パン・ド・カンパーニュの部屋

自分で作ったおいしいものを中心においしい話を!

秋、真っ只中!

2006-10-19 21:27:15 | 山登り
今日は早起きをして、日帰りで乗鞍高原に行ってきました。



目的は、ノルディック・ウォーキングでの紅葉狩りです。

募集は30人。ところが集まったのは、私を入れて3人とか。最低挙行人数は10人。で、急遽、当初のウォーキング後の手作りおそばと、温泉入浴は取り止め。歩くだけとなりました。おかげで、参加費3000円はなくなり、無料でノルディック・ウォーキングの講習が受けられ、そしてポールを借りることができました。

3名では寂しいので、昨日当所に宿泊していた人に声をかけたそうで、12,3人は参加することになりました。松本のテレビ局の取材付きで、来週放映されるそうです。東京では見ることができないので残念です。私もインタビューされたんですけど。

場所は一の瀬園地で、まずはポールの使い方の説明から。2本のポールを両手に持って、足より後に突いて、手を前に動かすと同時に、そのままずるずるとポールを引きずって、手を後に動かすときに、ポールを後に突く繰り返しで歩くのです。これだと、足だけでなく、腕の運動も加わるので、有酸素運動の効率が45%もアップするのだとか。講習後、さっそく園地を1時間強歩きました。

時はまさに秋真っ只中、紅葉は今が見ごろ、楽しいウォーキングとなりました。

一の瀬園地はこの夏も訪ねて気に入ったところです。

あざみ池。



夏はこんな感じでした。



11時半くらいには終わってしまったので、チャッピーと一緒に、この奥の牛留池まで往復してきました。紅葉の中のトレッキングは気持ちよいものでした。



これは入口近くですが、こんな感じの中を歩きます。

家に帰ってから、さっそくノルディック・ウォーキング用のポールを注文しました。妻にはいつも「道具から入る奴」と言われています。今回もその通り。
届いたら、さっそく家の周りをウォーキングです。でも、この辺では、やってる人をあまり見かけないし、不審者だと思われないよう注意しないと。

今日の覚え書き

4:45出発。談合坂でラーメン。松本IC7:05。乗鞍8:00着。
昼食はおそば、いがやにて。そば定食1200円。
14:00乗鞍発。波田町の農協直売所でりんご、なし、きのこ2種類(黒しめじ、くり茸)を買う。
途中、諏訪SAで温泉入浴595円。18:05帰宅。

せっかく撮ったから、これはおまけ。


秋色を求めて!

2006-10-09 21:44:31 | 山登り
この連休は、1日目くらいは近くの山に行こうと思っていたのですが、天気予報を見て急遽考えが変わり、秋色を見にどこかアルプスに行きたくなりました。
いろいろと考えが。。。
この間の白馬・遠見尾根に行って紅葉の写真を撮る。
北アルプス餓鬼岳に行って紅葉の写真を撮る。
燕岳に行って紅葉の写真を撮る。
天気予報だと新潟の方、日本海側は雨マーク、北アルプスの北部はきっと天気が悪いだろうと、考えを変更(結果、命拾い)。

関東に近い山梨あたりはお天気マーク。
で、南アルプスの北部のどこかにしようと決めました。
千丈岳はまだ行っていないので、千丈に行こうか。バスの時間等調べると、日帰りはぎりぎり。かといって、泊まるにしても、あの辺の山小屋は予約が必要。
やっぱり、北岳の二股、大樺沢の紅葉を撮りに行こう。
Fさんを誘うが、足を怪我していて大事をとって行かないとのこと。

そうか、やっぱり1泊してこようかな。恐る恐る山の神様にお伺いを立てると、いいわよ、との返事。うだうだ家にいて、ストレスがたまって、機嫌が悪くなるくらいなら、どこかに行ってもらった方がいいとのこと、お言葉に甘えます。

静かな早川尾根にしようか。あそこなら空いているから泊まれそう。
でも、予約必要、もう間に合わない。
そんなら、日帰りで北岳でもいいが、せっかくならゆとりを持って、下に一泊してこよう。

白根御池小屋に電話、8日の夜は空きがあるとのこと、じゃあ、行った時はよろしくと電話を切る。よし、決まりだ。

8日は朝3時に起床。車で3:25出発。途中、談合坂SAで、いつものラーメンを朝食代わりに食す。えっ、チャーシュー、こんなに厚くていいのというくらい、分厚い(普通のラーメンだよ)。
甲府昭和ICで下り、芦安へ。5:20着。村営の駐車場に車をとめ、急いでバス乗り場へ(一昨年から乗用車の広河原への乗り入れは禁止)。5:30に乗り場に到着。すでに長蛇の列が。5:40発のバスは1台止まっており、すでに満杯状態。先発の5:10発は4台あったらしいが、この便は1台のみだけで、あとは、もう一台営業所から呼んでいる最中だとか。先発が帰ってくるのが7時頃。そうなると広河原には8時頃の到着となりそう。当初考えていた予定より、2時間も先延ばしになってしまう。これでは計画は無理。バスの切符を払い戻してもらい、お土産を買って帰ろうと思い、いつもの白州の道の駅へ行く。

