パン・ド・カンパーニュの部屋

自分で作ったおいしいものを中心においしい話を!

剣岳報告(その2)

2005-09-29 17:30:11 | 山登り
さてさて、室堂を出発、まずは一ノ越を目指す。
ここは標高2500メートルくらい。一足早い紅葉姿。ななかまどが色づいている。



途中、室堂の語源となった建物に寄る。これは、江戸時代に立山講の人たちが、立山に登ったときに泊まるために作られたという、由緒ある建物。日本で一番古い山小屋というのがキャッチフレーズ。最近、復元修理されたばかりということできれい。



室堂をあとに、だらだらと緩やかな登りを歩く。



これなら楽勝と思いきや、息が切れる。まだ始まりだというのに、何としたこと。いきなり、ぽーんと2500メートルの高地に放り出されたばかりで、体がついていけないのだろう。それに輪をかけて、道が歩きにくい。コンクリートの歩道を歩くのだが、滑りにくくしてあるのか、扁平な石が埋め込んであり、これがくせもの。ぼこぼこしている。これなら何もしていない普通の山道のほうが歩きやすい。いっしょに登っているほかの人たちもばてている。抜きつ抜かれつ前になり後になり、みんな、ふうふう言いながら一ノ越までたどり着く。

ここには一ノ越山荘があり、また公衆トイレもある。お天気もやっと晴れ間も見えてきた。黒部方面も見える。これから登る雄山方面も晴れている。

少し休憩して、いよいよ雄山への急登が始まる。でも、さっきの道よりよっぽど歩きやすい。やっぱり山はこういう道でなくちゃあ。
おおっ、サングラスなしの素顔のパンさん初登場。



頂上近くになり雄山神社の建物が近づいてくる。



やっと頂上に到着。 これが雄山神社。標高3003メートル。3000メートルの山に登るのに、日本で一番楽なところかもしれない。楽して3000メートルの空気を体験したい方にはお勧め。
この鳥居より奥の社殿にお参りするには、拝観料500円が必要。  ね、ちゃんと切符売り場があるでしょう。上の社殿には神主さんが座っており、希望者にはご祈祷してくれる。確か、10000円と書いてあったかな。



遠く槍ヶ岳も見える。



近くは、スバリ岳(左)に針ノ木岳。その向こうに蓮華岳。



さて、展望を満喫して縦走路を進む。ここまで登れば、あとは多少のアップダウンで稜線漫歩だ。

隣の大汝山で昼食。
朝買ったマス寿しを食べる。笹の香りのする寿し飯が疲れた体を癒してくれる。このマス寿しは1個1個、笹でくるんであり、食べやすい。さすがに8個はいっぺんに食べられず、2個残す。これはおやつに取っておこう。

昼食を済ませて、さらに進む。

この山域はハイマツなどの植物の生育が見られない。高度もさることながら、過酷な気象条件も重なっているのだろう。
それもそのはず、こんな簡単に登れてしまうところでも、この稜線は3000メートルの高さなのだから。



遠くに別山を望む。
まさに荒涼とした世界が広がる。昔、立山講で登った人たちは、こういう風景を見て何を感じたのだろう。天上の聖地と見たのか。



だんだん天気が悪くなってきた。ガスも出てきた。こうなってくると、心細くなってくるものだ。おまけによねやんの足取りが遅い。昨晩の夜行列車で熟睡できなくて、寝不足のせいでふらふらするのだという。それに車の居眠り運転のように、歩きながら眠ってしまいそうだという。別山に登るのをあきらめ、巻き道で剣御前小舎を目指す。

小舎に到着するが、そのまま剣沢方面に下る。足元が悪く、気が抜けない。中ほどまで行き、気がついたら剣岳が全容を表す。



まさに、剣の束が天に向かって突き出しているさま。それに剣沢小屋の赤い屋根も見えた。左は剣山荘。もうすぐだ。と、思いながら下るが、山では目標が見えてからが、長い道のりに感じるのだ。テン場を通り抜け、やっと小屋に到着。



