ツルノリヒロの生活と推理

アーティスト、ツルノリヒロの気ままな発信基地。

今日一日

2010-02-24 02:58:37 | 今日一日
去年の今頃、日機装という会社の、社歌の編曲と録音を担当させていただいた。
55年前、創立当時に作られた社歌は、その時代にふさわしく、マーチサウンドの曲だった。
日機装の、ある意味テーマソングと言える社歌を、どう編曲したら良いものか、正直悩んだ。
マーチサウンドにするのは嫌だったけれど、テイストは変えず、オーソドックスにクラシック調の、
歌い上げるバラードにして、和声で変化を付けるぐらいにしようか、と考えていた。

このお話しを僕に紹介してくれたのは、20年近く一緒に音楽をともにして、ほとんどすべてのアルバムで
フルートを吹いてくれている、東京交響楽団の首席フルート奏者、相澤君で、
日機装の社歌リニューアルを担当される後藤さんは、(とても素敵な紳士で、声楽をされている方なのだが)
相澤君のフルートの弟子、というご縁があった。
さらに後藤さんは、ご夫妻で、社歌の編曲を僕が担当させていただく決定前に、僕のコンサートに来てくださり、
東京と金沢で行われる「日機装、創立55周年記念式典」でリニューアルされた社歌のお披露目と、
ツルノリヒロミニコンサートをやってほしい、と言ってくださったのだ。

そんな後藤さんの心意気に後押しされ、ボツになるのを覚悟で、思いきった編曲を一パターン作ることにした。
4/4拍子のマーチサウンドを、6/8拍子の、アコースティックギターをメインにしたフォーク調サウンドに
変えてみたのだ。
これが、現在朝礼などで流される、新しい社歌として、採用されている。
おかげで、金沢では県立音楽堂という素晴らしいクラシックホールで、東京では国際館パミールの大宴会場でミニコンサートをさせていただいた。
そして、後藤さん始めとして、社歌リニューアルに関わっていただいた社員の方々とは、今でも演奏したメンバーのライブに来ていただいたり、時折は一緒に飲ませていただいたり、と言うご縁をいただいている。

その金沢で、松原健之さんのコンサートをサポートさせていただく。
実は後藤さんは、金沢の支社長を務められた方で、ある日、松原健之さんのリサイタルをやられるのですね。
私が金沢に勤務していた時に金沢望郷歌を良く聞きました 懐かしいです。というメールをいただいた。
素敵な偶然に嬉しくなり、すぐに招待状を送らせていただいたのだが、残念ながら当日は仕事が長引き、いらっしゃれなかった。
それでも次は金沢であるのだけれど、と送ったところ、自分も行きたいぐらいだけれど、金沢の社員には是非紹介したい、と言ってくださっている。

出会い、というのはとても素敵なものだ。

松原健之ファーストコンサートIN金沢
3月31日金沢市文化ホール 18時会場 18時30分開演

再会や出会いがあることを楽しみにしている。

写真は「日機装、創立55周年記念式典」IN金沢。






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