THE READING JOURNAL

読書日誌と雑文

エスカラード 1日目

2006-12-09 | Weblog
昨日、今日、明日とジュネーブのエスカラード祭りEscalade 2006)が開催される。

エスカラードは17世紀に当時共和国だったジュネーブが征服のために進入してきたサボア軍を撃退したことを祝うお祭りである。17世紀当時の衣装での行進などがあるそうなので、行ってみることにする。

バスに乗るとお兄ちゃんがうるさい。
実は、お兄ちゃんは昨日、小学校でエスカラードに連れて行ってもらっている。(ジュネーブに来たばかりの子だけが対象。)
どうやら自分がどこに行ったか、教えたいみたいである。

旧市街に着くと、「ここかなぁ、あそこかなぁ」とお兄ちゃんがキョロキョロしている。
「あ、あそこに行った!」とまず向かったのは、「モヌティール通り」だった。ここは、どうやらエスカルード期間中しか通れない”狭い”通りである。言われはあるようだけど・・・よくわからない。
とりあえず入ってみる。入るとようするになにやら、狭い道でした。
次に、向かったのは「武器庫」(Ancien Arsenal)、ここは建物の一画に昔の大砲が置いてある。
その次はサン・ピエール大聖堂(Cathedrale Saint-Pierre)、大きな教会の中には新そうなパイプオルガンがありました。塔に登れるので登ろうと言ったら、「昨日行ってないから行かない」とお兄ちゃんが言う。でも、やっぱり来たんだから登らないと、と言うことで上まで登った。ジュネーブの丘の上の教会の塔なので、上から見るとジュネーブ中が見渡せた。
そろそろご飯を食べに行こうよと言ったんですが、お兄ちゃんが、「まだ、行ったところがある」と言うので、あたりを捜すと、「ここ、ここ」とダヴェル館(Maison Tavel)に入った。ここは古い家がそのまま博物館になっていて昔の生活の様子が再現してある。最上階には昔のジュネーブの街並みがミニチュアで飾ってあった。
ここで、とりあえず駅まで帰って、マノアデパートのレストランでご飯を食べた。

ここまでは、確かに昔の衣装を着た人が歩いていたりしたけど、特に行進しているようなところには出会わなかった。こんなもんなのかなと思いながら旧市街に帰っていくと、サン・ピエール大聖堂の前で、昔の衣装を着た人が整列していた。
そして音楽と共に木の楯になっている車を先頭に行進が始まる。
見ていると、「バーン」という大きい音。・・・木の楯の間から鉄砲が出ていてそれを時々撃ちながら行列は少しづつ進む。これは凄かった。鉄砲隊の横を槍を持った人が固めていた。
最後に教会の前の広場まできて整列し、ひとしきり鉄砲を撃った後、終わりになった。

さて、一つイベントが終了したので、お菓子を買って休んでいると、突然、馬に乗った人を発見!写真を撮ろうと行ってみると、今度は鼓笛隊が行進してくる。どんどん鼓笛隊が集まって広場をぐるぐる回り始める。(すでに凄い見物人になっていた。)
広場を回り終わると、教会の正面の石段に整列して演奏会がはじまった。

演奏を見終わったら、だいぶ寒くなってきたし疲れたので旧市街から下りてチョッと洋服を見て、コープシティ内のレストランで休憩した。
夕方、少し旧市街を散策した後、家に帰る。