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徒然スキーヤー日記

冬は毎週志賀高原レポート
夏は子連れダイビング
スキー試乗や旅行記の目次は「このブログについて」カテゴリ見てね

BSレガシィ アウトバックに乗ってみた…試乗インプレッション

2014-10-29 02:54:20 | 車試乗
えー.
予想通り.
本日,かなりのスキー場で
初積雪になったようで…
焼額でもうっすら雪が降ったみたいだし.
熊の湯もわずかに白くなったみたいだし.
かぐらも雪が積もってますね…

予想通り,北海道はすごいみたいですね~.

…明日からまた例年通りの気温に戻っちゃいますが…
今年も,早いシーズンインになることを願うばかりっ!!

ってことで.
本題へ行きますが.
…10月24日に発表になった,
新型レガシィ.
B4が「BN9」,アウトバックが「BS9」という型式らしいので.
BN/BSレガシィ,となりますか.

先日レポートしたように.
第1号で試乗してきたので.
さっそく,そのレポートをば…

まず.見た目ですが.

…確かに,デカくなった.
先代のBRレガシィに比べ.
幅で6cm,長さで4cmほどデカくなってますけど.
それほどびっくりするほど「デカい!」って
感じじゃないですね~.
まぁ,ツーリングワゴンに乗ってる身にとっては,
アウトバックの背の高さ,フロアの高さで
ちょっとデカさを感じましたけど…

で.
室内を見てみると.

ふむ.
ふむ.
運転席に乗った感じは.
スバル車らしからぬ,高級車感が漂っているじゃないか!
…古いスバルファンは,「こんなのスバル車じゃない!」
とか言いかねないかも(笑).
とりあえず,BRレガシィから,間違いなく内装の
車格間は1グレード以上上がってます.
#これでやっと他社同等レベルになってきたのかも…

シートも良くなってる感じで.
前席・後席ともにシートヒーターが標準装備だったりします.

そうそう,アイサイト付き車でも,ルーフに
サングラスポケットがついていたのが驚き(笑).

…後ろ座席の広さは.
うーむ.
先代レガシィと,ほとんど変わらない感じかな?

トランクは,アウトバックってこともあり.
かなり床面が高く,荷物を積むのが辛そうな感じ…

さてさて.
内装チェックはこのくらいにして.
肝心な走りを.

今回のレガシィ.
エンジンはFB25の2.5L NA一種類で.
グレードは,2種類のみ.

高いほうは,
「スタブレックス・ライド」
とかいう,ピストン速度感応式ダンパーを
足回りに使っているのが一番大きな差.
そして,この高いグレードは.
内装は本革が標準になるようで…

今回試乗したのは,スタブレックスライド付きの
高いほうのグレードです.


エンジンをかけて,走り出してみると…
あれ??
今までのスバル車と,明らかに傾向が違う.
ブッシュの硬さを感じない!

段差の乗り越えが,今までのスバル車に
ありえないほど柔らかい!
…柔らかいけど,ブヨブヨ感はなく.
しっかりダンピングが効いた柔らかさ.

サスのストロークが大きいアウトバックだからか.
ばねレートも,結構低めに感じるかな.
けど,ダンパーは強め.

高周波には柔らかくストロークするけど.
低周波はガッチリダンピングする感じで.
段差の突き上げなど早い動きには柔らかく,
スピードを出していった際にはしっかり
車体を抑え込む,そんな感じ.
…これが,スタブレックスライドの効果なのかな?
…安いほうのグレードと乗り比べてみたい…

何にしろ,これまでのスバル車には,
どの車にも多少なりとも残っていた.
しっかりしたブッシュがもたらす,
ちょっとガタガタした揺すられ感が
なくなった!
それなのに,スピードを出していった時の路面の
うねりとかに対するダンピングはすごく強く
効いていて,高速でのユサユサ感は全く無し.
なんだか,乗り心地も高級車っぽくなっちゃった!

もし,これがスタブレックスライドの効果だとすると.
…絶対こっちがお勧めだな.

エンジンは…
必要十分かな.
大きくなった割に,BRレガシィとそれほど
変わらない車重なので,同じくらいのパワー感.
…あー.でも.
アクセルに対するリニアリティはかなり高まりましたね.
このあたり,熟成がより進んだ感.
高速をクルーズするには,静かだし.
これで十分.


で.
今回.
残念ながら,試乗の順番待ちが詰まっていたので.
いつものように山道を攻められず.
大きな横Gをかけた領域や,コーナーが続く
道でのフィーリングはわからなかったですが.

おお!?と思ったのは,
ステアリングフィールがBRより格段と
良くなりましたね~

BRレガシィは,ちょっとステアリング系に
コンプライアンス要素があって,なんだか,ブッシュが
つぶれながらステアリングが切れ始める…
というような手ごたえがありましたが.

このアウトバック,このステアリングの
「ぐにゅ」感がないのに.
かといって,敏感すぎて,
まっすぐ走りたいのにガシガシ入ってくる外乱に
ステアリングを取られ続ける…ということがなく.
手を添えているだけで,まっすぐ走り.
そこから指1本分,ステアリングを切っていく時の
フィーリングがすごくいい.

とりあえず.
高速でまっすぐ走るには.
足も滑らかで,ステアリングも疲れず.
アイサイト3と相まって,たぶん
最高の長距離ツアラーだという予感.

