パン・ド・カンパーニュの部屋

自分で作ったおいしいものを中心においしい話を!

大晦日の料理

2005-12-31 20:44:09 | おいしいもの
今日は大晦日。
今週に入ってからというもの、何かと気ぜわしく、皆様のブログにコメントもできませんで申し訳ございませんでした。
明日から、遅レスですが入れさせていただきますので、よろしくお願いします。

さて、お正月料理の私の担当は、黒豆、栗きんとんと年越しそばでございます。
今日はおそばと、我慢できず栗きんとんと黒豆を一足先にいただきました。



定番のカニは、生食用のものを買ってきて、うちで蒸したものです。やっぱり蒸したてが、風味があっておいしいですね。

そばは天婦羅そば。天せいろというのかな。海老天は妻が揚げてくれました。
そば粉はこの間、秩父夜祭で秩父に帰ったときに、なじみの米屋さんで買ってきたもの。ところどころ黒い殻が混じっている素朴なそばに出来上がりました。昔、曾祖母の家で食べた懐かしいそばの味。

黒豆は、豆シリーズでおなじみの豆。豆はいつも茹でているのでお手の物です。お砂糖のほかに、お酒、みりん、塩、醤油を少々加えて、アクセントを出します。

栗きんとんはここ10年来作っているのですが、今年のものが最高においしく出来ました。秘訣は、サツマイモを茹でたあとに、少々多めに茹で汁を残して一緒に混ぜ合わせたので、今回はしっとりと仕上がりました。砂糖の量は、芋500gに2カップと本にはありましたが、多そうなので1カップと1/2にしましたがこれが限界か。芋は皮をつけたもので700gでした。

ふんふん、今回はうまくできたので満足です。
宝くじも3300円当たりましたので、300円の儲け。損にならなかっただけでもよしとしましょう。

これから、近くの神社に年越しの準備に行って来ます。
私はお汁粉の担当。今日、家で小豆を軟らかくなるまで茹でておいたので、これから仕上げです。昨年は塩を多めに入れてしまったので、今日は要注意です。
お餅はカット白玉を用います。乾燥した白玉の完成品なので、茹でれば出来上がりの簡単メニュー。

では、行って来ます。

鳥の丸焼きその後

2005-12-25 20:14:53 | おいしいもの
先日のクリスマス料理の地鶏の丸焼き、すっかり食べ尽くしましたが、残りの骨を捨てるのはもったいない、ということでスープを作り、半分はそのまま味わい、残りの半分はカレーの出汁に使いました。
これがスープ。沸騰させないよう注意して、時間をかけ鶏がらを煮込みました。だから濁らないで透明なスープが出来上がりました。塩を加え、ねぎを散らし、一口すすると、まさに塩ラーメンのスープのよう。これにラーメンを加えたらおいしいだろうなあと思いました。



これは鶏がらスープを使ったカレー。こくがあっておいしかったです。



毎年のクリスマスパーティーの翌日のわが家のメニューはカレー。
毎年楽しみにしています。

わが家のクリスマスパーティー

2005-12-23 21:12:56 | おいしいもの
今日はわが家のクリスマスパーティー。
これからお客さんが来る予定です。今、我慢できないので、ワインを飲みながらこれを書いています。りえねこさんのブログに触発され、昨晩、立川のチーズ王国(本店か)に行き、羊と牛のチーズを買ってきました。今日は羊のチーズをライ麦パンにつけてワインのつまみにしております。ごくんとしたあとに羊臭さが鼻腔を通り抜けていきます。この臭さがいいんですよね。

毎年、妻の弟一家と妻の両親を呼んでクリスマスパーティーを繰り広げます。
料理担当は私の妻。妻は料理が好きなので、ちょっとした人数でも苦にならない様子。この頃は年の功で、短時間でさささあーと料理を作ってしまうから、たいしたものです。と言いつつ、今、いくらとスモークサーモンのカナッペを作れと命令されてしまいました。ちょっくら失礼。

