つわわわわ

上半身が球体に近づきつつある男の、特になんともないブログ

酔っ払ってるときの長いやつ

2011年04月15日 01時10分46秒 | 戯言
「真実はいつもひとつ」なんてそんな、馬鹿だ。
真実はいつも人の数だけあって、いつもひとつなのは事実だ。
でも事実は人に観測された時点で、もはや真実となってしまうのだから、そのひとつの事実を知ることができる人間などはいないわけだ。
そもそも「知る」という行為そのものが事実を真実に変貌させているのだ。
人間はそれぞれにとっての真実を抱いて、他人の真実とすり合わせ、時にぶつけあって生きている。
そして多くの人間が自分の真実こそ「世界の真実(=事実)」だと考えていて、僕もある意味その一人で、そんな奴は馬鹿だ。
見たものを信じることは大切だけれど、見たものしか信じられないような人間は馬鹿者だ。
見たものは飽くまで階段の段のひとつなのであって、世界のすべてではない。
他人の真実を受け入れない人間が宗教戦争とか起こすんだよ。
だから、人と争うってことはひとつの共有の形であるべきであって、相手の真実を組み込み、自分の真実を組み込んでもらうって行為であるべきなんだよ。
決して相手を叩き潰して、完膚なきまでに相手の我を消滅させるという行為であってはならない。
その快楽はただ力任せの逃げだ。
増長であって成長ではない。
生物多様性の逆を行く愚かな行為ですよ。
そんな奴はきっと自分と同じような種類の強い奴に叩き潰されるだけ。
それがそいつの選んだ世界観、生き方、つまり死に方で、まぁそれで満足ならいいじゃないって思う半面、生きようとしてる奴の足を引っ張るな糞がと思う。
我なんてものは相対的なものなんだから、我を我たらしめている他を大事にしなくて、それは真に我を大切にしているのだと言えるのだろうかよ。
人の感覚を大事にできる人間こそ真に自分の感覚を大事にしているのだといえるはず。
「自分で立っている」ということはつまり「地面に寄り掛かっている」ということなのだからね。

明日になったら忘れてるからメモとして残しておきます。
まぁ読まないだろうけどね。

ゆめ239 『∵』

2011年04月11日 23時45分31秒 | だれかのゆめのにっき

部屋で漫画を読んでいると母からメールが届いた。
「もうすぐつくよ(∵)」
かくいう母はリビングにいる。
下まで降りて尋ねるがそんなメールは送っていないという。
玄関の開く音がした。
ドアを開けてリビングに入ってきたのは、母と同じ格好をしているが母とは違うものだった。
その顔にはメールの顔文字と同じ場所に三つ、穴が開いている。
それは母の声で「ついたよ」と言った。


ゆめ236 『ドラキュラ』

2011年04月11日 23時42分49秒 | だれかのゆめのにっき

吸血鬼ドラキュラが住まうという古城を探検している。
辺りを飛び交う羽虫を払いながら歩いていると、象ほどの大きさの蚊が姿を現した。
あっという間に友人のひとりが鋭い針で串刺しにされてしまい、
私と残りふたりの友人は、みるみるうちに干からびていく彼を置き去りにして逃げ出した。


「けつ毛」

2011年04月09日 12時17分38秒 | 冗談
え? なに?
今けつ毛って言った?
言ってない?

お、マジか。
じゃあ俺の聞き間違いかな……

……いや、違うな。
確かに聞こえたもん。
言ったよね、けつ毛って?

えぇー、嘘だぁー。
言ったでしょ。
絶対けつ毛って言ったよ。
言ったよ、けつ毛。
完全に俺の耳捉えたもん。
俺の耳が。
ネイティブの発音ではっきりけつ毛って言ったの聞こえたからね?

いや、マジでマジで。
あんだけはっきり聞こえるってことはもう完全に言ってたわけですよ。
ほんと、アナウンサーかってぐらいしっかり言ってたよ?
確実に誰かに伝えようって気持ちがこもってる、そんなけつ毛だったよ。
けつ毛って言ったでしょお前、ねえ。

いやいやいやいや、え?
じゃあ何て言ったの?
けつ毛じゃないなら何毛って言ったの?

うん、だから何も言ってないってのは嘘じゃん。
何か毛的なことを、まぁ十中八九けつ毛だろうけど、言ったわけだからさ。
聞こえたわけだから。
それはほんとに。

は? なんなの?
何意地張ってんの?
全然意味分かんねえわ。

……あ。
あれか。
恥ずかしがってんのか。

おいー、何をちょっとそんなお前、この期に及んで。
え、けつ毛って言ったの恥ずかしがってんの? 今さら?
自分で言っといて何恥ずかしがってんのお前は。
あのね。
けつ毛なんて別に恥ずかしい言葉でもなんでもないからね?
言わばさ、おしりを守ってくれてるわけだから。
ガーディアンよ。
ガーディアンって言ってみ。

うん、いいから。
言って。

な?
恥ずかしくないだろ?
かっこいいだろ、むしろ。
ガーディアン。
だからけつ毛って言うのも全然恥ずかしくないわけよ。
な?
言ったんだろ?

なぁー!
なんなんだよ、マジで!
ウジウジウジウジよお!
誇りを持てよ!
自分のけつ毛に!
けつ毛なんかより、そうやって自分のけつ毛を認めないお前の方が恥ずかしいよ!
もっとさあ!
信じてやれよ!
けつ毛をさあ!
けつ毛に守られてるおしりをさあ!
どうしちゃったんだよお前!
そんな奴だったっけ!?
そんなふうに自分……

……

……いや。
ごめん。
俺だわ。

最初にけつ毛って言ったの……
俺だわ……

ごめん。