…あとは,コーナーをガシガシ攻めた時に
どんな感じか,ってところが気になるところ.
まぁ,ここは次回の宿題ですかね.

という感じで.
走っているときのステアリングの反力,
切った時の手ごたえ.
アクセルを踏んだ時の反応量,ペダルの重さ.
各種スイッチやレバー類の操作感…
これまでのスバル車に比べ,このあたりが
格段と進化していて.

これまでのスバル車らしからぬ.
車の走りというより.
「人間のタッチ&フィールにこだわった」
という設計思想がかなり明確に透けて見える
この,新型レガシィ.

ガシガシ走るというより,大人がロングツーリング
する車だなぁ…

ってことで.
キビキビLEVORGと,ゆったりLEGACY.
明確に両車の性格を分けて作ってきたことが
感じられる,今回の試乗でした~!
コメント

スバル WRX S4に乗ってみた…試乗インプレッション

2014-09-05 00:23:03 | 車試乗
ってことで.
先日予告したように,スバルの新型車,
WRX S4に試乗してきましたので.
本日は,その試乗レポートをば…

今回のWRX.
エンジンが最新の2L DITのFAで,リニアトロニックCVTのWRX S4と,
エンジンが旧型2LのEJで,6速マニュアルのWRX STIの,
2種類あるわけですが.

…さすがにSTIの試乗車は出ず,
今回はS4の試乗となりました.

で,今回試乗したグレードは,2.0GT Eyesight.
ビルシュタインダンバーのGT-Sの試乗車が
無かったのが残念…


(スバルHPより)

まず,運転席に乗ってみたところ.
内装も,一部カーボン調パネルなど使ってみたものの,
ほぼLEVORGそのままです…
スピードメータが280kmまであるのが,せめてもの違いか?
うーむ.
350万越えの車とすると,内装はもう少し頑張れ!
といった感じか.

シートは,GTグレードでもLEVORGのGT-Sと
ほぼ同じ,サポートの強い形状になってますね~.

で.
とりあえず,走ってみましょうか~.
ということで,アクセルを踏んでみますが…
「うむ!??」
動き出すタイヤのひと転がりから,
LEVORGとの違いが分かる!!
かなり滑らかに動き出します.
コンポーネンツはLEVORGと共通じゃないのかっ!?
…これは,かなりよくできてる….

ステアフィールは,レガシィと比べると
1-2次元違う感じ.
かなりステアリング系の剛性アップ,
ラック周りの取り付け剛性アップが
なされているのか?
ストラットのアッパーマウントベアリングなど,
各所のフリクションをかなり減らしたのか?
LEVORGよりずっといいステアフィール.
余計なガタやフリクション感がなくて,
いろんなところがたわんでからフロントタイヤが
切れ始めるのではなく,
わずかなステアリング量も
切っただけただちに正確にフロントが動く感じ.

…で.スポーツ車なら,ステアリングギア比を
過剰にクイックにして,クイックさを演出したくなるところ.
…そこは過剰なクイック感をもたせず,
直進を保持するのに疲れてしまうようなこともなく.
#昔は,異常にステアリングギア比がクイックだけど,
#操作に対する時間遅れが大きく,過剰操作に陥る
#ダメな車もあったものだ…

素直に愚直に,ステアリングに対する
フロントタイヤのレスポンスの早さで
勝負している感じ…

そして,足回りは…
GT-Sではない,普通のGTグレードだけど.
絶賛.

トヨタ車よりは,路面の継ぎ目やうねりを
伝えるけど.
突き上げのカドは取れてるし.
ロードノイズも低め.

驚いたのは,コーナーを攻めた時の
ロールの少なさ.

フロントタイヤのコーナリングフォースが立ち上がってから,
ロールが始まる…!
と,身構えても.
全くロールせず,そのままコーナーを抜けていきます.

サスペンションは比較的しっかり気味といえども.
ガンガンに締め上げたサスでもなく.
ばねレートもそこまで高いと思わないのに.
全くロールしてないんじゃないか?と思うほどの
ロールの少なさ.

普通,ロールを抑え気味のサスセッティングをすると,
外輪だけで車を支える形になるので,
突っ張った外側のタイヤに一気に荷重が移ってしまい,
簡単にブレークする車になっちゃうけど.
#ロールセンターを異常に高くセッティングした車が陥る現象

この車,フラットライドなのに.
アウト側のグリップにすごい余裕を感じる…

右,左の切り返しをしても,レガシィのように,
ゆっさりゆっさりとしたロールの戻りの遅れ感による
グリップ立ち上がりのディレイも感じず.
全くロールしないまままっすぐ抜けていくように
感じる…
それなのに,外足の妙なツッパリ感がない!
乗り心地から感じるばねレートで想定される
ロール量より,ずーーーっとロールが少ない…
うーむ.
でも,LEVORGだと,ここまでロールの抑えられ感はなかったけど…
セダンボディ,重心が低いから?
それとも,LEVORGよりも極太のスタビでガッツリ抑えている?

で.リアのトーインが強いのか?
#横Gに対するコンプライアンスでのトーイン感ではなかったので,
#バンプトーインを大きくしている?
リアタイヤのCF(コーナリングフォース)が大きい感じで,
リアスタビリティが高く感じます.
あるいは,ワゴンボディじゃなく,リアの軽いセダン
ボディってのが効いてるのかな?
…車重はLEVORGとほとんど変わらないはずなんだけどなぁ…??