受付を済まし、お金を払う。明日の予定を聞かれ、剣岳に登ったあと、室堂に下ると言ったら、朝食を食べていたら遅くなり、その日に室道には下りられないとのことなので、朝食はお弁当を頼む。今日は、回りのどこの小屋もお客さんが多く、明日は剣岳に渋滞が予想されるとのこと。
ああ、山でも渋滞か。

さっそく部屋に入り、荷物を置く。よねやんは、畳の上にぶっ倒れるように横になり、眠ってしまった。よほど眠かったのだろう。いつもは小屋に着くなり、ビールを買ってくれて、乾杯するのに。

外へ出て剣岳の写真を撮る。まさに、手が届きそうなぐらい眼前に位置する。



小屋の前の石垣に座り、目の前の剣岳を肴に、一人ビールを飲む。寂しさを感じる。いつもならよねやんがいっしょなのに。

日も傾き、少し寒くなってきたので、部屋に戻る。夕食は5:10との連絡が来る。あれま、中途半端な時間。あとでわけがわかる。

5:05になり、よねやんを起こす。寝覚めはいいみたいだ。食堂に行き、席に通される。10分くらいの時間差で10人くらいずつお客さんを入れているみたいだ。
おおおっ、なんと夕食は分厚いトンカツ。



揚げたてを供するとかで、時間差でお客さんを入れていたのだ。心憎い気配り。こういう食事なら大歓迎。残さずぺろりと平らげる。これで明日は力が出せるというもの。

食事を終わり、部屋に戻り、布団の上でうだうだする。今日はこの8畳の部屋に8人が寝る。これなら上々。
みんな寝たみたいなので、消灯前だが照明を消し、眠りにつく。時計を見ると19時。

明日はがんばろう。(つづく)

剣岳報告(その1)

2005-09-27 22:16:19 | 山登り
 今回の山行は、よねやんと剣岳に行く。
今年の夏、槍ヶ岳に登れたので、変に自信がつき、一般登山路では最も急峻といわれている剣岳に挑むことにした。

いつものごとく、午後10時に新宿で待ち合わせ。家を9時過ぎに出て、駅までバスで向かう。駅の階段を登りながら、右膝の軽い痛みに不安を覚える。この間の常念の下りで傷めたのだろうか。まあ、様子を見よう。

 新宿について、西口の交番前で待ち合わせ。そのあとは例の通り、喫茶店で時間つぶし。今回の甘いものの食べ収めはフルーツ蜜豆。底に溜まった黒蜜と寒天の妙。



さらに時間があったので、メロンソーダを追加する。
11時閉店で、追い出され、列車のホームに向かう。

夜行の山行列車のムーンライト信州81号、白馬行。11時54分発。



いつもはグリーン車に乗車するのだが、今回は発売1週間後に切符を買いに行ったので、すでに売り切れており、普通車となる。ずいぶんリッチだって? いや、これには訳が。。。普通、グリーン券は2倍くらいの値段なのでしょうが(買ったことないからわからない)、このムーンライト信州は特急ではなく、普通列車扱いなので、グリーン券といっても、普通席の値段+1500円くらいで手に入る代物。だからお徳。グリーン車だと、ゆったりリクライニング、席も2列席と1列席の3列のみ。それに、照明も暗くしてくれるので、短い間でも熟睡できる。

今回は4回目のムーンライト信州だが、初めての普通席となる。果たして、結果はいかに。
定刻の15分前くらいに列車が到着。すぐに乗車。ぐずぐずしているとすぐに網棚は、ザックで一杯になり、空きがなくなってしまうのだ。

