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金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

丹文窯の作品の繕い その1

2016-05-01 18:17:13 | 陶器の繕い例
4月の29日からいよいよ今年の丹波焼の「春ものがたり」がスタートします。

これまでもそうですが、それで丹文窯の大西雅文さんのトラブルのある作品を沢山預って金繕いと飾り板の制作を請け負っています。

預った作品です。1か月ほど前でした。
綺麗に洗って、先ずは乾燥中です。
亀裂もたくさん入っていますね。


繕いの必要なものを選び出して、アラルダイトと地の粉で亀裂部分を埋めてあります。


これは、きちんと立つようにさらに3か所に脚を付けています。


続いて、黒艶漆を塗る段階です。


そして、銀の丸粉(3号)をタップリと蒔いていきます。


二日ほど漆を乾燥させた後、さらに粉固めの処理。
生漆をテレピンで薄めたものを上に塗ります。


今回の漆の乾燥は発泡スチロールと濡れぞうきんを使っています。


漆の乾燥が終わりました。


木綿でしっかりと磨いた後、鯛の牙での仕上げです。


すべて完了しました。
銀繕いの完成ですね。



その2に続く。

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