できあがりました。



これはローストビーフ。



地鶏の丸焼き。



サフランの洋風まぜご飯。



ケーキは近くのケーキ屋さんのブッシュドノエル。チョコレート味とイチゴ味。
ここはロールケーキで有名なお店(週刊朝日にも紹介されたぐらいですから)。



一年に一度のホームパーティーですが、毎年毎年子どもたちやおいっこめいっこの成長には目を見張るばかりです。

父親のサックスの演奏やおいっこのギターの演奏にも、みんなうっとり。
また、妻の両親、弟夫婦も健康で、毎年顔を合わせることができ、小さな幸せの一つです。もちろん私たち夫婦もですが。
来年もみんな元気でありたいものです。

忘年会

2005-12-17 22:29:25 | おいしいもの
今日はうちの忘年会。
パートさんとアルバイトの学生さん4人と私と妻の合計6人。
昨年と同様、聖蹟桜ヶ丘の「杏花飯店」という中華料理のお店で行いました。
コース料理が安くておいしいし、個室でこじんまりとできるのも魅力です。

ここの名物料理「伊勢海老のチリソース煮」です。



陳健一の「激辛麻婆豆腐」です。一口食べると、汗がたらたらです。



最後は、カニチャーハン(写真は興奮のあまり、撮り忘れました)。

この一年のいやなことは忘れ、新たな希望を持って、来年もよい年でありますように。

あっという間に冬到来

2005-12-15 20:20:15 | 自然
ここ2,3日の冷え込みにはびっくりしました。外にあるチャッピーの水飲みにも薄氷が張っていました。この夏の暑さから比べると、地球温暖化がうそのようです。
裏山にあるイチョウの大木は、毎年黄金色の黄葉を楽しませてくれています。
11月30日撮影



この寒さですっかり葉を落としてしまいました。
12月15日撮影



春にはこんな姿でしたのに、あっという間の9ヶ月でした。

今年の寒さは厳しいようです。 皆様、風邪など引かぬようご自愛ください。

いぶりがっこ

2005-12-11 20:32:57 | おいしいもの
いぶりがっこという漬物をご存知ですか?
秋田県特産の漬物です。

収穫した秋大根を縄で一本一本編み、一組一組天井に掛け込んで桜、楢の木でゆっくりと燻し、燻した大根を米糠、塩で仕込み、厳寒の中で熟成させ仕上げるのだそうです。



がっことは漬物のことだそうで、燻した漬物で、燻りがっこと名前がついたようです。皮の表面がやや黒っぽいのがわかりますか。

この燻りがっこを山友達のよねやんが、実家に頼んで送ってくれました。
よねやんは秋田県の合川町の出身です。
私の妻の父親も秋田県の出身で、やはり実家に帰ったお土産でよく買って来てくれていたので、この漬物は、わが家にとってなじみ深いものです。

燻した香りと、甘い大根の味が合わさって、なんとも言えないおいしさが口のなかに広がります。これはまぎれもなく、日本のおいしい漬物10選の中に入ることでしょう。

皆さんにとって、なじみ深い漬物は何ですか?

さて、あのよねやんが、昨年、秋田の実家のほうの鍛冶屋さんに頼んで、「長サ」という、「マタギ」が山で使う山刀と言うか、斧と言うか刃物を送ってくれました。



「マタギ」とは、熊撃ちを昔から生業としてきた山の民です。こうした刃物で熊の腹を裂き、内臓を取り出したり、肉を解体したりしたのでしょう。
私の宝物の一つです。

よねやん、ありがとう。

漬物二題

2005-12-08 18:04:35 | おいしいもの
げげげげげ、投稿の画面が変更されている。えっ、ジャンルだって? めんどくさいなあ。漬物ってどのジャンルだろう。ええっい、男の料理でいいや。

では、本題。
今日は漬物を漬けたお話です。
先日、秩父夜祭で帰省した際、帰りがけに横瀬町の役場前にある農協の直売所で、秩父特産の「杓子菜」を買いました。5kg、薪の束くらいの大きさで315円でした。つい2,3日前のNHKの朝のニュースで、この杓子菜を使った「杓子菜漬」の漬け込みが、秩父の皆野町で始まったと報道されていましたので見た方もいるかと思います。
菜っ葉の一種ですが、茎がしゃもじの杓子に似ているのでこう呼ばれています。秩父に行くとスーパーなどで製品化されたおいしい杓子菜漬が売っているので、この頃は見つけると買って帰ります。小さい頃、ひいおばあちゃんが漬けた杓子菜を食べたことがありますが、これはおいしかったという記憶がありません。何かあまりぱっとしない、ひなびた味なのです。最近、秩父で正統の杓子菜漬を食べた機会があったのですが、これはまさに昔食べた味そのもの。確かに売られている杓子菜漬はおいしいのですが、味の素が入っているような人工的な味。で、昔風の杓子菜漬に挑戦しようと思い、漬け込みました。



