goo blog サービス終了のお知らせ 

今日の天っちゃん

天知茂関連作品の情報

男の対決

2010年03月22日 | EP・LP
これぞ俳優演歌!! 男の対決
MR3137 ポリドール (1970年11月リリース)

【高倉健】
男ごころ(映画「獄中の顔役」主題歌)1968年
男無情(「男ごころ」B面)

【待田京介】
男新宿番外地 1969年
俺とあいつ

【松方弘樹】
網走番外地
勝負

【田崎潤】
どんと節 1970年
男の血情(「どんと節」B面)

【天知茂】
廃虚の唇(同名ドラマ主題歌)1964年
星のない夜のブルース(「廃虚の唇」B面)


【赤木圭一郎】
流転(「霧笛が俺を呼んでいる」B面)1960年
霧笛が俺を呼んでいる(同名映画主題歌)

*とりあえず健さんメイン(ジャケット表)で後は適当にメンツ揃えてみました感がそこはかとなく漂うコンピレーションLP。存在感では負けていないものの(ジャケット裏)、なんだか“男っぽさ”のベクトルが違うというか、そもそも「廃虚の唇」で演歌と言われるのはつらいものがある。歌はまあどっこいどっこいといえばそれまでだが、田崎さんが豪快。

*デビュー曲、特にB面曲が収録されているという点では珍しい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北の海にて

2008年04月16日 | EP・LP
1984(S59)7DX1314 ポリドール

A面:北の海にて
作詞・作曲:天知茂
編曲:高田弘

B面:星よ
作詞・作曲:天知茂
編曲:京健輔

【ジャケット】
風の強そうな波止場でダウンジャケットの襟を立てて「おお寒~」って顔して座っている(髪が微妙に揺れている)天っちゃん。

北の海にて 作詞:天知茂

北の海に 冬が訪れて
涙色をした悲しみに染まる
流れ流されてさすらう旅人の
心をうつすように波も泣いている

北の風は 別れた人の
すすり泣きに似て あの夜を思い出す
声を限りに名前を呼んだけど
むなしく吹雪に消されてしまったよ

北の空に 鉛色をした
雲の切れ間からのぞく星ひとつ
仲間はづれの 似たもの同志
今夜はおまえと語り明かそうか
今夜はおまえと語り明かそうか

星よ 作詞:天知茂

淋しいときに 夜空を見たら
きらめく星が ほほえんだ

楽しいときに 夜空を見たら
輝く星が 踊ってた

悲しいときに 夜空を見たら
流れる星が 泣いていた

星よ
さようならを云うのはよそう
たとえ今夜が終わりを告げても
明日の夜には又逢える

星よ
さようならを云うのはよそう
たとえ今夜が終わりを告げても
明日の夜には又逢える
明日の夜には又逢える

*演歌からポップスまで、全10曲すべての作詞・作曲をこなした(うち3曲は天知ガールズ[勝手に命名]の歌による)芸能生活35周年記念アルバム(1984年リリース)からのシングル。A面・B面とも優しさあふれるフォーク・ソング(ニュー・ミュージック?)系で、天っちゃんの性格が偲ばれる。特にB面は歌詞よし、メロディ良しの名曲!←断言(歌唱力はほんのちょこっと脇にのけるとして←暴言)

*ちなみにB面は舞台「名探偵・明智小五郎」(1978年)の主題歌。ある意味、明智ミュージカル( 「今週の顔」 参照)への足がかりだったのかも?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[曲提供] 酒とドレスとさようなら

2008年04月14日 | EP・LP
1983(S58) 7DX1262 ポリドール

A面:酒とドレスとさようなら
唄:親王塚貴子
作詞・作曲:天知茂
編曲:京建輔

B面:残り香
唄:親王塚貴子
作詞・作曲:天知茂
編曲:京建輔

【ジャケット】
真珠のネックレス&イヤリングをして黒網手袋でシャンパングラスをかかげている、ドレス姿の親王塚さん。

酒とドレスとさようなら 作詞・作曲:天知茂

別れに仕度するものは
酒とドレスとさようなら
どんなときにも 口紅を
つけていろよと 云った男(ひと)
だから今夜は おしゃれして
いつものクラブで 逢いましょう
そして いつものテーブルで
いつもと変らず 飲みましょう

