家族での繕いの続きです。
このコーヒーカップも接着剤のみで完成です。
この大鉢は、地の粉とアラルダイトでベース作りをして、その仕上げの様子です。
剃刀の刃で削って。
このあと、水ペーパーで仕上げて。
こんな感じでベース作り完了です。
次は黒艶漆を使っての装飾です。
ここからは私だけの作業となります。
テレピンで漆を少し薄めて使います。
その後、銀粉を蒔きます。
銀粉は丸粉3号を使っています。
何回か銀粉をしっかりと蒔いて。
小皿も同じ処理です。
そして、この後漆の乾燥の工程となります。
本漆を使っての繕いは少し日数が必要です。
乾燥はこんなものでいいのです。
濡れタオルとビニール袋で。
もう少し日数がかかります。
その3に。
娘たちが帰ってきていた連休中に繕いです。
私は陶芸仲間から立杭で預かってきた2点です。
大きな鉢。
1箇所大きく欠けています。
もう1点は取っ手が取れてしまったコーヒーカップ
妻は欠けがある裁縫道具。
そして、次女が持ち帰った2点と、ほんの小さな欠けた部分がある我が家の小皿。
さあ、繕いスタートです。
コーヒーカップの取っ手はアラルダイトで接着するだけでいいようです。
その後の姿勢が大事。
大きな鉢の欠けた部分に先ずはアラルダイトをうっすらと塗って。
妻も割れた破片をきちんと取り置いていて、接着完了。
娘もスタートです。
この豆皿私の作品ですが、一度割って繕っていますが、また割ってしまって。
愛用してくれているのですね。
欠けがある部分にはアラルダイトと地の粉を混ぜたものを使って。
そして、ガムテープで固定。
このマグネットの品物、これも2回目の破損。
首の部分を接着して。
ついでにこの小皿の欠けた部分を埋めて。
さて、私の作業です。
大きな欠けた部分の復元にはプラスチック板が有効です。
地の粉を混ぜたアラルダイトで欠けた部分を盛り上げて。
セロテープでプラスチック板を寄せあげて。
接着剤が固まるまでの間の姿勢が大事です。
時々姿勢を変えていい具合に固めます。
その2に続く。
私の陶芸教室にも参加されたことがある方ですので、繕いができるとよくご存じですね。
こんな風に取っ手が壊れて。
紙バックの形の可愛い器ですね。

さあ、繕いスタートです。
アラルダイトのみでの接着からです。
ずれが良く出ますのでしっかりと見守って。

接着面をよく見ますと、内側の部分が少し無くなっていますね。
それで、アラルダイトと小麦粉を混ぜたもので盛り上げです。

そして、やはり白の「新うるし」を塗っておいた方が後々綺麗だろうと。

こんな仕上がりです。
とても簡単な繕いだと判断していたのですが、やはり手間がかかりますね。
今度の書道教室の時にお渡ししましょう。