これがひなびた味になってくれるといいのですが。しかし塩加減が難しいですね。買ったとき、ちょうど来ていた、杓子菜を作った人に聞いたのですが、40kgで塩一升とか。今回は5kgなので1/8升の塩と考えました。でも、漬け込んでもなかなか水が上がってきません。それで、塩を少し足したらやっと水が上がってきました。ちゃんと漬かってくれればいいのですが。

今日は、近くの知り合いの農家を訪ねたらちょうど白菜を漬けている最中。漬け終わったところで、まだ白菜が残っている。で、漬けるならあげると言われたので、じゃあ、もらうということでもらってきました。2,3株でいいといったのですが、多く漬けなくてはおいしい白菜漬けができないと言われて7株ももらってきました。
漬物樽は、以前に沢庵を漬けた大き目のものがあるので、これを使いましたが、5株でいっぱいになってしまいました。漬けるときのポイントを聞いたのですが、茎の間に塩をまぶすのだそうです。そして、水が上がってきたら、下のものを上に、上のものを下に置き換えるのだそうです。



おいしい漬物ができますように。 もう少し漬かったら、昆布を切り刻んで入れようと思います。

秩父夜祭

2005-12-04 18:02:49 | Weblog
昨日は12月3日、秩父夜祭でした。毎年、曜日に関係なく12月3日に行われています。埼玉県秩父市の秩父神社の例大祭で、京都祇園祭り、飛騨高山祭りとならんで日本三大曳山祭りの一つとされています。曳山とは山車が町内を練り回ることを言います。でも、秩父では、山車を屋台と呼んでいます。
私の実家は秩父です。秩父で生まれ、秩父で高校時代まで過ごしました。それからは秩父から離れていますので、もう秩父の外で暮らすほうが長くなってしまいました。でも、もの心ついてからというもの、18歳までは毎年、秩父夜祭は待ち焦がれていたお祭りでした。秩父っ子にとっては心躍る祭りで、祭り囃しが聞こえると居ても立ってもいられないというのが本音でした。でも、それは、今でも同じです。やはり祭り囃し(秩父では屋台囃しと言います)を聞くとわくわくします。
昨日は久し振りに土曜日と重なったので、実家に帰って、秩父夜祭を堪能してきました。

秩父に車で行くルートは、大まかに3通りあります。一つは熊谷、寄居経由の国道140号、2つ目は飯能経由、正丸トンネルを通る国道299号、3つ目は、国道140号を逆方向から、中央道勝沼、塩山、雁坂トンネル経由のものです。
前二つはきっと渋滞していることが予想されたので、今回は中央道から雁坂トンネルを抜けるルートで行きました。距離的には遠回りなのですが、渋滞は皆無なので、時間的には早いと見込んだのが大正解。午後4時に家を出て、6時20分には秩父市内の実家に到着。

そして、メインは雪洞に蝋燭の火をともした屋台が、お花畑と称するお旅所がある秩父公園に集結するところです。公園はちょっとした高台になっており、途中の坂(団子坂といいます)を屋台が引き上げられるところがクライマックスなのです。

秩父神社に集合した各町内の屋台が7時ごろ順次出発、だいたい10時半ごろお旅所に到着、そこで神事が執り行われます。

秩父神社です。



そもそも、秩父神社はその昔、神仏混講の頃は妙見宮と称していて、いわゆる七夕信仰だったのです。だから、この夜祭も、秩父神社の妙見様(美人の女神様です)が、武甲山の男神様に年に一回のデートのためにお旅所に行くのだとか、まるで彦星と織姫みたいでしょう。屋台と神社の神官たちが行く昔のルートでは、途中に諏訪神社の脇を通らなければなりませんでした。このお諏訪様というのが、武甲山の男神様のお妾さんなので、そこを正妻の妙見女神様が通るときは、屋台の屋台囃子をやめて、気ずかれずに、こそっと通ったものでした。
今はこのルートは道が狭いので、別の広い道を通っています。でも、お諏訪様には今でも、よろしくということで、この時期に別に何かお祭りしているみたいです。
お妾さんがいると、いろいろ気をつかって大変ですね。