別れがくるとわかってた
早いか遅いの違いだわ
悲しいことなど 考えず
今夜は楽しく 踊りましょう
どうせ貴男(あなた)の目の前で
涙なんかは 見せないわ
だけど ひとりになってから
ほほを伝って おちるでしょう

せめて今夜は 酔わせてね
別れのお酒は 苦いから――

残り香 作詞・作曲:天知茂

あなたの捨てた 灰皿の
吸殻ひろって 真似をした
ひろがる煙り そのにおい
今 わたし
あなたの残り香 感じるの

ちょっぴり赤い 髪の毛が
ベッドの上に 落ちていた
枕にしみた そのにおい
今 わたし
あなたの残り香 感じるの

おやすみなさい 云ったばかり
なのに逢いたい 気がするの
別れのキスの そのにおい
今 わたし
あなたの残り香 感じるの

……おやすみなさい、あなた……

*親王塚貴子さんへの曲提供シングル(こちらのほうが「髪」より前)。どんな顔して作ってんだか、な歌詞だが、ワルツっぽい導入からテンポが微妙に変わっていくA面、艶っぽさ全開のB面、どちらも歌いやすく覚えやすい。

*ちなみに親王塚さんにはもう1曲、歌詞もメロディも強烈な「恋の花火」という自作曲を提供している(LP「北の海にて」で聞くことができる)

(2009.10.17追記)
「ショウインジャパン 音楽」より記事引用

表紙の人
甘く切なくキラリと輝く大器の片鱗
親王塚貴子

武智鉄二監督の話題作「花魁」の主役に抜擢され、一躍スターの仲間入りした親王塚貴子が、天知茂作詞・作曲による「酒とドレスとさようなら」でレコード界にデビューした。

(*「酒とドレスとさようなら」の歌詞)

大学受験のために上京し、「花魁」の主役、そして日劇ミュージック・ホールへの出演、にっかつ「紅夜夢」の主役と次々にこなしてきたのは、努力もさることながら、天賦の資質に恵まれていることによるだろう。

武智監督によって見出された美貌は、彼女が高校生の時にミス着物九州代表に選ばれていることからも推すことができよう。加えて今回のレコード発売で、歌えることも披露した。

天知茂が彼女のために作詞・作曲した「酒とドレスとさようなら」は前出のように、男と女の別れを切なく歌い上げたものである。初めてのレコーディングということもあり、詞の内容も、かなりの表現力を必要としたものであることから多少の懸念はあったのだが、親王塚貴子は見事に歌いこなした。

彼女は年齢こそ若いがアイドルなどではない。すでに女優としても大人の女を演じ、大人の演技者への道を歩んでいる。歌もまた同じケースを歩んでいると言ってよいだろう。憂いを含んだ、ややこもり気味の声は、そこはかとない色気を感じさせ、歌唱、フィーリング共、昨今、量産されているアイドル歌手とは一味違ったものを感じさせる。

B面はA面同様天知茂作詞・作曲の「残り香」で、

(*「残り香」の歌詞)

と、ますます大人っぽい詞である。これもうまく歌いあげて、女優と歌手の二筋の道を、どうやら太く、大きく歩んでいきそうな気配である。このまま素直に伸びて欲しい逸材である。

親王塚貴子・プロフィール
本名:平塚貴子
生年月日:昭和37年6月8日
出身地:福岡県田川市
出身校:西南女学院高等部卒
(株)テツ・プロモーション
アマチ音楽出版株式会社

*音楽関係の業界雑誌より。「酒とドレス…」のジャケットと同じ写真が表紙。記事自体は(このブログ的には)とりたてて特筆すべきことはないが、「アマチ音楽出版」なるものがあったのか!というのが驚きだった。手堅くやってたんだなあ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夫婦傘

