【ヒトリシズカ(一人静)】
野草 : センリョウ科 センリョウ属
花期 : 4月~5月
別名 : ヨシノシズカ(吉野静)、マユハキソウ
名の由来 :「静」は静御前のことで,花穂が 1 本であることから一人静ということです。
山地の林や草地に生える。憂いのある名前だが、実際に生育している姿は数本が群をなしていることが多い。
ヒトリシズカの花は、普通の花とは全然違う不思議な形をしている。
白く突き出る棒状のものは、雄しべの花糸で花びらではない。
花糸は普通、雄しべの葯を支え、その先端に葯がついているものなのであるが、このヒトリシズカでは逆になっている。また、一見花は一つだが、実はたくさんの花が集まっている穂だ。
茎は根茎から数本または多数出て、高さ10~30cmに伸びる。
茎の頂に2対の葉が出ると同時に、1本の花穂(穂状花序)を立て、白いブラシのように多数咲かせはじめる。
◎2024年4月13日 石川県にて 写真5枚 追加しました
◎以前の画像 富山県にて 写真2枚