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青春ジャズ娘

2008年07月13日 | 新東宝映画
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映像化:3人の南郷次郎

2008年07月02日 | 【上映会】
『南郷次郎探偵帳 影なき殺人者』(1961年)の主人公、熱血弁護士の南郷先生は、天っちゃんの他に次の方々がスクリーン上で演じられておられたようです。

*プレ天知
【鶴田浩二さん】「冥土の顔役」・1957年 *goo映画)
同タイトルの原作の映画化作品での南郷先生。「冥土・・・」と(『…影なき…』原作の)「屍蝋の市場」は話のパターンが似ているので比べてみたいんですけども、未ソフト化ゆえあいにく未見です。某オークションでスチール写真(手に怪我をした南郷先生が京子ちゃんらしき人に介抱されているの図)を見たことがありますが、鶴田さんそのまんまな感じでした。

*ポスト天知
【田宮二郎さん】「黒の挑戦者」・1964年 *goo映画)
同じ原作(「屍蝋の市場」)を“黒シリーズ”の一環として映画化した作品での南郷先生。安アパートでキュウキュウしていた天っちゃんとは違い、いきなり豪勢な自宅マンションで事務所創立パーティー(備え付けピアノで弾き語りまで披露)、というお坊ちゃんエリート弁護士ぶりを見せ付けてくれます。事務所もそれなりに豪華。そして、お馬さんレースやら腕(映画では足)の壁やら女体ローソク立てやら、原作の乱歩チックないかがわしさがそのまま映像化されていて、まだ予算があったときの新東宝なテイストも漂っていました。ただ、ヒロイン・竜子(久保菜穂子さん)との絡みがあまりにも純愛風味なのが少々物足りなくて、この点だけは、葉子ねえさんといっちゃらいっちゃらしている天っちゃん版のアダルトな雰囲気に軍配が上がりそうです。…個人的には、新東宝版の方が断然面白いと思いましたが、はたして皆さんの評価はいかに。

↓こちらはソフト(VHS)が発売されています
黒の挑戦者
大映
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ちなみにこの映画のわずか1ヶ月後には犬シリーズ1作目「宿無し犬」が公開されており、鴨井&しょぼくれとして新旧の南郷先生が痛快タッグを組むことになっているのが面白いです。

*上映会告知HP (ご予約はお早めに)

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