何にしろ,妙に締め上げて,ガタガタゆすられるような
スパルタンな足回りでもないのに.
コーナーを抜けると,かっちりした感じを受ける車.

おそらく,最初にWRXに乗った人は,足の柔らかさに
「あれ?こんな街乗り車になっちゃったの?」
って期待外れに思うかもしれないけど.
これだけ低いばねレートでは想定つかないロールの
少なさ.

うーむ.
普通のGTでこれだけよくできた足って…
GT-S,要らんのでは?

…でも,足回りは,基本的にLEVORGと同じはず
なんだけどなぁ…
LEVORGと全く違う走り.

エンジンも.
微小アクセル領域でドカンと出ることもなく.
普通に街乗りしていると,
アクセルに対してリニアにパワーが出ます.
アクセルと出力のリニアリティが高くなった感じ.
アクセルを踏み込んで→踏み込みすぎたので戻す,
とか,踏み足りなくて踏み足す,ということがなく.
街乗り領域では,一発で狙った加速度が出せます.
#微小アクセル領域での,アクセルと加速度の
#リニアリティが低いところがBRレガシィの
#欠点だったりする…
初めてリニアトロニックを使ったレガシィに比べて,
CVTとのマッチングがさらに熟成されてきたか?

で.
アクセルを一旦踏み込むと.
ははははは.
良く走るわ.
これは,免許がいくつあっても足りんな.

ブレーキフィールは…
これは,まぁ軽い山道を走った程度では,
LEVORGとそれほど差は感じなかったかな.

エンジンノイズもロードノイズもかなり
抑えられてて.
BRレガシィより,ずっといい仕上がり.

ってことで.
サスの硬さもスパルタンではなく,
エンジン音もすごく穏やかなので.
「あれ?普通の車だ…」
とおもうのに.
そこそこのスピードでコーナーを曲がると,
「なんだ?これはっ!!?」
と思わせる,WRX S4.

これは…
コーナーが続く道を,いつまでも走り続けたくなる
車だわ…

家族でスキーに行くために,ワゴンじゃないといけない
縛りが無かったら…
LEVORGより,WRXだな~!!!

#だんだんスバルにはまっていっている…
コメント

RCオデッセイに乗ってみた…試乗レポート

2014-07-12 00:27:48 | 車試乗
えー.
ここしばらくですね.
ダイビング日記が続いていたので.
…たまにはちょっと,違うネタを行ってみましょうか…

ということで.
新しいオデッセイに試乗したので,そのレポートをば.


(ホンダHPより)

…RBオデッセイに乗っていた自分としては,
先代までの背の低いスタイルから,一気に背が高くなり,
スライドドアになったオデッセイ.
その乗り心地や,いかに?
と,たいへん気になっていたので.
今回,オデッセイに試乗してきたわけなんですが.

まず,
室内は.
背が高くなったので,十分広くなりましたね~.
少なくとも,エスティマに引け目は感じない
広さになりました.
7人乗りだと,後ろ座席も十分広いし.
3列目はエスティマ同様,たたんだ際に
床下収納できるので,3列目をたためば,
荷物がいっぱい積めるのは嬉しいところ.
フロントシートの着座位置も,思い切って
高くなりましたね~.

…で,走りですが.
…この背の高さのミニバンとしては,かなり
まともな車です.
しっかり作りこんであって,足回りに金をかけてある
ことがよくわかる車ですな~.

エンジンパワーは必要十分レベル.
でも.この車重だと,もう少しトルクがほしいかな…
踏み込むと,CVTが効いて,エンジン回転数が
ぐぐぐっと上がって,それから加速…
というシーケンスになるので.
「もうちょっと頑張れ!」
感がありますが.
一旦スピードが乗ってしまえば,
あとはすごい静かに滑らかに車を
引っ張っていくので.
クルージングにはいい感じのエンジンですね.

スポーツグレード(?)のアブソルートと,
通常グレードのGと,両方乗ってみましたが,
直噴エンジンのアブソルートと
ポート噴射のGのエンジンのパワー差は,
それほど感じませんでしたね~.
アブソルートの方が40kgほど重いので,
わずかなトルク差は帳消しになっちゃったのかな?

ECONモードを切れば,もう少し回転数を
高めに引っ張るので.
きびきび感は増します.
…デフォルトは,ECONモードを切って
走りたいところ.
その場合は,燃費がちょっと悪くなるんでしょうね~.

で.
電動パワステは結構よくできてて,
「これは,油圧か?」
と思わせるでき.

あと.
足回り.
アブソルートの足ですが,
しっかりダイレクトに,路面の凸凹に
ボディがついてきます.
それも,足回りがばたばたせず,突き上げなんかを
一発で抑え込む,しっかりしたダンピング.
しっかり微小ストロークでも,ダンパーが
効いている感じ.
いやー.
やっぱり,ホンダ車.
足はいいなぁ…!
アブソルートの足,硬すぎるっていう人が
いますが.
スプリングレートが高いんじゃなく,ダンパーが
しっかり効いていて.サスが余計なストロークを
せず,突き上げや段差の乗り越えなどで,
余計な揺り戻しやボディの揺らぎがなく,
一発で抑え込んでくれるので.
私はこのくらいの足が好きです.
この足,気に入りました.

ただ.やはり.
車重が重く,車高が高いからか.
ロールスピードは遅いんだけど.
ステアリングを切り込んでいくと
外のタイヤの接地感に,余裕が
なくなっていく感じがします…
RBオデッセイでも思ったけど,もう少し
バンプ側キャンバーを付けた方が
良いんじゃないかしらん?