11時54分発車。初めからかなり暑い。腕まくりをする。車掌の検札が来るまで眠れない。早く来て欲しい。八王子あたりでやっと検札。これで眠れる。と思いきや、暑くて暑くてなかなか寝付けない(剣岳で知り合ったおじさんによると、その人の乗っていた同じムーンライト信州の車両は、逆に寒くてしょうがなかったという)。眠ってもすぐに目が覚める。これの繰り返しで松本まで。あと30分くらいで、下車駅の信濃大町に着くので、もう起きてしまおう。結局、熟睡はできなかった。ああ、早いうちにグリーン車を取ればよかったなあ。反省。よねやんも眠れなかったみたいだ。グリーン車なら、新宿を出てすぐに検札が来て、松本あたりまでぐっすり眠ることができたのに。

定刻の5時8分に信濃大町に到着。
この夏、槍ヶ岳のヒュッテ大槍でいっしょになった大阪のF嬢も、このムーンライト信州に松本から乗り合わせ、この信濃大町で再会となった。
彼女は鹿島槍をピストンして、針ノ木までの縦走を予定している。扇沢までのバスの待ち時間を利用して、いっしょに朝食を摂る。

朝食はよねやんが買ってきてくれたおこわ。これにもエピソードが秘められている。昨日、家を出たよねやんは最寄の駅までバスで行き、そこではたと、夕方買っておいた朝食用のおこわを家に忘れたのに気がつき、タクシーで家まで取りに行き、駅までそのタクシーでピストン。運転手さんが親切で、途中でメーターを切ってくれたとのこと。それでも3700円とか。高いおこわになってしまったとぼやくことしきり。よねやん、ありがとう。

自分もおかずにと思い、ハムのスライスや、デザートのカットパイナップルを持っていき、お腹一杯。それに、よねやんの実家から届いたという大きな梨をよねやんが剥いてくれた。大満足の朝食。

大阪のF嬢も、山で食べてと、焼き菓子を焼いてきてくれた。ありがたい。そして、よねやんが新しく買ったというビデオカメラでみんなを撮る。よねやんはせっかくのビデオなんだから動かないとつまらないとかで、両腕をカニのはさみのような格好に動かしながらポーズをとる。ふふ、おもしろい。
なんだかんだで、1時間があっという間に過ぎ、扇沢行のバスに乗る。3人で最後尾の座席に座り、山の話となる。あっという間に、扇沢の駅に着く。Fさんとはここでお別れ。またの再会を期して手を振る。

さて、こちらは立山黒部アルペンルートの乗り物乗車券を立山まで通しで買う。切符売り場は長蛇の列。隣の予約券交換と団体受付の窓口はガラガラ。こんなことなら予約券をインターネットで申し込んでおけばよかった。電話で問い合わせしたときには、どうせ窓口で買わなくてはいけないから、おんなじですよーとの答え。ぜんぜんおんなじではない。。。ぷんぷん。おまけに、大きな荷物は荷物券を買えといわれ、300円払う。

切符を買ってから、今度は売店でお昼のお弁当を買う。おにぎり2個300円、ます寿し1050円。どうしよう、おにぎりだったら4個は買わないと、と迷っていると天の声、ではなかった、よねやんの声。ます寿しのほうがいいんじゃない、と。。。 決定、ます寿し購入。

それから、改札を待っている長蛇の列の最後尾につく。先ほどの切符売り場まで列がつながっている。この間に扇沢駅の写真を撮ろうと思って、列を離れたら、とたんに列が動き出す。ああ、何てことだ。写真は撮れなかった。

結局、混んではいたが、7時20分始発の黒部ダム行のトロリーバスに乗車できた。いっぺんに何台も出るみたいだ。一昨年の紅白で中島みゆきが「地上の星」を歌ったトンネルをバスは進む。途中、難工事だった破砕帯を通過、そこは壁に青い表示灯がついていてバスの窓からでも確認できるようになっている。

黒部ダム着。あれ、私が小さい頃は黒四ダムと言っていたのに、いつから名前が変わったのだろう。そこから、黒部ダムの堰堤を渡る。おお、ダムから放水している。迫力がある。



