のうち3駅のスタンプを集めると、特製クリアファイルがもらえるとのことなので台紙をもらいました。




 ホームからは、明治36年に作られた機関庫が現存しています。機関庫前後の延長部分は木製ですが、主要部の壁面はオランダ積みの赤レンガになっています。


 新庄駅08:12発、陸羽西線 普通 余目行に乗ります。  


 新庄駅を出発するとしばらく奥羽本線と並行して北上し、その後西にカーブしていきます。




 東北中央自動車道をくぐり、右にカーブすると枡形駅に着きます。


 升形駅は島式ホーム1面2線ですが、現在は旧下り線をだけを使用しています。
 ここは、旧八向村最上川舟運で栄えたところで、鉄道が通ると舟運がだめになるとの反対運動から、駅は村の中心部から4km程離れたところにあります。


升形      08:18着 08:19発
 短いトンネルを2つほど通り、升形川を渡ると羽前前波駅に到着します。




羽前前波    08:22着 08:23発
 住宅は少なくほとんどが田んぼに囲まれた無人駅です。


 古くから鮭の遡上が見られたことに名前の由来のある鮭川を渡ると、津谷駅に到着します。


津谷      08:25着 08:26発
かつての島式ホーム1面2線を1面1線にし、線路跡に待合室を建て使用していますが、北側にはかつての貨物ホーム跡が残っています。


 津谷駅を出て間もなく最上川を渡ります。
 最上川は、山形県内だけを流れる川で、一つの都府県のみを流域とする河川としては国内最長の229kmで、富士川・球磨川と並ぶ日本三大急流の一つです。




 最上川芭蕉ライン舟下りの乗船場が見えてくると古口駅に到着します。


古口      08:30着 08:31発
 ここは線内で唯一の列車交換設備のある駅で、上り普通新庄行と交換します。


 古口駅を過ぎると最上川に沿って進みます。




高屋      08:38着 08:39発
 駅の北東側には最上川が流れていて、その対岸には渡し船でしか行く事の出来ない縁結びスポットとして知られる仙人堂神社があることから「縁結びステーション」とも呼ばれています。
 仙人堂では「縁結び切符」が売られているとのことです。




 駅自体は待合室があるだけの無人駅です。


 さらに最上川に沿って進みます。


 途中、白糸の滝ドライブインが見えます。ここはその名の通り「白糸の滝」を真正面にみるドライブインです。
 列車からはよく見えませんが構え、赤い鳥居と1本過ぎの間に僅かに見ることができます。


 最上川芭蕉ライン舟下りの降船所「川の駅・最上峡くさなぎ」が見えてくると、そろそろ列車も最上川と別れます




清川      08:44着 08:45発


 最上川と別れ庄内平野の中を進みます。


狩川      08:48着 08:49発
 途中駅では珍しい大きな駅舎です。
 かつては島式ホーム1面2線だったようで、線路を撤去した後の枕木だけが見えます。現在は柵が設けられ単式ホーム1面1線になっています。


 「たちかわウインドファーム」の風車が見えます。


南野      08:53着 08:53発
 この駅までがJR東日本仙台支社管内で次の終点余目駅はJR東日本新潟支社管内になります。




 右のカーブすると余目駅です。


余目      08:58着 


ここで羽越本線に乗り換え、由利高原鉄道鳥海山ろく線の起点、羽後本荘駅に向かいます。

 つづく

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