2008年02月06日 | EP・LP
1982(S57)7DX1142

A面:夫婦傘
作詞:天知茂
作曲:竜鉄也
編曲:京建輔

B面:惚れたよ
作詞:藤公之介
作曲:竜鉄也
編曲:京建輔

【ジャケット】
白地に紫の花柄ネクタイをつけて流し目を送っている(眉間には縦皺)紺スーツの天っちゃんの半身。

夫婦傘 作詞:天知茂

男は自分に 夢を賭け
女は男に 夢賭ける
二つの夢が いつの日か
一つにとけて 花ひらく
あゝ おれと おまえ
夫婦傘

惚れたはれたの花が咲く
男と女の色の道
通り抜けたその先に
本当の愛が 実を結ぶ
あゝ おれと おまえ
夫婦傘

生まれたときは 他人でも
今じゃ夫婦と名を変えて
死んでも一緒と寄り添えば
ふたつ重なる 影法師
あゝ おれと おまえ
夫婦傘

*前年の「花の大正琴」に続くご当地芝居「花の夫婦傘」(共演は中村玉緒さん)の主題歌。名古屋のモテモテ香具師の役なので、それっぽくいなせな軽さを醸し出している演歌である。ジャケット裏には夫婦で紫の番傘もって歌って踊れる振付が載っている(実際、家族対抗歌合戦で勲兄さんが実行してらした)。B面は色っぽいムード歌謡。

*この「夫婦傘」、今でも通信カラオケで歌えるらしい。ということはそれなりに流行ったのだろうか。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

廃虚の唇

2008年01月27日 | EP・LP
1964(S39)DJ1451 ポリドール

A面:廃虚の唇
作詞:水木かおる
作曲:藤原秀行
編曲:廣瀬雄一

B面:星のない夜のブルース
作詞:水木かおる
作曲:藤原秀行
編曲:廣瀬雄一

【ジャケット】
眉根を寄せて(魅惑の横皺)煙草をふかしながらあさっての方向を見つめるコート姿の天っちゃんのアップ(まさに「女殺し」の頃)

*主演ドラマ「廃虚の唇」主題歌。どうやらこれが初めてのレコーディングらしい。ビデオ(「東映TVドラマ主題歌大全集(1)」)でTVサイズを聞いただけだが、たしかに声が固いというか、おすましさんな歌い方が印象的。

*(2008.1.27追記)オークションでもお目にかかったことがなかったこのEP、なんと国会図書館に所蔵されていた。A面はちゃんと3番まで歌詞があり、テレビサイズより少しテンポがゆっくりしている感じを受けた。そして幻(だった)B面は、星屑のようなピアノが印象的なスロー・テンポのブルース。愛してはいけない人を愛してしまったらしい男のやるせない心情が、やっぱりおすましさんな歌声で綴られていて、高音部分になると揺らぎ具合にハラハラしたりもする。

*検索の際は歌手名だとヒットしないので、タイトル「廃虚(墟にあらず)の唇」でどうぞ。ちなみに利用目的なんてものを書かされますのでそれなりの理由を考えておきましょう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

男のポケット

2007年06月19日 | EP・LP
1978(S53)DR 6266

A面:男のポケット
作詞:高田ひろお
作曲:壇一郎
編曲:伊部晴美

B面:枯葉の予感
作詞:天知茂・高田ひろお
作曲:四方章人
編曲:若草恵

【ジャケット】
紺の三つ揃いに白いコートを羽織り、黒いマフラーを垂らしたその筋のひと風の天っちゃん(もちろん手には煙草)がベンチに斜め掛けしているの図。

枯葉の予感 作詞:天知茂&高田ひろお

窓につるした からの鳥籠
淋しそうに風に吹かれて揺れているよ
これがお前の別れのしるし
なんの言葉もなかったけれど
それでいいんだよ
しみじみするのは一人のせいなのか
いつかは いつかは こんな日がくると
予感がしていたことだけど

ひとり飲む夜は 枯葉の音と
オンザロックの氷の音が胸にしみる
いつかどこかで逢ったらおまえ
少しキザかもしれないけれど
笑顔交わそうよ
しみじみするのは夜更けのせいなのか
いつかは いつかは こんな日がくると
予感がしていたことだけど

からの鳥籠 窓辺に揺れている

いつかは いつかは こんな日がくると
予感がしていたことだけど

*「男のポケット」は78年版(百子が五十嵐めぐみさん)「孤独の賭け」の挿入歌でもあるらしい(「おしゃべりジャーナル」参照)。歌詞はこちら。別れがテーマなものの、歌詞もメロディもどこか優しい。

*「枯れ葉の予感」は、A面でちょっと強がっていた部分が影をひそめ、孤独感がひしひしと押し寄せてくる切ない曲。

*高田ひろお氏はあの「およげ!たいやきくん」(1975年)の作詞者。どんなつながりなのやら。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うしろ姿