でも.
ミニバンと考えると,おそらく十分で,
セレナとかステップワゴンに比べると
別次元でよくできた足ですが.
…この車高のミニバンに,このような
足を求める人がどれだけいるのかは,
ちょいと疑問かも…

ちなみに,Gの方の足は.
アブソルートに比べると,ダンピングを
抑えてきた感じで.
いわゆるミニバンっぽい,柔らかい乗り心地に
なってます.
…おそらく,普通の人は,こっちが
「乗り心地がいい」
と表現するんだろうなぁ…
私はアブソルートのしっかりした足は十分
アクセプタブル.
#運転手以外の同乗者には不満かも

ただ…
この内装は好き嫌いが分かれそう.
あと,操作系周りも,タコメータが
バーグラフ式でみにくいし.
エアコンとかのタッチパネルも
「しっかり見ないと操作できない」という
欠陥があったのが,ちと惜しいところ.

あとは,4WDにすると7人乗りが選べないとか,
燃料タンクが2WDでも少な目の55Lだったのが,
4WDだと50Lとさらに少なくなり,航続距離が
かなり短くなっちゃうってところも,
長距離走行メインの私にはつらいところ.

…それ以前に,ハンドルを握ってワクワクさせる
感じも弱く,ガンガン走って,山道を攻めよう
とかは思わない車だし.←当たり前だ
ちょっと残念ながら,私の購入候補には
のぼらないかな~.
いい車ではあるんですけどね~.

…しかし.
以前はオデッセイに乗っていた身というのに.
レガシィに乗ってからというもの.
もうミニバンには戻れない体になって
しまったかも…
と思った,Skier_Sなのだった.
#というか,スバル車以外に乗れない体になったか??
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FIT HYBRIDに乗ってみた…試乗レポート

2014-06-30 02:45:37 | 車試乗
ってことで.
前回は,VEZELに試乗した際に.
実は,FITのHYBRIDにも試乗してみたんですね~
知らぬ間に,HYBRIDにも4WDが追加されていたみたいで…
今回の試乗車はFFでしたが.

ってことで,
時々散発的に入る自動車試乗レポート.
今度は,FITハイブリッドです.

では,どうぞ~!

---
FIT HYBRID


(HONDAホームページより拝借)

VEZELのあとに乗ったので,内装やシートの質感,遮音性,
タッチ&フィールはやはりVEZELに比べると
かなり落ちる感じ…

電動パワステも,しっとり感がない,
ちょっと安っぽい手ごたえ.
ただ,DCTの出来はいいですね~.
不自然な変速感やショックもなく,
何の違和感もなく変速されて行きます.
エンジンの始動・停止の衝撃も無し.

ただ,遮音は手を抜いているのか?
スタート時のモーター音がしっかり
聞こえてきます.
エンジンのかかり始めは静かで,
「あ?エンジンかかったんだ?」
って感じで,なかなか良いのですが.
アクセルを踏み込むと,
盛大なエンジン音がインパネを
透過してきます.

エンジンルームを開けてみると.
最近の横積みFF車の流行か,
排気ポートは後方.
キャタライザ付排気管がバルクヘッドの
直近に走っているので.
もう,インパネのすぐ向こうが排気管なわけですね.
…これは,排気ノイズがそのまま
インパネ側に伝わってくるわけだ…

VEZELと同様,このエンジン音の「頑張っている感」が,
実際の車の速さをスポイル.
アクセルを踏み込むと,回転数を
かなり引っ張ります.
VEZELより遮音が甘いので,アクセルを大きく
踏み込むと,エンジンが一生懸命頑張っている
感がひしひしと伝わってくる感じ.

実際速くて,そこそこのパワーが出てるんだけど,
軽々と引っ張っている…というより,
すごい汗をかきながら必死に頑張っている感じがして.
「パワー感」が感じられないのがもったいない…

アクセル開度が小さい領域では,このクラスと考えると
かなりの静粛さを保っているんですけどね.
#モーター音はかなりはっきりわかるけど
でも,もう少し遮音がしっかりしてくれたらいいかな~.

街中のみの試乗だったので,
コーナーを攻めた時の感じなどは
分からないです….

室内は,このクラス,外観のコンパクトさを考えると
十分広い!
2-3人での旅行なら,トランクもこれで十分!

まぁ,街中や郊外を走る足としての用途には,
これで十分なレベルですね~.
コメント (4)

VEZEL HYBRIDに乗ってみた…試乗レポート

2014-06-27 01:28:45 | 車試乗
えー.
月山のリフト運休が,7月15日まで延長になったようで…
…営業開始しても,Tバーはもう営業終了しちゃってる
可能性が…
今年も雪が多いシーズンだったので,ちょいと
残念な感じがする今日この頃ですが.
まぁ,私はもうシーズン終了宣言しちゃったし,
ま,いっか.

ってことで.
本日は.
ホンダから発売になった,FITベースの
SUV風モデル,ヴェゼル.
こいつに乗ってきたので,試乗インプレッションをば…

---
VEZEL HYBRID 4WD


(HONDA HPより拝借)

今回試乗したのは,ハイブリッド,それも4WDの
モデルです.

