行きは良い宵

昨晩は、録画していた「警部補 矢部謙三」を視聴した後、
深夜二時に40分ばかり掛けて自転車で新百合ヶ丘へ向かいました。
影山翔一の部屋に遊びに行くためでございます。

影山翔一宅ではマンガを読み腐ったり、
寝腐ったりしながら、ダラダラし腐りました。

夕暮れも近づき、影山翔一もそろそろ実家へと帰省するというので、
僕も我が家へ帰宅することにしたのですが。


あいにくの雨。
及び、向かい風。
影山翔一から借りたビニール傘も風力にねじ伏せられ、
ぶっ壊れてしまいました。

そして、ビショビショになっていく身体とは裏腹に、
僕の心はどんどんと渇いていくのでありました。
雨天時における傘の不在が、
これほどまでに人の心にどす黒い感情を落とすものかと。
あんなヤバい目つきで自転車に乗ることなんてなかなかないよ。

極度の疲労感を抱えたまま帰宅。
マンマ特製のぺペロンチーノを食べて、
KOKIA特製の「song of pocchong ～雫の唄」を聞いたら落ち付きました。


暇を潰すはずの俺が、
暇に潰されてしまったというお話。