今日の1句

ルノアール淡き油彩に秋光

先日横浜美術館で開催している「プ―シキン美術館展」を観てきました。４章に分かれての名画の数々に圧倒され、プ―シキンという大富豪さにも、見学者の数にも驚きました。多くの絵の中でやはり私は、印象派の時代の絵が好きです。中でもポスターにもなっているルノアールの「ジャンヌ・マリーの肖像」画の前では立ちすくんでしまう程見とれてしまいました。油絵なのにそのタッチの柔らかさ、筆一本一本にジャンヌへの愛が溢れ、特に瞳の中には何とも言えない優しい光を感じすばらしいものでした。モネやドガもやはり淡い色彩で素敵でした。どちらかというと私は日本画の方が好きなのですが、油彩にしか出せない深みは見逃せません。芸術の秋が始まりました。