カエル嫌いな人は閲覧注意ねw
6/10。20:00。
特に明確なあても無く海辺の道を北に走る。
例年この時期には数珠つなぎで輝くはずのスルメイカの漁り火は、遠く水平線の向こうにいくつかぼんやりとした光芒を見せるだけだ。
ベイト雰囲気でなければならない海は一向にそうはならず、3月がそのまま続くような小さなあたりをとる釣りが続く。
サイズが出ても単発であり、連発しても小さく、どうにもこうにも煮え切らない。
いつもなら入るはずの良さげなポイントをいくつかスルーし、ずいぶん北に来てあるトンネルを抜けると路面が濡れていた。
開けた窓から流れ込む空気が急に湿り、道路と海の間に田んぼが続く地帯に差し掛かるとカスタネットを弾くようなカエルの声が聞こえた。
その独特の鳴き声に、ああここにもいるのかと思った直後、道路に大きな黄緑がひらめく。
おっと!とハンドルを切って避け、そのまま路肩に車を止める。
声の方向の田んぼに降りた。
ライトで照らし、畦を歩きながら探すと、いた。
僕はこいつが大好きである。
モリアオガエル。産卵の真最中である。
つぶらな瞳に大きな吸盤。闇に慣れた目にLEDで照らされた異様に鮮やかな黄緑色がまぶしい。
カエルの中で、こいつほどイージーに捕まえられる種類はいない。
こんな交尾中の個体は特にそうである。警戒心が全くない。手近な奴をそっとつまみ手に乗せる。
冷たい水を引く田んぼに冷やされた体が、そのままの温度でひんやりと指を冷やす。
吸盤がむにむにと指に張り付き、驚きもせず恐がりもせず、手のひらの上でじっとしている。
なんて素敵な生き物なのだろうかと眺め回す。手のひらに感じる重量は何か大切なあるひとつのもの、そのものである。
お尻をつつくとようやくやっともじもじとして、もう一度つつくとずしっと重さを残して飛んで田んぼに帰った。
小さな田んぼの周りを回る。
こら。お前種類が違うやろ。どさくさにまぎれて何してる。
これも捕まえてやったw
死んでも離さんとしがみつく。人の良い世間知らずなモリアオのメスが不憫だ。
オスってやっぱり間抜けな生き物だよなw
引き剥がしてやろうかと考えたが、それぞれの恋愛の形があるのかもとそのまま帰す。
さらに見て回る。
産卵床の泡に、オスとメスとが乗っていた。
このメスは特にでかい。
また手に乗せる。
堪らんなぁ。愛おしいなぁ。
暗闇の田んぼのへりで、いいおっさんがカエルを愛でる。
え?釣り?
何かカエルで満足してしまい手近な磯に入った。
近くの駐車場の灯りが無駄に明るく、長い磯にくっきりと明暗を作る。
その暗部。
27。
26。
ハードルアーは全く当たらず。あたりも小さい。1mのシャローの底に定位している。
何を喰ってる?
20をいくつか連発させ、角度を変えた一投。
もわっと28。
さすがにこの時期のこのサイズになるとよく引く。
長い突っ込みと重量感のある首振りに一瞬おっ!と思うが、水面を割って抜き上げる重量の軽さについ舌打ちが出る。
次の日。
捌いた腹の中から出て来たのは太いゴカイであった。
そう来たか、と考えながら、客人の為に身を昆布で挟む。
カエルー!!
癒される。。
いいなぁ、、触りたいなぁ…。
手乗りカエル。
指先とか触るとしっとり冷たい感じとか、素晴らしい脚力とかおさまりのいいフォルムとか、堪らんー!
やっぱりおっきいね、モリアオガエル。
シュレーゲルも綺麗だし好きだけどサイズはモリアオガエルの方がおっきいよね?
肌の質感も違うし。
オスがまた可愛らしいねw
このカエルは簡単に捕まえられて逃げない、というところが堪らんw
モリアオの後ろ足って長くてね、のびのびと跳躍する姿がまたカッコいい。
本来は綺麗な緑色なんだが夜だからか産卵中だからか茶色いまだらがあるね。
メバルにもちょっとは触れるようにw
ん?と思いながら100mほど通過したところで車から降りてそっちの方を見てみると、海じゃないところでずっとヘッドライトがついている。
ん~、あんな所で動かずになんかしてる人はきっと別人だな!って思いその場を後にした。そしたらつーさんでした(◎o◯;)
ビックリー。
こういうこととモノを愛でるのは同じです。
一刀両断に過激な言葉で綴るなら「センス」
感動できるセンスです。
こういうブログ、良いですね。
毎年、鮎を釣ると思います。
「今年も戻ってきてくれたか。」
これが無いとサイズや数釣りの自慢になります。
数釣りやサイズのどちらもすごく魅力ですが・・・。ちょっと違う。
釣りってそれだけじゃないですよね。
まだ負け惜しみです。
さっさとメガメバル釣りたいです。
じゃないと越えれないことがありそうで。
メバルとモリアオガエルの眼って達観の眼ですねー。乳児の眼も同じですわ。
潮溜まりとか流れ込みの溜まりをよく観察してるから。
あの形の銀色の車があったら僕のですよ。
夜中の越前海岸にあの車は1台だけですw
僕が愛するのは命の質量です。
そう言うものがあれば手のひらに乗せたい。
限界まで目を近づけて見たい、と思います。
その素材のその形のものが本来持つ質量とはほんの少し、数g、重いと感じます。
大切な数gだと思います。
鮮やかなグリーンはぼくのパーソナルカラー
ですからw
夜になると家の周りの田んぼで
カエルの大合唱が始まりますが
田舎育ちの僕には心地よい音楽だったりします
しかしながら、好きですね♪魚もカエルも
確かにあのカエルの目は、人を馬鹿にしたかのようで、しかし愛らしい。(*^^*)
もう自然と共鳴しているもの全てに愛出ているんですね♪
少しわかる気がします。
僕もじっと生き物を見る癖が小さい頃から有ります。(笑) 小学校の頃でも皆かけっこしているなか、僕は 地面に這いつくばり、蟻の行列は、何処から何処に行っていったい何をしているのか等 気になって調べたりしていました。
魚もカエルも蟻も皆、 意思を持ち、常に何かをしているんですよね。 飽きませんよね。(*^^*)
長くなってスミマセン♪
そろそろ失礼します。
釣りですがライン06にしました。みんなの意見を聞いて揺らぎましたがつーさんの一声でなんかふっ切れて次臨めそうです。 ガンバってみます
形もどの生き物にも似てなくて特殊で。
かたまり感と質量感も堪りません。
大変失礼ながらりゅうさんを緑に塗ったらカエルっぽいかもしれませんねぇw
虫の声もそうですが生き物の声ってうるさくないですよね。
そういう風に出来てるんだと思います。