つわわわわ

上半身が球体に近づきつつある男の、特になんともないブログ

ゆめ471 『招待』

2015年05月09日 01時26分32秒 | だれかのゆめのにっき

会場にはぽつぽつと人が集まりだしていた。
招待状を手に誰もが、なぜ自分が呼ばれたのか分からないといった表情でいるのだろう。
"だろう"というのは、彼らが皆一様に羊の仮面を被っているからだ。


ゆめ470 『食感』

2015年05月09日 01時24分27秒 | だれかのゆめのにっき

グミのような食感。
おいしい。
これはなんだろう。


ゆめ469 『ニュースキャスター』

2015年05月09日 01時20分47秒 | だれかのゆめのにっき

テレビを見ている。
そこに映るニュースキャスターの顔面はテレビ画面になっていて、そこにはニュースキャスターが映っている。
そのニュースキャスターの顔面もテレビ画面で、それがずっと入れ子式に連なっている。
エコーの掛かったようなニュースが聞こえる。
「日本は死にました」


ゆめ468 『手品』

2015年05月09日 01時17分33秒 | だれかのゆめのにっき

手品師の帽子から死んだ鳩が飛び出した。
気付けば手品師も死んでいる。
見世物小屋だと思っていたこの場所は、墓地の外れにある汚い物置だった。


ゆめ467 『とろける』

2015年05月09日 01時13分30秒 | だれかのゆめのにっき

眼球がとろけて、流れてしまう。
悲しいことがあったのだ。
とろけた眼球は海へ流れて、やがて目のない深海魚になる。