宗教では{過去はない！}ばかりだったが、私は過去を振り返らない事には、決して、前には進めなかった。
宙をふわふわ歩いている衝撃を受けた事が今まで数回以上あるがその内の2回目は35歳ぐらいだったと思う。自分は結婚していないのはわかるとしても、何にもない事に気付いた時、自覚した時、衝撃を受けて、2,3日、歩いていても、宙を歩いている感じだった。
2,3日したら、生徒達が帰った広い部屋に音楽ホールが見える。私はここへ行きたいのだと思った。音楽高校のソルフェージュ教室の部屋に居る時も、私の居場所だと思ったが、それと似ているが、もっと、大きい古びたホールだった。
とにかく、ここへ行かなければ、自分が産まれて来た意味がないと思った。
それから、ヤマハで事件が起こり、退職して、母と濃密な半年を過ごした。
それから母が亡くなって、私は生徒が帰った後の音楽教室の部屋で見た光景通り、動き出して、今がある。
でも、踏み出すのは、超超超苦しくて、辛かった。ここが一番辛かったが、いろいろあって、踏み出せた。
では、1回目の衝撃はいつだったか！
それは音楽高校受験前である。私はそのつもりで、紹介してもらって習いに行ったのに、姉先生はとんでもない指導を私に施して、時間が止まったのである。鍵盤を思いっきり打鍵して、その後、手首を下に落として、左右に揺らす練習をずっと、レッスン中されて、最後の5分程でバッハを暗譜と言われて、衝撃も衝撃で、途方に暮れた。電車の中で、ずっと泣いていた。確かに、学校パンフレットを見て、ここだ！と閃いたのに・・
しかも大橋先生に、きちんと紹介してもらったのに、急に、妙な指導になって、終わったと思った。
それで音楽高校が駄目としたら、普通高校に戻るにしても、何時間もその練習に費やすようになって、何もかも止まったのである。姉先生に付くまでは１週間に2曲ずつ、ツエルニーを仕上げて、サラサラ弾けていたのが、急に弾けなくなったようだ。でも、それは私は案外、自分は能力が止まる、この先は無理なのかしらと思っただけだった。これからどうなるのだろう。将来も不安だし、長いトンネルの運命が敷かれたとわかった。
それが姉先生が結婚で、妹先生にバトンタッチして、なんと妹先生も山手の音楽科の教師になったのである。それで、なんか流れでソルフェージュの松本先生を紹介されて、その路線に乗っかれたのである。細かい吹き出すような事は省略するが・・
あの時も足がふらふら宙を浮いている感じだった。よく中学生が自殺したりしているが気持ちが分かる。進路の不安があるのだろう。
よく生きているわ！絶望したら、神様におんぶしてもらえるから、それで足がふらふら浮いている感じがしていたのだろうか？神様の背中で寝ていたようだ！それで、なんか今につながっている。運命を神にゆだねたのではない。あまりにも苦しすぎて、意識不明状態で、おんぶされて、それはそれは見事な演奏をして合格したのである。そんな、ちゃちな曲を弾いたのではない。ソナタ、練習曲、バッハのみならず、楽典やソルフェージュなどもこなしたのである。
それはそれは、癌の苦しみと同じぐらいの苦しみだったと思う。破滅させられる感じ、私はいつも破滅させられていた。どうも蜥蜴ちゃん達と合わないようだ。
私相手に一体、何をやっているのだろう！まだ、続くのだろうか？頑張ったら、余計に周りが不穏になるから、どうする事も出来ない。
知らんわ！
自作曲「This is life」は父に
「影富士」は母に捧げよう！どっちがどっちでも良いが、こうしようと今朝、閃いた。
メロディーがまだ、たまに出て来るが、自分でピリオドを打たない事には終わらないし、ちょっと、方向性を変える時期かもしれない。
今日はグランドピアノでは練習しなかった。電子ピアノでは練習した。意外にも電子ピアノのアフタータッチが好きで、よく練習に使う。でも、凹んでしまう鍵盤は難儀だが・・・※電子ピアノによる。現在の電子ピアノは知らない！
調律師さんは、このアフタータッチを引き出すような調律はお出来になるのだろうか？
法友が夢に現れた。一緒に出かけたか、車に乗ったと思う、他にも何人かいた。
