★つばさ移行日記★ 

『障がいをもっていても働きたい』という願いを叶える為、共に就職を目指して頑張っています。

2014.05.08 オープン・クローズ

2014年05月08日 | 就労移行支援

 

こんにちは、携帯は今だにガラケーの男、松本です。「今どきの若者らしくない」とよく言われます。

 

さて、GWが明けてみなさんスムーズに仕事に取り組めていますか?私は休みボケしてます。

 

本日は障害のオープン・クローズのメリット・デメリットについて勉強しました。

 

障がいをオープンにするというのは『会社に自分の障害を伝えて就職する』ということ、クローズは『会社に障害を伝えないで就職する』ということです。

 

今日、障害者に対して少しづつ会社の理解は深くなってきましたが、それでも障害者への風向きは強いのが現状です。

 

ではクローズで働いた方がよいのでは・・・?実際はどうなのでしょうか?Yahoo知恵袋などにもそのような疑問がたくさんあります。

 

しかし、つばさの訓練生の中には『障害者枠で就職したいです』と言ってくる人がほとんどです。本日は障害枠のオープン・クローズのメリット・デメリットについて考えてもらいグループワークをしてもらいました。

 

 

グループワークの中では始めに

 

【クローズのメリット】

・給料が良い(報酬が良い)

・正社員として雇用

・普通の人と一緒に働くことができる

・障害者だと言われなく済む(世間体を気にしなくて済む)

・安定した地位が得られる

・障害者扱いされない

【クローズのデメリット】

・残業がある

・早く来てと言われる

・土日に仕事がある(休みがもらえない)

・長く働くことが困難

・職場で孤立してしまう

・いじめにあう(あった)

・多少無理して仕事をしなければならない

・周囲に迷惑をかけた

・長く休めない

・仕事のハードルが高い

・仕事がハードになる

etc・・・

 

【オープンのメリット】

・障害者であることを伝えられる

・土日休みにしてもらえる(もらえた)

・環境の配慮が受けられた

・長く働くことができる

・病気を理解してもらえて人間関係が良い

・平日に病院に行ける

・自分にできる仕事が与えられる

・自分のペースで仕事ができた

【オープンのデメリット】

・差別されるのではという心配

・いじめにあうのではという心配

・給与が安い

・パートタイマーが多い

・残業したくてもできない(仕事がしたのにできない)

・労働内容に制限がかけられる

・一般の人と同じ地位が得られない

・障害者扱いされる(子ども扱いされる)

etc・・・

 

 

などなど、就職を目指している方たちの今現在の考え方がたくさん出てきました。

 

意見がたくさん出たところでクローズで就職したい人とオープンで就職したい人と討論してもらいました。

 

Sさん「オープンだと優しくされるから嫌だ。もっと責任を持って仕事をしたいのに『帰っていいよ』と配慮されるのが我慢ならない」(この後他の訓練生に『通院はどうするのか』と聞かれてハッとしていました)

 

Tさん「今までクローズで働いてきたので配慮はしてもらえなかった。それに働いていても周りの人が(自分が障害者だと)感づき始める。だったら初めから言ったほうがいい。自分はコミュニケーションの障害なのに過去に『私はTさんと楽しく働きたいんだよ!』と言われたことがあり苦痛だった。」

 

Yさん「自分もクローズで働いていたときに何らかの症状が出てしまい、迷惑をかけてしまったことがあった。」

 

 

皆さんのリアルな意見はなかなか考えさせられるものばかりでした。これから就職するうえでの不安がヒシヒシと伝わってきました。

 

本日のグループワークはオープンかクローズかを選ぶわけではなく、オープンにもクローズにもメリット・デメリットがあるということを皆さんに知ってもらうための勉強会でした。

 

以上、松本でした。


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