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かったるい話ヌキの情報発信ブログ。改革派政治家とマスコミ検証。独自取材もとに元記者が追撃する。マスコミにない情報満載

中日新聞記者が田中知事に媚へつらい、議員小馬鹿にしたメール 1

2005年04月11日 | 長  野  県  政
【予告】田中知事のスパイのようなことをしていた記者はこれだけではありません。近々、第二段もメルマガで報告するので、購読登録してお待ちください。

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中日新聞記者が田中知事に媚へつらい、議員小馬鹿にしたメール 2

2005年04月11日 | 長  野  県  政
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上の中日記者のメールについての「田中県政追撃コラム」4月11日号記事は下に
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● 中日新聞記者が田中知事に媚へつらいメール

今の長野県政の問題は、田中知事がおかしいのもさることながら、その田中知事
のおかしさを正確に報じないマスコミにも問題がある。マスコミがもう少しきち
んとしていれば、これほどまでに県政が混乱することはなかった。

このメルマガ05年1月28日号で
http://blog.melma.com/00060168/200501

長野県の民放テレビ・ラジオ併設局SBC水野記者が田中知事に議員を名指しし
て選挙で落とせ!とメールしているのを暴露したが、今度は中日新聞の記者が同
じようなメールを田中知事に打っているのを入手したのでご紹介しよう。

03年4月に、中日新聞の石川浩記者が田中知事に打ったものを、田中知事が県
の幹部職員に転送したものだ。石川記者は数年間県庁でよく見かけたが、最近は
見かけない。去年ごろ転勤したようだ。今の勤務地は岐阜。
知事会見録を読めばどこかに出てくるが、中日新聞より一ランク下の長野日報か
ら中日新聞に移ったことを田中知事が褒めているところがあったはず。ヒマな方
は検索して探すといい。その時は、おやっ?と思った程度だが、まさか裏でこん
なことをやっているとは思わなかった。

この青年ひょろひょろっと背が高く、ほっぺに赤みが残る、どう見てもカントリ
ーボーイ。SBC水野記者は見るからにお調子者で、なにかやらかしそうだった
が石川記者は地味で目立たなかった。二人とも30歳ちょっとぐらいに見える。


そのメールはここにある。二枚にわたっている。
「gooブログ取材メモ」 http://blog.goo.ne.jp/tuigeki/

「いつもご指導ありがとうございます。」で始まり、「お体にはくれぐれもご注
意ください。」で終わる長文のこのメールは、取材した結果を田中知事に報告す
るものとなっている。その中では県議の具体名を挙げて「適当にいなしながら、
うまく使えー」といったようなことが書いてある。田中知事サイドに立ち、議員
を小馬鹿にしたようなものになっている。

記者の取材というものは、最終的に記事化され、紙面に載り多くの読者の適正な
判断材料とされるべきものだ。その前提で取材対象者は記者の取材に応じている。
記者の後ろにいるのは多くの読者だと思うから議員は取材に応じ、出来うる限り
忌憚のない意見を記者に述べるのだ。言うまでもないことだが、取材をするもの
とされるものとの間に信頼感があってこそ成り立つものだ。

なのに、この中日新聞記者の後ろにいたのは読者でなく田中知事だったのだ。公
平中立を標榜するマスコミ記者がこのようなことをするのは議員との信頼関係を
踏みにじるものだ。
このメールの中に出てくる宮澤敏文議員は石川記者のことを「まるでスパイのよ
う」と言っている。

マスコミはそもそも弱きを助け、強気を挫くものだろう。なのに、強い立場の知
事の側に立って情報を貰おうとしているのだから情けない。

このメールの中には記者個人だけでなく、中日新聞本社ぐるみでルール違反をし
ているのでは?と思わせる個所もある。
二枚目のメールの上の方に「本社デスクから滋賀県豊郷町長選、山口村長選、結
果について知事コメントがほしいと言ってきています。」
などと書いてある。
しかも、「コメントしずらい部分もあると思い恐縮ですが、お願いできますでしょ
うか?」とまで書いている。

記者というのは、相手がたとえどんなに偉い人でも、怖めず臆せず接すべきもの
だろう。いや、地位の高いものにほど昂然と接するものだろう。ところがこの記
者は、たかが田中康夫ごときペテン師知事に平身低頭している。記者たる資格は
ない。

このメールについて中日新聞本社に照会をした。一週間たって「中日新聞編集局
長  小出 宣昭」が下記のような返信を寄越した。
-------------------------
貴殿が問題にしているメールは、まったくの私信と
 思われます。
  私信を貴殿がどのような手段で入手されたのか、
 大いなる疑問を抱かざるを得ませんが、社としては
 個人の私信について関知する立場にありません。
  以上、お答えいたします。
-------------------------
まったくの責任逃れ、ピント外れの回答だ。
誰が見ても分かるとおり、これは中日新聞記者が田中知事に打ったメールだ。中
日新聞の公的メールアドレスを使って(中日・石川)と書いている。これを「ま
ったくの私信」というのは現状認識能力に問題がある。部下も部下なら上司も上
司だ。中日新聞は上から下まで腐り切っている。

私に回答する一週間の間、考え抜いた言い訳がこれではあまりにお粗末だ。弱り
切って、個人の責任にしてしまおうというのだろうが、そうはいかない。これは
どう見ても中日新聞記者が取材したことを田中知事に密告しているものだ。

私信だといいながら入手経路に関心があるようだが、そんなものを明かさないの
は取材の原則だ。聞くだけムダというものだが、それをこの局長は分かってない。

問題なのは入手手段ではなくその情報の中身だ。それについては異論がないらし
く本物と認めた形となっている。そのくせ「感知する立場にない」だと。この短
い文面の中でさえ論旨が分裂している。とても新聞社に関わる者の書く文ではな
い。普通は編集局長といえば、それなりに記者の経験を積んだ者がなるものだが、
中日新聞はそうではないらしい。

私は約20行に渡って要旨下記のような質問もしているのだが、これには答えて
いない。

本社ぐるみか?
他にも田中知事とフェアーでないやり取りをしたことがないか?
3月28日付けで地元紙の信毎を差し置いて、県の発表より一日早く、部課長級
人事を中日が書いているが、これとの関連があるのか?
田中知事が膀胱手術で入院した際、田中知事の入院日記のようなものを掲載して
いたがこれとの関連はあるのか?

中日編集局長は何かを守ろうとしてこのような姑息な態度に出たのだろうが、彼
は守ろうとしたものより数倍大きなものを失っているのに気付いていない。
身内の間違いを正すことができない中日新聞に、いかなる批評や論評をする資格
があるだろう。