今度はケーブルカーで、黒部平まで。ここは荷物券を買わずにすんだ。秤があって10キロ以上だと荷物券が必要。まだ水を入れてなかったので、9キロですり抜けられた。ここで、順番待ち、整理券の番号順に出発時間が決められている。黒部平で一休み、写真を撮る。



ワンゲルか何かの学生らしきグループがなにやら騒いでいる。一人がわさびソフトを買って食べているらしいのだが、辛くて食べ続けられないらしい。それで、誰かにあげる、あげると言っているのだが、だれも貰い手がいない。そこで、我々のところにもやってきた。あげますよと言われても、はい、貰いますと言うわけにはいかない。でも、ちょっとだけ指ですくって味見させてもらう。うう、何だこの味は。あとから涙が出てくるくらい辛い。お刺身につけて食べたらいいのではと感じたくらい。世の中、風変わりな食べ物があるが、これはいまいちだ。さて、その次はロープウェイで大観峰(だいかんぼう)まで。そこから先は、トンネルの中、またまたトロリーバスで、やっとのこと室堂へ到着。



途中は晴れていたのに、ここまできたら曇りで、山はガスがかかっている。ああ、やっぱり台風の影響かな、と落胆。



水を汲んだり、登山届を提出したり、温かいきつねそばを食べ、腹ごしらえ。
いよいよ出発。(つづく)

常念岳登山記

2005-09-19 18:29:14 | 山登り
9月18日(日)、19日(敬老の日)と、北アルプスは常念岳に登ってきました。
今回は登山口まで車なので、そこからのピストン山行です。
家を4:20に出発、同行のFさんを迎えに行き、中央道へ。途中、諏訪湖SAで朝食(ソースカツどん600円、カツは冷凍)。豊科ICで降り、登山口の堀金村・一の沢に到着7:45。

村営の駐車場は2つともいっぱいなので、道端の広くなっているところに車を置く。
身支度をして、出発。登山口まで30分くらい歩く。登山口の周辺にも道端に車を置くスペースが何台かある。だって、手前に、ここから先は駐車場がないから、村営の駐車場においてくれという看板があったではないか。ぷんぷん。初めての場合は勝手がわからない。
これが一の沢林道終点。タクシーの転回場所とタクシーの駐車場がある。
自家用車を停めるなら、この手前の道の端が、縦列駐車の場所になっている。


登山届を出したり、トイレに行ったりで、ここの登山口を8:27に出発。

途中、山の神様に安全登山を祈願する。傍らにあった旗には、「常念登山口山案内人組合」の文字が。昔は山案内人がいたのでしょうが、今はどうだろう。
この登山道は北アルプスでも古い道。一の沢という沢沿いに道が続く。表銀座の喜作新道ができる前は、槍ヶ岳には、この道を通って、常念乗越経由一の股沢を通って、登っていたという歴史ある道。



沢沿いの道なので、水いらずといわれるくらい、道の脇から湧き水が出ている。本当に水筒の水はいらないくらい。



笠原という河原で一休み。ここから、常念乗越と左に常念へ続く稜線が見える。


ところどころ、道は沢を外れ、高巻きの道となる。(これは帰りに撮ったので、登りから見ると逆です。崖が右側にきます)



最後の高巻きの道を過ぎると、最終水場。ここから先は湧き水はない。ここで、少し早い昼食をとる。笹原の斜面の上には真っ青な空。



これが最終の水場。



ここから先は、急登となる。途中、4つベンチがあり、それを目安に登るとよいとガイドブックに書いてあったが、3つしか確認できなかった。ふうふう言いながら、やっとの思いで、常念小屋に到着。12:45。

槍ヶ岳は確認できたが、穂高の山々は雲に覆われ、見ることはできない。残念。こちらは晴天でも、少し位置が変わると、山の気象条件も極端に変わってしまい、信じられないことも。その逆もあり。