さてさて、神社から屋台、神官たちの行列が7時くらいに出発すると、その途中、8時過ぎから打ち上げ花火が打ち上げられます。夏の花火と違って、空気が澄んでいるときの花火なので、これがなかなかクリアーで綺麗なのです。それに、気温も寒いですから。

これは実家の前から撮った花火の写真です。



私の父親は花火が見たくて、一足先に出発しました。私と母親と西武秩父駅の前で待ち合わせの予定です。

私たちも9時に家を出て、祭り見物に出発です。まずは西武秩父駅まで。ここからは目の前に花火が見えて、特等席です。
おまけに焼きそばやうどんとか露店がいっぱい出ています。ワンカップに焼き鳥とか、最高のシテュエイションです。



ここで父親と合流、屋台の集まっている秩父公園に向かいます。到着したものの、まだ屋台が全部集まっていなくて、公園は閉鎖状態です。で、テントの飲み屋で、父親と一緒にワンカップで、時間をつぶします。やっと、10時40分になって、閉鎖解除、開放との放送が、公園内のお旅所に向かいます。

公園のまわりには、屋台の引き上げ見物の桟敷席が用意してありますが、屋台が上がりきってしまうと、お客さんは下に降りてしまい、ここも開放状態で、写真を撮るには絶好の場所を提供してくれます。

屋台が集結しています。6つの町内が屋台を持っています。広角が足りなくて6つは写っていません。ごめんなさい。



屋台のアップです。きれいなおねいさんが見えます。



これは翌日朝の様子。桟敷席が見えます。



これがお旅所、神事が執り行われています。



翌日朝の様子です。その向こうには、男神様の武甲山が見えます。



亀の子石、ここに妙見女神様の御幣が立てられます。



これは少し暗くした写真ですが、蛍の光のような光がわかりますか? この一瞬を撮った写真に、携帯電話やデジカメの液晶画面の光が映っています。



久々の秩父夜祭に、昔の記憶がよみがえり、懐かしく堪能しました。
それにもまして、今回一緒に歩いた年老いた両親が、いつまでも元気でと願ってやみません。






ぶたまん

2005-12-01 19:42:09 | おいしいもの
この頃、饅頭に凝っています。
妻からは、「ぶたまんの鬼」なんて呼ばれているくらいです。

事の発端は、この間の土曜日に初めて、あんこ入りのふかし饅頭を作ったことに始まります。なぜか、急に自分で饅頭を作ってみたくなり、食材品店で普通のベーキングパウダーの2倍の値段はする、特別製のベーキングパウダーを買い求めました。
なにやら、ダブルアクション効果で普通のものより反応するよう調合したとか書いてあったので、これだと思い、飛びつきました。

で、さっそく小豆を煮てあんこを作り、小麦粉とベーキングパウダーを混ぜて、生地を作り、あんこをくるんで、蒸かし器で蒸かして出来上がり。でも、水が少なかったせいか、カチカチの硬い饅頭になってしまいました。そして、チャッピーの餌になってしまいました。

次は、水を少し多めにして作ったら、何とか食べられるくらいまでふっくらと出来上がりました。 おお、さすがダブルアクション効果!

その次は、インターネットで調べたレシピで、生地を作り、おかずの八宝菜をくるんで、肉まん風の饅頭にしてみたら、これがなかなかおいしくできました。

そして、今日はとうとう、ぶたまんに挑戦してみました。豚ひき肉とニラをごま油で炒め、甘辛く味付けしたものを、饅頭の生地で包んで、蒸かして出来上がり。
今までで一番の出来で満足です。

まあ、ぶたまんというか肉まんというか、この違いは何なのでしょうね。



ちょっとピンボケになってしまいましたが、パカッと割った割れ目から緑色のニラが見えますか。

ここのところ、お昼休みに毎日のように饅頭作り、そこで冒頭の「ぶたまんの鬼」というネーミングとなったわけでございます。

妻はこの饅頭の味に満足していない様子。おいおい、そんなら食べてくれなくてもけっこう。ぶう。