汚名返上

遡れば古代エジプトからその飼育が始まり、長靴を履いたり、百万回生きたり、吾輩だったりして、おばちゃんに「あら、かわいらしい、かわいいわねえ、こっちおいで」と言われることについては他の追随を許さない生き物といえば、


そう、猫ですね！
ワンワン！

そんなポピュラーかつラブリーな猫ですが、唯一ともいえる汚点が存在します。


そう、「猫背」です！

猫という語を冠しているにも関わらずこれほどまでにネガティブかつダーティなイメージを帯びた言葉が他にあるでしょうか（いや、ない）。

わざわざかわいらしい猫を象徴にせずとも、もっと姿勢の悪いビチャビチャとした生き物がいるはずです。


そう、その通り！
エビですね！


「海老背」


ね！ それっぽい！
姿勢悪くてビチャビチャしてそう！

しかし、「それじゃあ今度はエビが可哀想だ、エビちゃん可哀想」という声が聞こえてくることと思います。
だからちょっと言い方を変えてみましょう。


「エビーゼ」


ね！ ちょっとシャレオツじゃないですか？
「海老のジェノベーゼ和え」みたいじゃないですか。
「やだ、見てあの人、エビーゼだわ」「ホントだわ、やたらエビーゼだわ」って感じじゃないですか。


だからもう、大丈夫です。