受付を済ませ、部屋に荷物を置く。厳密には廊下に荷物とレジ袋に入れた靴を置く。6畳の部屋だが、今日は混んでいてこの部屋に10人で寝てくれといわれた(最終的には11人になった)。途中、すれ違った人に聞いたところによると、前の晩は500人が泊まり、食堂にも寝させられたとのこと。それに比べれば、今日は少しましか。何でか、先週の日曜日の「NHK」小さな旅に、常念小屋が放映されたことと無関係ではないだろう。ああ、運が悪かった。

一眠りして、常念岳山頂を目指す。サブザックにカメラと水を入れ、出発。
13:40。

これは頂上ではありません。さらに奥が真の頂上なのです。こういうのを偽ピークと呼んでいます。がっかりです。


これが本当の頂上。こんな岩が、ごろごろしているのです。




今日は、寝不足か、体調が悪い。軽い高山病かもしれない。軽い頭痛があり、また気持ち悪い。だから、山頂まで地図では1時間の行程が、90分かかる。15:10着。
でも、山頂に着き、眺めを見ていると、そんなことも忘れてしまう。相変わらず、槍、穂高方面は雲がかかって見えない。ほかはまあまあ。

前常念の向こうに安曇野が見える。



蝶ヶ岳からの縦走路。



ひょっこり若いご夫婦が。朝、蝶ヶ岳を出発したのだそうだ。この後ろ側の道はどうなっているのだろう。岩を登るような道だそうだ。
ああ、怖い。
おっちゃんさんは、昨年夏、一の沢から常念岳に登り、この険しい道を下って、一気に蝶ヶ岳まで行ったそうな。10時間歩きっぱなしだったそうです。おっちゃんさん、すごい。



横通岳の向こうに大天井岳、燕岳も見える。



で、Fさんと記念撮影。あっ、またまた黄色いシャツがパンさんです。
黄色いシャツしか持っていないのかって? これが着心地がいいので、つい。
そして、できるだけ目立つ色のシャツを着るようにしています。滑落したときに、目立つ色でないとヘリコプターが見つけてくれません。せめて、体だけでも見つけて欲しいと思いますので。
Fさんとちょっと背が違いすぎますが、私が高い場所にいるのです。
Fさんはまたまたすごいところを見せてくれました。この常念の登り、ひょいひょいと駆け上がるごとく、どんどん先を行くのです。それまでは、私が先頭を歩いていたので、きっと欲求不満が溜まったことでしょう。
ごめんなさいね、Fさん。



一通り、頂上を楽しみ、下山。15:45。下りは早い早い。地図どおりの行程で下りきる。16:35着。
夕食は5時から。

夕食を食べたら暑くなったので、Fさんと外へ出る。ものの5分で寒くなったので、部屋に戻り、早いが寝ることにする。

布団は敷布団の上に、寝袋が置いてあり、それにもぐりこむ。だれかの発案で、頭と足交互で横になる。すなわち、横には他人の足が。こうすると、パズルではないが、いくらかゆったりと横になれるのだそうだ。
1時間くらい寝たら、目が覚める。明け方までこの繰り返しで、熟睡できない。9時頃までは、団体さんの宴会の声が遠くから聞こえ、それが静かになったかと思うと、今度は人いきれで暑くて眠れない。

結局、3時半にはFさんと目配せして、起床。
4時には売店が開いたので、コーヒーを頼む。なかなかおいしい。山で飲むコーヒーはまた格別。

朝食は5時から、並んでいなかったので、5時に列に加わったら、1回目には入れず、2回目に。6時頃朝食を済ませ、出発の用意。

外に出たら、ぱらぱらと雨粒が。でも、東の空は明るい。じきにやむだろう。

6:15出発。下りは飛ばす飛ばす。下りは、パンさん大好き。途中休んだりもしたが、登山口には9時に到着。地図の行程より15分早い。

登山口から車をとりに下る。25分かかった。水を汲んだり、なんだかんだで10時頃帰路に着く。

途中、堀金村の道の駅で、お土産を買う。新米が売っていたので、もちろん買う。妻が喜ぶ姿が目に浮かぶ。
さっそく、今日の夕食にこの新米を使って栗ご飯を作ってくれました。おいしかった。ありがとう。

