初期状態:OS起動後、ネットワークを認識(ネゴシエーション)中の青いリングが永遠と回り続け、
何時間たってもネットワークに接続されません。ごくまれに1時間程度放置すると繋がります。
不思議なことに赤のバッテンや黄色のビックリマークは表示されません。
この青リング状態になると、コントロールパネル、コンピューターの管理、コマンドプロンプト画面など
システム管理用の画面がことごとく表示されなくなります。
セーフモード+ネットワークで起動すると、正常に起動します。もちろんネットワークも動いています。
PCはエプソンのエンデバーAT991EでOSはWindows7Pro32ビット、メモリは4GB搭載です。
確認事項:(1)オンボードのNICがIntelの82579Vでググると不安定情報があり、最新のドライバーをIntelからダウンロード
ついでにNICのファーム更新ユーティリティも入手しました。
(2)初期状態では、インストーラーも起動しないので、セーフモードで「MSCONFIG」の設定でスカスカのまま
OSを起動させ、NICドライバーの削除、最新バージョンのインストールを実施しました。
ついでにSystem32直下に保存したファームの更新をコマンドプロンプトから実行しましたが
更新必要ないと表示されました。
(3)症状が改善されないので、PCIバスにRealTecの古いLANカード(RT8139/810X)
(OSはカードを認識してドライバーが自動で導入されました)
を入れて、セーフモードでオンボードNICを無効にして正常起動しました。
(4)何とそれでも症状が改善されません。そこでやっと原因はハードではないという結論に達しました。
改善? :何度も再起動を繰り返しながら、サービスのオンオフを繰り返し、やっと使えるパターンを発見しました。
Serverというサービスを切ると、不具合の全てが正常になります。Serverというサービスは、PCをネットワークの踏み台にする
サービスなので今ではほとんど必要としない機能ということで、無効にしました。
もちろん、システムログにはこのサービスに関するエラーがいくつも記載されますが一切無視で良いかと・・・。
本来ならOSを再インストールすれば解決するトラブルですが、SEにとってシステム・リカバリーは最終手段かつ
最低の手段(ユーザー環境の復元には多大な作業を要する)というのが私の持論です。