パン・ド・カンパーニュの部屋

自分で作ったおいしいものを中心においしい話を!

桜山

2008-04-13 01:19:30 | 自然
神奈川県津久井町の稲生というところに、「桜山」という山がある。通称、稲生の桜山と呼んでいるみたいだ。

先日、行ってきた。毎年この時期、道志の山に行くときに通りがかってはいたのだが、立ち寄るのは初めてのことだ。

名前の如く、桜の山である。聞くところによると、大正天皇が生まれたときに、お祝いに桜を植えたとか、大正時代に地元の青年団が桜を植えたとか、いわれはよくわからない(ちゃんと調べもしませんでした)。

遠くから見るとこんな感じ。



桜ばかりではなく、カタクリの群落地でもある。里山なので温かいせいか、もう少し高い山で見るかたくりと比べ、大きさが大きいような気がする。



アップで一枚。



桜を撮影するのはなかなか、難しい。
これはどうでしょう。 自分では気にいった一枚なのですが。




山桜を望遠で切り取るというやり方もやってみたい。
あした(もう今日か)、出かけたいが、朝から雨みたいだから、家にいようか。
山はまだ桜は咲いていないかな。
来週くらいがいいのかも。

二度目の正直

2008-04-02 23:02:09 | おいしいもの
この間の、初めて焼いたパン・ド・カンパーニュがいまいちだったので、再度挑戦してみた。
結果は大成功。今回は水を少なめに、固めに捏ねたので、焼きあがりがぺちゃんこにならず、ふっくら焼けた。
なにせ、この間は、かみさんに「なんだかぺちゃんこね。」などとケチをつけられたから。
これなら文句はないだろう(にんまり)。

見てやってください、晴れ姿。


今日のワイン

2008-04-02 06:43:20 | おいしいもの
先日の日曜日、久しぶりにワインを開けた。

先週は結婚記念日、もう何回になるのか、本気で計算しないとわからない状態に来ている。で、この何年か気にかけていたとおり、銀婚式の年であったことが判明した(誤解を受けるといけないので、説明しておきます。私たちは大学を卒業して次の年に結婚したので、まだ若いのです。と言っても私は大台にのってしまいましたが。)。

どこか家族で食事にでも行こうかと思ったが、子どもたちはそれぞれ予定があってままならない。そこで、家で食事をしてワインを開けることになった。ついでに、パンはオレンジ由来天然酵母のトウモロコシ粉配合のパン。



今日のワインはとっておきのワイン。前に買っておいた熟成した白ワインを開けてみよう。

ロワールはモンルイの白ワイン。ヴィンテージは2001年だから6年半の熟成だ。1000円台の安いワインは、買ったらすぐに飲まなければ劣化してしまうが、2000円台はそこそこ(2~3年か)、3000円以上のクラスになると普通でも5~6年は大丈夫か。でも、これは作りがしっかりしていることが大条件。白ワインでも、しっかり作っていれば熟成は可能だ。



このモンルイのワインもしかり。6年半の熟成で色は黄金色に到達している。味は濃厚、甘さを抑えた蜂蜜のようだ。ロワールの白ワインのセパージュはシュナンブランが最高とされているが、ブルゴーニュのシャルドネにもにもひけをとらない。のど越しは、とろみ感を感じる。まさに熟成した白ワインの条件が揃っている。これだからワインは面白い。



先日開けた、シャブリの5年物もそこそこ熟成していた。うちにはワインセラーなんてシャレたものはないから、床下収納庫に無造作に放り込んでいる。先ほどからの繰り返しになるが、しっかりした作りのワインなら、猛暑を何度か経験させてもびくともしないいい例になった。

おっと、銀婚式の話がワインの話になってしまった。

お花見

2008-04-01 00:24:48 | 自然
日曜日、近くの公園にお花見に行った。都立桜ケ丘公園と言う。私の家の最寄りの駅は、京王線の「聖蹟桜ヶ丘」駅である。この聖蹟の語源とも言うべき物語がこの桜ケ丘公園にある。
話は明治にさかのぼる。今は団地や住宅地になっている多摩ニュータウンのこのあたりも、造成が始まる前、ましてや明治時代は雑木林の生い茂る丘陵地帯であった。東京の都心(そのころは東京市の中心と言うべきか)から、そう遠くない(隣の府中市は東京オリンピックのマラソンの折り返し地点である)このあたりは、ちょっと遊びに来るのに便利な場所であったようだ。そこで、かの明治天皇はここに兎狩りにやって来られたのである。前の日は八王子で、次の日はここにやってきた。その日はここの名士の家に泊まられたようである。そこで、後年、この兎狩りをされた場所を聖蹟と呼んで明治天皇の遺徳を偲ぶ場所となったのである。

今は都立桜ケ丘公園となり、雑木林の丘陵地帯が保存されている。桜もきれいだ。

昭和の初期にこの場所に明治天皇の記念館が建てられた。「聖蹟記念館」と言う。
そのころは珍しいコンクリート作りである。作りはアールヌーボー様式とでもいうのだろうか。今からみてもモダンな建物である。



このあたりは桜ケ丘の地名とおり、桜の名所でもある。




まわりは雑木林の生い茂る丘陵地帯である。遊歩道があり散策が楽しめる。
すでに新芽が出てきて、若草色がまぶしい。



これはアオキの新芽、蕾がきれいだ。



振り返ると左にコブシ、右に桜。



ここは自然を生かした公園で、何もないところが、それはそれでよいところだ。

ああ、でも残念、桜の下でちょっと一杯やりたかったな。ワインとパン、ちょっとした食べ物持ってきて。