中央道にのり、諏訪湖SAで天婦羅うどんを食べる。ああ、うまい。地上にいるありがたさが感じられる。途中、小仏トンネルで例のごとく渋滞にはまるが、まだ時間も早かったせいか、8Km、15分で抜けられた。

13:40、自宅着。 お疲れ様。




突然ですが、

2005-09-17 20:53:50 | 山登り
明日、山に登ってきます。

この頃の天気予報を見ていると、連休中マークが連立。で、体がうずうずしてきて、急に決めちゃいました。来週も行くのだろう?って。来週は来週。さっき、遭難救助隊の番組やっていました。来週行くところの剣岳周辺の救助隊の物語でした。見ていて怖くなりましたが、気を引き締めて、来週はがんばってきます。

で、明日は足慣らしで、常念岳です。
これは、夏に槍ヶ岳に登ったときの、2泊目のヒュッテ大槍から写した常念岳です。



今回の相棒はよねやんではありません。あしからず。近所の若いお父さんFさんです。昨年は2人で富士山に登りました。パンさん、大変お世話になりました。パンさんは軽い高山病になってしまいましたが、Fさんは軽々、ひゅいひゅい駆け登るがごとく、サポートしていただきました。今夏はFさん、北穂から槍ヶ岳の縦走を軽々やってのけました。飛騨泣き、大キレット越えですよ。それもそのはず、本当は、西穂から奥穂への縦走を試みるつもりが、お天気の都合でやむなくコース変更したということ。なかなかの御仁です。

明日は3時半起きです。がんばってきます。車です。

秋の味覚(その1)

2005-09-15 19:51:26 | おいしいもの
今日はやっと秋らしい気温になりましたね。今までが暑すぎたせいか、心地よいです。でも、こちら東京では曇り空で、天高く秋という風にはなりませんでした。
秋は、食欲の秋と言われるくらい、収穫の秋でもありますね。秋ならではのいろいろな産物が収穫されます。
栗も代表的な秋の産物。茹で栗、ほくほくしておいしいですね。
早生の栗が今、まさに旬。今朝はチャッピーの散歩がてら、妻の実家の栗林に行き、栗を拾ってきました。



この栗は何という栗の品種かわかりませんが、日本で一番おいしい栗の品種は何だかおわかりでしょうか。
それは、「利平」栗という品種です。もし、この名前のついた栗が売っていたら、ぜひお買い求めください。日本の栗と天津甘栗を掛け合わせて作った品種だそうです。今までの栗と比べてみると、とにかく甘くておいしいのです。
栗のイメージを変えさせられますよ。


当選しました♪

2005-09-12 20:00:58 | 自然
選挙ではありません。
懸賞が当たりました。 まぎらわしくてごめんなさい。

この夏、裏磐梯のペンションに泊まりましたが、そのときに懸賞を応募。今朝、野菜BOXが届きました。その中に「ご当選おめでとうございます」のチラシが。裏磐梯ペンションヴィレッジの懸賞でした。

段ボール箱には「桧原湖早稲沢の高原野菜」の文字が見えます。

とうもろこしは、もうお腹の中、そのほか、大根(この地域の大根は超有名らしい、わざわざ買いに来る人も多いとか)、かぼちゃ、キャベツが入っていました。




うれしいから、PRしちゃいます。
みなさん、裏磐梯は自然いっぱい、観光地っぽくない素朴さもいいところ、ぜひぜひ行ってみてください。そのときはペンションに泊まりましょう。