2007年02月22日 | EP・LP
1979(S54)DR 6297

A面:うしろ姿
作詞:天知茂
作曲:遠藤実
編曲:京建輔

B面:男のグラス
作詞:いではく
作曲:遠藤実
編曲:斉藤恒夫

【ジャケット】
鏡に向かう紺スーツ(ストライプネクタイ)の天っちゃんを右サイドから写したもの。眉根を寄せているものの、鏡の中の顔はかすかにメランコリック。

うしろ姿 作詞:天知茂

『三月……
春とは云っても
まだ肌寒い日だった……』

雨の中で
さよならだけの別れだったが
何故か気になる 何故か気になる
うしろ姿

傘もささず
背中をつたうしづくのせいか
肩がふるえる 肩がふるえる
うしろ姿

『駄目だよ うしろを向いちゃ
これでいいんだ
迷わずに歩いて行っておくれ……』

涙なんか
見せるあいつじゃなかったけれど
やけに淋しい やけに淋しい
うしろ姿

雨の日には
いつになっても思い出すだろ
細いうなじの 細いうなじの
うしろ姿

*松竹時代を含む芸能生活30周年を記念したLP「旅路」(作曲はすべて遠藤実氏)からのシングル・カット。「うしろ姿」は、最近の歌詞は長すぎてイカンと薀蓄を垂れていた(「週刊平凡」参照)本人こだわりのシンプルかつメロウな歌詞付き王道演歌。同じく耐える男の心情を歌ったB面「男のグラス」(LPでのタイトルは「グラスの底」)も味わい深い。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋酒 (with 池波志乃)

2007年01月12日 | EP・LP
1983(S58)7DX1232 ポリドール

A面:恋酒
作詞・作曲:天知茂
編曲:京健輔

B面:
作詞・作曲:天知茂
編曲:京健輔

【ジャケット】
タバコを手にしたブラウン・スーツの天っちゃん(体格良好)に、赤い番傘を持った和服の池波さんが俯き加減で寄り添っているの図。おそらく題字も自筆。

恋酒 作詞:天知茂

男:どうせ無器用 口べただから 酒に力を借りなけりゃ 好きと一言 云えぬ俺
女:無口なひとと 知ってはいても やっぱり女は欲しいのよ 好きの一言 待つ私

男女:男・女・酒・夜

女:こぼれた酒を指であそんで 思わず書いたふた文字が 好きという字になりました
男:照れてほほえむおまえのしぐさ そんな横顔 可愛くて 好きと思わず云っていた

男女:男・女・酒・夜

男:夜は淋しい飲もうじゃないか
女:酔って甘えていいかしら
男:好きなおまえと
女:ふたりきり

男女:男・女・酒・夜

作詞:天知茂

男:この世にあなたひとりが男・・・と おまえ
女:この世におまえひとりが女・・・と あなた
男女:今宵 命が炎と燃えて 明日という日を焼き尽くす

女:愛するときが このままとまる・・・ね あなた
男:死んだらいつも いつまでも一緒・・・ね おまえ

女:おまえの顔をよく見せてくれ・・・と あなた
男:しっかり胸に刻みつけてね・・・と おまえ
男女:固い絆がふたりを結び 抱き合いながら闇の道

男:身体は消えても心は生きる・・・ね おまえ
女:心と心 永遠に生きるわ・・・ね あなた
男女:命を賭けた激しい恋が 春にそむいて散って行く

女:生まれ替わったら何になるの・・・と あなた
男:あなたの好きな花になりたい・・・と おまえ

*「恋酒」はバーで盛り上がった部長さんが好みのママさんと肩組んで歌いたくなるような艶っぽい雰囲気のデュエット。サビの「さけ~よ~る~(酒、夜)」が少々音足らずな感じがしないでもないが、作曲デビュー・シングル(多分)ということを考慮すれば無難なまとめ方かと。

*一方、B面「絆」は近松物といおうか土曜ワイド劇場チックといおうか、うってかわって妖しい香りのする心中ソング。実はこれ、「狼男とサムライ」(完全版)のエンディングおよび挿入歌として使われているのが特筆事項。ナッシー氏の著書(Memoirs of a Wolfman)によると『映画のために作られた曲』云々という記述があるので、もしかするとこの男女は狼男&アカネさんのことなのかもしれない。(あなたはサムライでしょうに>天っちゃん)