7:40着。9時開店でまだ閉まっている。じゃあ、甲斐駒の登山口の竹宇駒ケ岳神社の駐車場に行ってみるとしようか。駐車場に到着。8割5分方埋まっているが、まだ停められる。じゃあ、黒戸尾根で刃渡りか、5合目の小屋あたりまで行って引き返そうか、ということで登り始める(8:00)。

初めは、こんな道もある。平で歩きやすい。



途中、木々の切れ目から富士山が見える。



刃渡り到着。



もう少し行ってみよう。さっそくハシゴ、腐りかけた桟道がでてくる。
少し行ったところが、刀荷天狗という祠。
こういうのがあるところが、黒戸尾根らしい。甲斐駒の表参道。



5合目到着。ここから駒ケ岳頂上付近に霧氷が認められた。ここまで来たら7合目小屋まで行ってみようかと、だんだん欲が出る。



でも、ここからがハシゴの連続、怖い鎖場1ヵ所があるんだよね。ええい、何とかなるだろうと決心する。

5合目の祠、なにやらおどろおどろしい。



5合目のハシゴ、これが一番長い。5合目の祠のすぐ隣。



何とかハシゴ、鎖を通過。この鎖場、帰りはどうしたらいいんだろうと、今から心配になる。どうにかなるさと、気持ちを奮い立たせ、七合目の小屋・七丈小屋に到着。14:00。まあまあのペースか。受付で1泊2食つき7000円を支払う。今日は混んでいるのでと、素泊まり、自炊小屋の第2小屋に通される。
一番奥が自分のスペース。隣には名古屋から来たおじさんといっしょになる。おじさんは、早川尾根小屋から甲斐駒経由でここに泊まるとのこと。あす、いっしょに下山しようと約束。結局は、混んでいて、布団4枚で5人寝るようになる。

混んでいるので、夕食は7時とか。それまで時間があるので、8合目の御来迎場まで空身でピストンしてこよう。2:30出発、3:20着。とにかく今日は朝から風が強い。風をさえぎるもののないところでは体が飛ばされそうになる。

途中からはこんな下の景色も。



8合目は標高、2700メートルくらいか。とにかく寒い、風が容赦なく吹きつける。少し上の9合目の峰はガスがときどきかかり、その木々には霧氷がついている。寒いわけだ。



下りて来る人に聞くと、9合目では足元がアイスバーンになっており、怖かったとのこと。

写真を何枚か撮り、早々に下山。3:30発、小屋に4:05着。あとは、夕飯まで、一杯飲みながら、他の人たちと歓談。思ったより早く、6:30に夕飯となる。

ここの食事はよいので有名。



トンカツ、刺身等。トンカツ、コロッケ、鳥のから揚げなどは量は少ないが、揚げ立てで熱々。珍しく、ご飯普通盛りで平らげる。デザートのフルーツは、オレンジ、巨峰などなど。心のこもった夕食に感謝。明日の朝食は、混んでいるので勘弁して欲しいとのことで、1000円返金となる。道中が長い人は提供してくれるとのこと。自分は下りるだけだからいらない。

夕食が済み、部屋に戻る。7:30消灯。8時過ぎて遅く到着した人が入ってくる。いったいなんというやつらだろう。こんな時間に。山を甘く見るなって言うの。おまけに、がやがやうるさい。たまりかねて隣のおじさんが一喝、静かになる。

翌朝は5時に起床。支度を整えて、6時頃下山開始。
すぐに、怖い鎖場に到着。鎖につかまり、落ち着いて足元を見る。足場を確保し、慎重に下りる。やった、無事通過。あとは刃渡りだけ。その間にも急なハシゴはあるが、何とかなった。

5合目小屋で一休み。写真を撮る。



このあと、刃渡りも無事通過。刃渡り直前の部分のほうが怖い。手すりもなく、右側は切り立った崖、うっかり岩につまずけば、転落間違いなし。ここは死亡事故の多いところだ。気が抜けない。5年前、初めてここを訪れた翌日の新聞に、ここで事故があって一人なくなったと記事があった。七丈小屋でいっしょになった人だ。

無事に通過で、ここで軽く朝食。朝食といっても、小屋でもらった野菜ジュース、それに行動食のワッフル、おじさんにもらったチーズ等。
あとはひたすら、下山口の竹宇駒ケ岳神社までまっしぐら。
10:00着。

白州の道の駅に寄り、いつものようにお買い物。
おじさんを車の置いてある御座石温泉まで送り届ける。
お別れの挨拶をして、家路につく。

途中、事故渋滞3キロにぶつかったくらいで、予定の時刻どおり帰宅。14:40。

今回はピークは踏めなかったが、黒戸尾根の往復ができて、経験を積んだことに意味がある山行であった。