とりあえず.
FITベースですけど.
FITとは,全く別の車ですね~.
ステアリングを含む,内装の質感はいい感じ.
静粛性,タッチ&フィールの高級感,
足回りの完成度,すべてベースのFITを
凌駕しています.
スバルで言えば,XVとXVハイブリッドの仕上がりが
全然違いますが(見た目はほとんど一緒だけど),
その感じに近いか…

エンジン音は,かなり静か.
FITのハイブリッドだと,踏み込んでエンジンが
思い切り回っているときのエンジン音はかなり
にぎやかだけど,そこの遮音はしっかりしていますね~.
でも,車重が重いからか,FITハイブリッドより
エンジンが止まっている領域が狭い気が…
バッテリー残量があるのに,結構エンジンが
回りっぱなしでした….

電動パワステも,しっとりした感じになり.
高級感はFITよりずっと上.
でも,パワー感はFITと変わらず.
踏み込むと頑張るけど,1.5Lのエンジンを,
かなり気合いを入れて引っ張っている感じ….
モーターのトルク感もあって,実際にパワーは
出てるんだろうけど,
この,1.5Lのエンジンの回転数が上がって,
苦しそうにパワーを出している音が,
加速感をスポイルしている…
「あれ?このエンジン音でこの加速感?」
って感じで,ちょいと重苦しい感じというか,
回転数が高めのエンジン音が何だか,こう.
ちょっと残念な感じ.
…このあたり,2LエンジンのXVハイブリッドの
方が圧倒的に気持ちいいかな.

今回,残念ながら,平地の街中での試乗だったので,
コーナーを攻めた時の反応は全く分からず.
当然,4WDならではの特性は全く分からず.
雪道とかどうなのかがちょっと気になるところ
ですが,4WDがようやく電子制御カップリング
方式になったようなので,デュアルポンプ4WDより
かなりマシになったのでは…と,ちょっと期待.

ただし…
VEZELハイブリッド.
4WDでナビつけると300万近くする車です.
LEVORG1.6GTアイサイトやXVハイブリッドと
ぴったり同じ価格帯.

うーむ.
まだ,VEZELの4WDの完成度はわかりませんが.
スバル4WDの雪道での安心度を知ってしまい,
LEVORGも,XVハイブリッドも,VEZELより
ずっとエンジントルクが太く,走りを重視した
ワクワク感が有る車で.
さらに,アイサイトの完全停止まで自動追尾の
オートクルーズの楽さを知ってしまった今.
同じ値段なら,アイサイトがついてくる
XVハイブリッドかレヴォーグがいいかな~.
コメント (6)

VWのゴルフの試乗レポート…次は1.4LのTSI Highline!

2014-06-18 01:11:55 | 車試乗
で.
先日は,1.2LのComfortlineの試乗レポートでしたが.

本日は,GOLFの上級グレード,1.4L Highlineの
試乗レポートです.
カタログ数値ではリッター20km近く走るらしい,
欧州ダウンサイジングターボの実力やいかに?

では,どうぞ~!
----

VW GOLF 1.4L TSI Highline


試乗した最初,
エンジンのパワー感が.
「あれ?1.2Lとさしてかわらないか…?」
と思ったけど.
踏んでいくと,ワンテンポのターボラグのあと,
「おーーーっと!」
ってびっくりするくらいの加速感を見せます.
明確なターボラグがあり,踏み込んでブーストが
上がると,トルクが出てきますね~.
車重が軽いからか,レガシィ2.5よりもずーーーっと
軽快に登り坂を登っていきます….
でも.ブーストが上がってないうちは1.2と同等.
ワンテンポ遅れて,過剰なほどのトルクが
立ち上がってくる感じ.

DSGは,1.2Lと同じで,たいへんよくできてます.
…CVT,いらんじゃないか.
変速ショックは全く無く.
CVT変速より早くギヤ比が変わって.
レスポンスがいい感じ.
でも.
意外とパドルシフト操作時のフィーリングは,
レガシィのCVTのマニュアルモードとあんまり変わらず.
…普段乗ってるレガシィのマニュアルモードは,
結構頑張ってるのかな~?

んで.
足回りの完成度は,1.2Lからさらにワンランクアップ!
ボディーは過剰なほどガッチリしています.
結構強めのダンパーがかっちり効いた,
しっかり感があります.
ブッシュに頼っていない,ダンパーがきっちり
動いてダンピングしている感じ.
それなのに,しなやかさをも感じさせる足で,
路面のうねり.継ぎ目などの乗り越えを
「感じさせない」,欧州の高級車っぽい仕上がり.
ウェーブ状の凸凹を乗り越えた時のダンピング,
安定感はクラスを超えるものがありますねー.

ただ.横Gがかかった領域で,サスがストロークすると,
わずかにラインの揺らぎが出ましたが.
…意外と大きめのコンプライアンスステア要素が
あるのか,対地キャンバー変化の影響か…
まぁ,でも全く不安はないレベルです.

って感じで.
決してワクワクドキドキさせる車ではないですけど.
走る・曲がる・止まるに関して.
かなりガッチリしっかり作りこまれていて.
さすがドイツ車…
と思わせる,異常なほど完成度の高い
車でした.

…世界中のCセグが,この車をベンチマークに
する意味がよく分かった…

でも.FF車なのに,軽く300万オーバー(涙).
我が家にはちょっと無理な車ですな~(残念).
コメント (3)

VWのGOLFに試乗してきたよ…まずは1.2LのTSI Comfortlineから

2014-06-17 01:11:19 | 車試乗
えー.
毎週末にスキーに行く時期が終わると.
終末…もとい.週末に時間があるので.
いろいろ車を試乗しに行ってしまうわけで.

…もう,2週間ほど前になりますか.
新型ゴルフの出来が良い,というウワサだったので.
ちょいと近所のフォルクスワーゲンまで試乗に
行ってみました…

乗ってきたのは,1.2Lターボのコンフォートラインと,
1.4Lターボのハイラインの2種類.

今日は,1.2Lターボのコンフォートラインの試乗レポートです.
では,どうぞ~
--

VW GOLF 1.2L TSI Comfortline


(写真はVW公式HPより拝借)

まずは1.2リッターエンジンのコンフォートラインから
乗ってみましたが…

いや,エンジンは予想以上!
1.2リッターなのに,トルクは十分.
ボディが軽いからか,2L以上のトルク感で.
ターボラグを全くちっともこれっぽっちも感じさせることなく,
くいくい車を引っ張っていきます.
いや,これホントに1.2Lか?
これで十分.
これで不足を感じる場面,まったくなし.
アクセル踏み込めば,十分速い!
7速DSGも,シフトのつなぎ目を感じさせない
素早い,ショックなしの変速感.
秀逸なのは,アクセル踏み込み時のシフトダウンが
速く,アクセルを踏み込んだ時の加速感に
ラグがないこと.
日本車のこのクラスのCVTだと,アクセル踏み込んで
プーリーが動き出して,やおらギア比が変わって,
それから加速…
という,タイムラグが感じられるけど.
さすがDSGは,シフトダウンがすばやく,
ラグ感のないエンジンとともに,気持ちよく
エンジン回転が伸びて車を引っ張っていきます.

で.
足回りは,やっぱりドイツ車っぽい作りで.
ウェーブを超えた場合の足の収まりもよく.
ステアリング・ブレーキのフィールも,
剛性感の高い,かなりいい感じ.
日本車のブレーキペダルも,ストロークで効かせず,
踏力でコントロールできれば,コントロール性が
高いし,気持ちいいと思うんだけどな~.

エンジンルームを開けてみると.
フロントサスは,マクファーソンストラットだけど.
1.2Lとかなりエンジンがコンパクトなので.
バルクヘッドがストラットマウント直近に
まで前進してきているレイアウトで.
そのせいもあってか.
フロントの剛性感は十分高く.
フロントの突き上げ時にもボディがしっかり,
衝撃を受け止めている感じ.

んで.
排気&ターボ系は後方にあるのに.
遮音がかなりしっかりしているのか?
ダッシュボード経由で伝わってくる
エンジン音は静か.
…エンジン自体がかなり静かなのか?
遮音がしっかりしているのか?
うーん.後方排気とは思えない…

って感じで.
ワクワク感がそんなにあるわけでないけど.
クラスを大きく超えた,高級車に乗っている
ような足回り&フィーリング.
これは…
走る・曲がるって点では,よくできた車だわ.

…でも.
Cセグメントとはいえ.
コンフォートラインでも,280万円する車だと考えると.
このくらいの出来ではあってほしいかも….

まぁ.
よくできた車とはいえ.
ちょいとコンパクトすぎて,後ろ座席やトランクも
必要十分って感じの,結構タイトな感じだし.
レギュラーじゃなくハイオク指定だし.
やっぱりレガシィの方が,我が家にあってるかな~

#それ以前に,FFって時点で候補から落選なんだけど
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LEVORGに試乗してみた…今度は2.0GT-Sの試乗レポート

2014-06-01 20:34:44 | 車試乗
ってことで.
昨日は,1.6Lの試乗インプレッションでしたが.

本日は,レヴォーグの2リッターDIT版の
試乗インプレッションをば…

--
SUBARU LEVORG 2.0 GT-S



えー.
これは.
はっきり言うと.
1.6と全く別物の車ですね.
これに乗ると,1.6には戻れません
完成度が全然違います.

…いや,1.6も,いい車なんですが.
2.0は良すぎる…

ボディーの剛性感や,突き上げ・段差乗り越えの
際のサスの収まりかた,路面のざらつきの吸収具合.
ボディはしっかりと道路に追随しながらも,
角はきれいにおさえて伝えてくれるという.
これは…かなりの高級車っ!!
#まぁ,350万円以上する車ってのもありますが.
車としての完成度.
これは,かなり高い.

ボディがすごいガッチリしている感じがあって,
右・左の繰り返しの切り返しでも,
ロールはしっかり抑えられて揺り戻しがなく.
横Gを高めて行った領域で,ステアリングを
切り足していっても,路面のうねりがあっても,
接地感はすごい高いっ!!

しっかりした足なのに,しなやかというか.
突き上げ感もなく,ばたつきもなく.
ものすごい気持ちいい足の動きで.
1.6だと,「ドシン,ドシン」といって,
ガタガタ飛ばされる感じの凸凹でも,
しっかり滑らかに乗り越えていきます!

コーナーで不安になる「グラっ」とした
感じは全く無縁.
かなり攻めても,きれいに狙った
クリップポイントに車を運んでいけそう…

そして.
そして.
このエンジン.
…悪逆だわ.
反則でしょ,というくらいのトルク感.

まず,街中でちょっと踏み込みすぎると.
あっという間に制限速度を大きく突破.
アクセルをちょっと踏み込んで,十分な
トルクが出るのに.
そこからさらにブーストが上がってくると,
「え?まだトルク出るの?」
って感じで,まだトルクの伸びしろがあるのに,
あっという間に100km超え…

SI-DriveのS#モードにすると,8速
ATモードになり.
この8速ATモードと,かなりの接地感の
足のおかげで.
コーナー攻めるの楽しそうなんですがっ!?
ただトルクがあって速いだけの,
直線番長ではないですよっ!

これは,楽しい.
優等生っぽい車が増えてきて.
ハンドルを握っても,ここまでわくわくさせる
車が少ない昨今.
これは,衝撃的な車でした.

…はっきり言って.
この車.
ほしい.
欲しいっ.
ほーしーいーっ!

…でも.
燃費は1.6より悪くて,ハイオクだし.
オプション・諸経費入れると400万近い…
うーーーーむ
我が家では,無理か…(涙).
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LEVORG 1.6GT-Sと2.0GT-Sに試乗してみた…1.6GT-Sインプレッション編

2014-05-31 22:06:54 | 車試乗
ということで.
年初めから大々的に先行予約が開始され.
6月に納車が開始されるらしい,レヴォーグですが.

本日,試乗車が出たようなので.
さっそく乗ってきました…
それも,1.6GT-Sと2.0GT-Sの両方とも,
乗ってみましたので.

そのインプレッションをば…

SUBARU LEVORG 1.6GT-S





基礎オールラウンド(なんのこっちゃ?)

えー.
内装的には,まぁこんな感じかな~,
といったレベルの仕上がり.
シートは結構よくできてるのが印象的!

で.
とりあえず,走り出した感じ,
アクセルペダルに対する実スロットル開度を
ちょっと大きめにしているのか,最初の出だしは
そこそこの軽快さ.
ターボラグも感じられず,回転数の立ち上がりとともに
1500RPM位から十分のトルクが出てきて.
…言われなきゃ,1.6リッタターボってわからんわ…
街乗りのアクセル開度がそれほどない領域では,
完全,NAの2.5Lと勘違いできるフィーリングです.

いや,むしろ.
アクセル開度の大きい領域では,低い回転数での
トルクが2.5LのNAより太い感じ.
1500~2500回転くらいまでは,LEVORGの方が
レガシィより軽快に感じますね~.

ただ,2500回転を超えてもトルクが盛り
上がっていかないので.
回転数の伸びとともに,加速感が伸びていく
感じは無く.
「あれ?ちょっと伸びが足りない…」
って思います.

いや,これは.1500回転ちょっとで十分な
トルクが出てしまうので.
その結果として,それ以上の伸びを感じないってだけで.
実際のトルクは十分なんです.

おそらく,1.6Lの非力さを訴える人は,
2000回転を超えて回転数が伸びていく領域で,
加速度がさらに増えていく感じがないという,
加加速度(速度2階微分)の低下感を
指してるんじゃないかな~.
実際は低速でトルクが出て,低い回転から
かなりの加速度が出てることによる錯覚
なんですが.

とりあえず.
このエンジン.
1.6Lと考えればかなりのエンジンです.
低回転アクセル開度大の領域では,2.5L以上の
トルク感を感じます.
町乗りで一番使う領域の回転数での最大トルクは,
2.5Lより太く感じました.

車の静粛性,ロードノイズは,2.5LのBRレガシィと
ほぼ同等かな.
街乗りでは,そこそこの静かさです.

ステアリングフィールも2.5LのBRレガシィと全く
同じ感じ.
そこそこよくできた電動パワステで,
フロントタイヤのインフォメーションが
ステアリングを通じてきちんと伝わってくる感じ.

ただ,試乗したのはGT-Sモデルで,ビルシュタイン
ダンパーのはずですが.
サスペンションは結構柔らかめのセッティング.
レガシィのノーマルグレードに近いぞ…
そして.
突き上げを食らった時のわずかなフロントサスのばたつき感,
ブッシュ容量の大きさを感じさせるタプタプ感があり,
ダンピングが一発で決まらない感じがあるところも,
BRレガシィE型のノーマルグレードに近い.
うーむ.
ここ,ちょっと惜しいっ!

って感じで.
パワー感や,サスのセッティングの方向性,
完成度などは,価格帯が同じのBRレガシィ
2.5Lと極めて近い…
というか,そっくりな乗り心地の車でした.

Eyesight ver.3のレーンキープアシストを
試せる状況がなかったのが,残念っ…!

って感じで.
2.0 GT-Sのインプレッションは,また明日…
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スバルXVハイブリッドを試乗してみた

2013-11-22 02:19:12 | 車試乗
スバルのXVハイブリッド.

今申し込んでも,なんと.
納車は来年の4月か5月になるという超人気らしいんですが.

XVって,インプレッサスポーツの車高を高くしただけなんじゃないの?
ハイブリッドって言っても,モーター出力それほど大きくないから,
車重が増える分,アルファード・ヴェルファイアHVみたいに
「モーターアシストがあっても,フツーの2.4Lと変わらん」
加速になってるんじゃ無いの?
レガシィより高いけど,そんな価値あるの?

…って,思ってました.
いや.ホントに,乗る前まで.

でも…
我が愛車の1万km点検…じゃ無かった,実質納車5ヶ月目の「6ヶ月点検」で.
待ち時間があったので.
ちょっと興味から,試乗してみたんですよね~.
XVハイブリッド.

(スバルHPより)

結論から言うと.
「…この車,欲しいかも…」

外観がインプレッサとほぼ同じに見えますが.
全く別物の車ですね~…これは.
レガシィのベースグレードと同じ価格帯だけど.
…足回りのでき,ボディ剛性,その他の走りの性能は.
うちのBRレガシィ B-Sportより上だわ….

まず,車高が高いくせに,ロール量はうちのBRレガシィより
抑えられてる感じがする!
レガシィはフロントのアウト側が大きく沈み込む,
わりと安定したダイアゴナルロールが出て,
それでフロント外が押さえられるような感じ.
レガシィのロールスピードは遅めで,ロールの
おさまりがちょっと悪いかな~,早い右・左の
切り返しでは,ちょっとゆさゆさするな~,って
ときもありますが.

XVは車高が高いくせに,ロールがぴたっと
おさまるじゃないですか.
XVはタイヤ幅が225と,BRレガシィ B-Sportの205より太いけど.
それを受け止められるしっかりしたサスで.
タイヤ幅がある分,コーナ限界も高い.
ボディ重量はBRレガシィとほぼ同じくせに.
おそらく,安心してコーナーを抜けられる速度,
レガシィ標準グレードより間違いなく速い.

ブッシュも結構強めなのか,横Gがかかる・抜ける時のコンプライアンスによる
不自然なステア感もなく.
かといって,硬いわけではない足.
特筆は,サスのばたつきが少ないこと.
段差を超えたときの足の動きの収まりのよさは,
これは高級車並み.
路面のざらつきによる高周波振動はやわらかく吸収されているのに,
大きなサスの動きには,ブッシュのいやなタプタプ感によるゆり戻しが無く,
ピシッと抑えられてる感じ.
突き上げやばたつきが無いのに,しっかり路面に追随するので,
狙ったラインのトレースのしやすさは,レガシィよりいい感じ…
…これは,レガシィよりずっといい足じゃないか…!
#レガシィも,SパッケージとかDITはいい足なのかもしれないけど

で.
エンジンも.
すごいいい感じ.
燃費ハイブリッドじゃないのが良く分かる.
これは,モーターによるパワーアシストハイブリッドだわ.
F1のKERSみたいな,走りのためのパワーアシスト.
普通なら,HV車は,エンジンは燃費を考えて,大量クールドEGR&
実効圧縮比<膨張比の超遅閉じアトキンソンサイクルにして.
そこで落ちるパワーをモーターで養う…
って感じにするのに.

基本的に,ハイブリッド用に燃費重視エンジンにはしていない.
エンジントルクがあるのに,アクセルを踏んだ瞬間,ここ一番の時に
モーターによるプラスアルファパワーが加わる感じ.
それも,アクセルを踏んでエンジン回転が上がる前,エンジンが反応する前から.
モーターによる「クククッ」って感じのトルク感が加わるので.
上り坂も,気持ちよく加速していきます.

あー.
モーターは,ドッカンアシストじゃないですよ.
直線でアクセル踏んだときに,どどどッと加速させる
アシストパワーじゃないです.
あくまで,コーナー立ち上がりとかで,アクセルを踏んだ瞬間から
クッと車が前に引っ張られるような.
そーゆー,官能を刺激するアシストです.

さらに面白いのは.
ハイブリッドのくせに,パドルシフトがあるので.
「ギアダウンしてエンジンブレーキかけたら,回生はどうなるんだろう?」
って不思議に思ったけど….
常識的には,燃費重視で最大限の回生ができるよう,パドル操作の
エンジンブレーキ時でも多少CVTのギヤ比をコントロールして,
回生で制動を使ってくるかと思うところ.
実際に下り坂で,シフトダウンして,エンジンブレーキかけてみて,
エネルギーフローの画面を見たところ…
なんだこりゃ?全く回生を効かせていないよ…
こんなので,燃費が良くなるわけないじゃないか.

…ここに,スバルの設計の割りきりが出てるなぁ.
燃費重視なら,絶対ダウンシフトのエンジンブレーキ時にも回生を
利かせたくなるはず.
エンジンブレーキ時に過剰なブレーキ感を持たせず,
低いギアにしたいときにがんがんギアを落としていけるように.
そして,低いギアからの早いパワーの立ち上がりを使えるように.
パドルシフトによるエンジンブレーキ時の回生を,あっさり
あきらめてるようです.

とりあえず.
燃費を捨てて,モーターアシストによるエンジンピックアップの
良さ感を出し,
気持ちよく走るためのハイブリッドであることが,ここからも
よく分かる…

ってことで.
XVハイブリッド.
燃費を良くしようと思ったら,下り坂でシフトダウンによるエンジン
ブレーキを使わず,素直にブレーキペダルを踏みましょう…

そして.
この車.
静かなんです.
インプレッサよりずーーーーっと静かだし.
レガシィよりも,ロードノイズもエンジンノイズも低いよ…
あまりEVモードに入らないので,エンジンはほぼかかりっぱなしなんですが.
それでも静か.

…という感じで.
この車.
もしかすると,ものすごく良くできた車かもしれない.
ハンドル握ってて楽しいよ.

直線の加速力や燃費とかを求める人には合わないだろうけど.
コーナーの続くアップダウンのある道を,結構なハイペースで
走るとき.
このお値段で,これほど気持ちいい車はないかも…

いや.
これ.
欲しい….
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