*「歌っている女優さんは誰でしょう?」という懸賞つきシングルも発売されていたらしく、池波さんの顔がハテナマークになってるジャケット(一色刷り:天っちゃんの顔がにこやか)もある。ちなみに当るとパイナップル型ランプが貰えたそうだ。そんなランプ要らん、というより声だけ聞いて池波さんだと当てられるものなのだろうか?(私は無理)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

非情の街

2006年10月05日 | EP・LP
1974(S49)DR1937 ポリドール

A面:非情の街
作詞:岡たくみ・山田孝雄
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士

B面:気にかかる
作詞:天知茂
作曲:高島忠夫
編曲:伊部晴美

【ジャケット】
普通じゃお目にかかれないような柄のワイシャツとネクタイをトレンチコートに包んでこころもち上目遣いの会田刑事(初LPと同じ写真?)

気にかかる 作詞:天知茂

俺のことなら 心配いらぬ
ひとりぐらしは もともとだから
それより君が別れに見せた
笑顔のかげの 涙のあとが
涙のあとが 気にかかる

俺のことなら どうでもいいのさ
きっといつかは こうなるんだから
それより君が大事にすると
バッグに入れた 二人の写真が
二人の写真が 気にかかる

俺のことなら 大丈夫だよ
どうせ明日も 明後日もある
それより君が くらしの中で
あらしてしまった やさしい指が
やさしい指が 気にかかる

*A面は主演ドラマ「非情のライセンス」第2シリーズの主題歌(第1シリーズから使われているメインテーマに歌がついたもの)。「薔薇は嘆きの花か 俺によく似た花か・・・」ってな味わい深い歌詞はもちろん、気合が入りすぎてるのか声が裏返っちゃってる歌い方(TVサイズより顕著)が実に味わい深い。そしてB面は、新東宝時代の同期生・高島さんとのコラボレーション。なんですかそのフェロモン全開ぶりは!と突っ込まずにはいられない色気のある歌い方が大変気にかかるスローバラードである。

*初LP(「昭和ブルース」)の直筆歌詞カード(反対側は全身ポスター)の中に、「気にかかる」のレコーディング風景と思われる高島さんと嬉しそうに談笑している写真がいくつかあって、仲の良さが伺える。
コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[曲提供] 髪

2006年09月22日 | EP・LP
1984(S59) 7DX1282 ポリドール

A面:
唄:親王塚貴子
作詞・作曲:天知茂
編曲:高田弘

B面:男のセリフ
唄:親王塚貴子
作詞・作曲:天知茂
編曲:京建輔

【ジャケット】
着物の片方だけ袖を通した親王塚さんが、胸元にうまく垂らした長髪に櫛を入れている(タイトル「髪」は天っちゃん書)

作詞・作曲:天知茂

わたしの髪に 手をふれて
やさしく撫でて くれたひと
指をつたって しのびこむ
あなたの愛に今宵また
ああ~ あああ~ 身をこがす
燃える 燃える 燃える
燃える 燃える 燃える
女が燃える あ~ あ~ ・・・

乱れた髪を かきあげて
鏡にうつす 今朝の顔
ほほに流れた 一筋は
ゆうべの恋の 残り火か
ああ~ あああ~ 思い出す
燃える 燃える 燃える
燃える 燃える 燃える
生命が燃える あ~ あ~ ・・・

燃える 燃える 燃える
燃える 燃える 燃える 生命が

燃える 燃える 燃える
燃える 燃える 燃える
女が燃える あ~ あ~・・・

男のセリフ 作詞・作曲:天知茂

おまえのそこが好きだよと
あまい言葉のささやきに
女ごころをうばわれた
それから流れ流されて
やっと気付いた男の台詞
男の台詞に泣かされた

おまえといれば幸せと
まるで艶歌の一節を
聞いているように酔わされた
それから先のお粗末に
やっと気付いた男の台詞
男の台詞に泣かされた

おまえがいなきゃ生きられぬ
強い言葉にひきづられ
二人ぐらしの夢を見た
それから後に目がさめて
やっと気付いた男の台詞
男の台詞に泣かされた
男の台詞に泣かされた

*「妖しい傷あとの美女」や『秘蔵版 日傘の女』などでお馴染み(?)の親王塚貴子さんのEP。どちらも透明感のある艶っぽい歌声と曲とが実に合っていて、意外とクセになる。女心の機微まで小粋なメロディーに仕上げてしまうあたり、天っちゃんの多芸ぶりが伺えた。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする