役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

5月決着が実現しないと思うわけ

2010年04月27日 01時22分18秒 | Weblog
5月決着・・・
鳩山首相はそう言っていました。

普天間基地移設問題の決着期限があと1カ月・・・。

報道番組などを観ての情報収集だけですが
今までの民主党と政治家の状況から
私は決着が付くとは思いません。
ほとんどの国民も同じ意見だと思います。

本当の解決に向けての方向性すら
今の政治家は
国民に
説明していないような気がしてなりません。

私の個人的意見ですが・・・、
もういい加減、
今まではアメリカの核の傘下で守られてきたことを認めて
今後の防衛体制を踏まえて
日米関係をどうするか
国として
決断するべき時期が来たのだと思います。
今後の方向性を見据えて
今までの状況を深慮して決断すべきだと思います。

先日の沖縄での
とある集会を紹介した記事に
こんなのがありました・・・。

「集会に参加しない方がいいと思った」という県民の意見。

 沖縄基地問題はそれほど単純な問題じゃない。
 私個人は米軍基地に反感はない。
 基地の外に住むアメリカ人の多くは
 隣人としていい人たちだし、
 戦争後、日本兵より米兵の方が
 よほど沖縄の人間に良くしてくれた。
との記載が・・・・。

また別の県民意見には、
 基地が問題なのは、
 米兵が事件を起こした後の処理が問題なのだ。
 いったん基地に戻ってしまえば、
 沖縄の警察にできることはない。
との記載。

さらに
 沖縄の人たちに基地の重要性を知ってもらいたい

という県民も少数ではあるが存在するらしい。

こういった意見もあることから
県民は
一概に基地が存在すること自体が
悪のようには見ていないということだと思います。

戦争に負けて
国が安全保障条約を締結し
国民が現体制の負担を強いることを
皆、受け入れているのです。

ただ、問題なのは
現在まで続くこのスタイルで
日本の安全保障の負担を
沖縄にばかり負わせてしまうのは
あまりにおかしいという疑念が
大きくなって噴出してきたことなのです。

原発問題も同じように
日本の人口の10%がいる東京に原発がなく
どうしても地方にその負担を負わせる。
これが問題なのです。

それほど重要ならば、
東京にこそ、
「原発」や「基地」を置くべきなのが
道理ではないのでしょうか。

現状、
都内の米軍基地の広さは、計1,603haで、
全国10万2,704haの1.56%、
基地の数は
8/134という数字があります。

日本の人口比で
10%が東京都民なら
基地も東京が「10%」
負担すればいいのではないでしょうか。

(ただこの考えは、
 基地が沖縄にある意味を
 前にもブログで触れましたが
 そのことは考えずに
 数字上だけで考えるならという前提ですが・・・)

東京に・・・それが無理だから
沖縄に置く
というのは、
もう無理がきているように思えて仕方がない。

鳩山首相が示したように
より対等な日米関係を目指し、
その議論をつきつめていくならば、
日本の安全保障における

「自衛隊の役割」 や

「防衛政策」

そのものを
深く議論することなしに、
基地の移設場所だけを議論しても
根本的な問題の解決には
繋がらないのではないかと思います。

いろいろ言っていますが
やみくもに憲法9条の見直しや廃止問題、
日本が核武装するべきだなどと、
言っているのではありません。

議論のつきつめた先の命題を見据えずに、
基地の場所だけ議論するのは間違いだと言っているのです。

たぶん、
鳩山首相はそのばしのぎで
思い付きを言ったことが大きくなって
引っ込みがつかなくなっただけでしょうが
ここは間違いを認めて
新しい思い切った方向性を打ち出し
命題を定め舵を取ってほしい。

そう思うのでした。


。。。。。

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