懸賞に当たるのなんて久しぶり。
小学生の頃は愛読書?の少年サンデーの懸賞に毎号応募、そこそこ当選していました。
あと、お菓子の懸賞にもよく応募していましたね。グリコだか森永だか忘れましたが、マスコット人形の「せっかちくん」、「おとぼけくん」なんていう、テープレコーダーつきの人形も当たったことありました。

最近では、年賀状を買うときついてくる懸賞に当たり、毛蟹や牛肉なんぞもらったこともありましたが、2,3年前からはなくなってしまい、残念。

こんな調子で、宝くじも当たればいいのになあと思います。

じつは生まれてました

2005-09-08 17:15:09 | 自然
生まれていたと言っても、私の子どもではありません。
キジバトですよ。あのキジバト。



7月にも卵を産んで子どもが孵ったことはお話しました。以前のキジバトのブログはこちら。

また、卵を産んで、雛が孵りました。場所は前の場所とは違い、垣根の棒樫の中です。こんどは、なかなか外からは見づらい場所なので、何羽孵ったのかも確認できませんでした。今朝、門のほうまで行ったらいたんです。前と同じ2羽、それも同じ場所をうろうろ。私が近づくと、バタバタと木の枝に逃げたのです。まだ、十分飛べないので、地面を歩いたり、バタバタと木の低い枝にとまったりして、遊んでいます。

卵を産んだのが8月4日、雛が孵ったのが8月24日、巣立ちが今日、9月8日でした。
前の時とタイムコースを比べましたが、だいたい同じ。卵を産んでから雛が孵るまでが20日前後、孵ってから巣立ちまでが14日前後でした。

夏の暑いさなか、親鳥は身じろぎもせず、卵を温めていました。今回は台風も2回来て、怖かったことでしょう。それに雷も時々来ていましたし。

それにしても、キジバトの繁殖力旺盛なことにはびっくりです。
親は、今までにうちで生まれた子かどうかもわかりませんが、これからもうちに来て、卵をかえしてもらいたいものです。

懐かしい和菓子

2005-09-04 21:35:36 | おいしいもの


今日はお昼から、都心へ買い物に行ってきました。

まずは、巣鴨の「ゴロー」で登山靴の中敷の調整をしてもらいました。

その前に、途中、巣鴨の駅から1分くらいのところにある「武蔵野」というお蕎麦屋さんで、昼食。温かいきつねそばを食しました。揚げの煮方、味付けでだいたいそのお店の程度がわかります。今日のお店は合格でした。

銀座の伊東屋で来年の手帳と、卓上カレンダーというのでしょうか、予定の書き込める小さなカレンダーを買いました。ここ10年くらい、毎年繰り返している買い物です。といっても、昨年は忙しくて買いに行けず、郵送してもらいました。最近はこうしたサービスが始まったので、便利になりました。

最後は、御徒町に山用のデジカメを買いに行きました。
インターネットで安いお店を探し出した結果、ここのお店にしたのです。
買ったのはオリンパスの「μ40」という生活防水仕様のデジカメ。山での急な雨に対処できるように、防水性にこだわったのです。さらにさらに、ちょうど今日になってこのお店に、新古品(開封しただけのものという)が入荷したとの情報を得たので、これをねらって買いに行ったのです。22800円でした(ヨドバシカメラでは35000円くらいで売っています)。
サブのデジカメとして使うものなので、最新式のものは必要ありません。できるだけ安いもの、これも必要条件でした。でも、メモリーは512メガ、それに替えの充電地も買ったので、総計35000円くらいにはなったしまいましたが、仕方ありません。これで、機動力を生かし、ばしばし写真が撮れるというもの。皆様、乞うご期待。

帰りがてら、駅の近くのスーパーの店先で、私にとって懐かしいお菓子が売っていたので、思わず買ってしまいました。
浅草・舟和の芋羊羹と餡玉です。

当世、東京ではデパートの食料品売り場で売っているものなので、いまさら珍しいものではありません。

私が小さい頃、当時、新宿区に住んでいた祖父母の家に泊りがけで行っていると、よく祖父が、このお菓子を祖母のために買ってきたものです。祖母はこれが大好きでした。私もお相伴に預かったのは言うまでもありません。

