威厳
母にしては珍しく強い口調で人間には”威厳”というものが必要と言っていた。
私に向けて言ったのか、そうでないかは今となってはわかりませんが・・・・
私は子供のころからどうも覇気というか、競争心とかがあまりなくて、対抗心はゼロでした。
だから人と人並みの事もやってこなかったのだと思います。
でも、ようやく”ピアノ奏法が完成しつつある”事によって威厳という事について初めて
堂々と怒りを何かに誰かにぶつけました。
先生方は生徒の威厳をけっして傷つけてはいけない、どんな生徒も生命エネルギーが注がれているから
存在しているのです。それだけで何もできなくても威厳は平等にあるのです。
私は現在は生徒を教えていないので偉そうなことは言えませんが、でも教えることをやめてみたので
見えてきたのかもしれません。大体教える先生方のほうにも人間の尊厳が欠落しています。
表面的にあるだけで中味がないからだと思います。