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ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

症状にとらわれ過ぎず事例性に焦点を当てる(内田恵理子)

2017年11月17日 | カウンセリング

 日本産業カウンセラー協会講師 内田恵理子先生のセミナー
「クリニカルカウンセリング」を受講しました。

クリニカルとは「臨床、治療的な」という意味です。
具体的には専門医の治療を要するクライエントへの
カウンセリングですが 表題は要治療と見立てた
クライエントに対して疾病性にとらわれずに、職場や
生活上(本人、周囲)で何が問題なのかに焦点を当てる
事が大切だということです。

 内田先生は長らく企業内カウンセリングを実践され
現在も5か所の健康管理室をご担当です。このような多種
多様な業界、企業カラ―の中で様々な事例をご体験され
実に 実践的なアドバイスを頂けました。

特に秀逸なのが 退社寸前まで追いつめられたクライエントを
しっかり守りながら 現実的な認知への転換と 勤務態度の
向上を本人の気づきを通して実現させ 会社側からも評価・感謝
されるといった数々の具体的事例です。ここでご紹介出来ない
のは残念ですが このような経済情勢の厳しい時代にクライエント
の健康と雇用を守り 企業との共生関係を構築していける技量は
素晴らしいと思います。
 

 その他記憶に残ったお話は

難問である 専門医受診の必要性を感じたクライエントに対しての
受診の勧め方は

1.本人に納得させるまで最低2~3回掛かることを最初から覚悟
  1回目は「考えてみて!」程度ですませ
  1週間後に「考えてくれた?」とつなげていく

2.話す内容例
  ①辛い症状を改善しよう
   「ぐっすり寝て、おいしく食べられるようになろうね!」

  ②脳を使いすぎて壊れかけている(過労症状な)ので 専門家
   に治してもらおうね、最近のお薬はとってもよく効くよ!」
   *「心の風邪」という表現は先生の経験からはクライエント
    の反応が良くないので避けたいとのこと
     
  ③早めに受診すれば休業を避けられる
   



 





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