さらに、父は父でやっぱりこのお菓子が好きなようで、今でもどこかで見かけると買って食べているようです。うちに来るときに、買ってきてくれることもあります。

このお菓子は妻も好きなので、ときどき買ってきてくれます。妻も育ちは東京なので、やっぱり小さい頃から、慣れ親しんでいたお菓子だったようです。

ということは、このお菓子はうちの三代に渡っての共通のお菓子のようです。
小さな和菓子屋さんのお菓子もいいですが、昔から変わらず作り続けれられている、こうした有名なお菓子もいいものだと、つくづく思いました。
うちの子供たちも、将来このお菓子を見て、私たち親のことを思い出してくれればこんなうれしいことはありません。

日向山(ひなたやま)登山

2005-09-02 16:09:57 | 山登り
昨日9/1は、妻といっしょに山梨は白州にある「日向山」に登ってきました。

家を9:45くらいに出発、中央道へ。韮崎で一般道に降り、白州町へ。現在は、町村合併で北杜市(ほくとし)となった。伝統ある町の名前が消えてしまうのは惜しい気がする。白州の道の駅のところを左折し、竹宇(ちくう)へ。ここは霊峰・甲斐駒ケ岳の里宮が祀られている場所。道を分け、山道、林道をひたすら進む。道が少し広くなり、車が何台か停まっている。ここが一般車の終点、登山道の入口。矢立岩という場所。12時くらいに到着。

登山靴に履き替え、いざ出発。登り始めてすぐの左側に大きな岩がそびえている。ああ、これが矢立岩? 登山道の脇には、ちらほら花も見える。すっかり秋の花に換っている。ホトトギスの姿も見える。普通の白っぽいもの、中には黄色がかっているものもある。それに、きのこがいっぱい。中には赤っぽい毒々しいものもあるが、茶色の地味なものがほとんど。なんとなく食べられそう。でも怖いから取らない。登山道の脇にこれだけあるのだから、ちょっと中に入ればたちまち籠いっぱいに収穫できそう。もったいない。

上に登るにつれ、笹原の中の道となる。そして道は平らに。針葉樹はシラビソか。



三角点のある最高地点(樹林に囲まれ展望はきかない)を右に見て、2分くらいで樹林帯を抜け目の前に大展望が広がる。これが有名な日向山の風景。
眼下には八ヶ岳の高原が広がる。八ヶ岳は雲に隠れ、残念ながら見えません。傍らには感激している妻の姿が。



ここの土壌は花崗岩が風化して、白砂状になっている。ところどころ、岩が露出していて恐竜の背中のよう。



こうした花崗岩が風化して、岩がそそり立っているといった風景はこのあたりでは珍しくはない。一番似ているのは、鳳凰三山の地蔵岳のオベリスク。あと、観音岳や薬師岳も。それに甲斐駒の頂上も白砂だ。遠くから甲斐駒を眺めると、まるで雪が積もったように白く見える。

空はすっかり秋の空。



左を向くと、甲斐駒が、でも、やっぱり雲に隠れている。残念。



帰りは行きに通った道の駅「白州」で買い物。新鮮な野菜とかいっぱい売っている。妻はこういうところが大好きです。山のように野菜やらお米まで買う。もう、りんごが並んでいて試しに買う。津軽という品種。りんごが木になっているところを見た。この辺でも取れるようだ。
隣のスーパーで他の食材を買う。夕飯用です。こうした地方のお店には珍しいものがある。今回は、お惣菜売り場で、桜モツの煮込みとイナゴの佃煮を買った。桜モツってわかりますか? 桜肉は馬肉のこと、したがって馬のモツです。帰ってからこれで一杯やるつもり。

帰りは須玉から中央道にのり、ぶっ飛ばして1時間半くらいで家にたどり着きました。