今日の天っちゃん

天知茂関連作品の情報

北の海にて

2008年04月16日 | EP・LP
1984(S59)7DX1314 ポリドール

A面:北の海にて
作詞・作曲:天知茂
編曲:高田弘

B面:星よ
作詞・作曲:天知茂
編曲:京健輔

【ジャケット】
風の強そうな波止場でダウンジャケットの襟を立てて「おお寒~」って顔して座っている(髪が微妙に揺れている)天っちゃん。

北の海にて 作詞:天知茂

北の海に 冬が訪れて
涙色をした悲しみに染まる
流れ流されてさすらう旅人の
心をうつすように波も泣いている

北の風は 別れた人の
すすり泣きに似て あの夜を思い出す
声を限りに名前を呼んだけど
むなしく吹雪に消されてしまったよ

北の空に 鉛色をした
雲の切れ間からのぞく星ひとつ
仲間はづれの 似たもの同志
今夜はおまえと語り明かそうか
今夜はおまえと語り明かそうか

星よ 作詞:天知茂

淋しいときに 夜空を見たら
きらめく星が ほほえんだ

楽しいときに 夜空を見たら
輝く星が 踊ってた

悲しいときに 夜空を見たら
流れる星が 泣いていた

星よ
さようならを云うのはよそう
たとえ今夜が終わりを告げても
明日の夜には又逢える

星よ
さようならを云うのはよそう
たとえ今夜が終わりを告げても
明日の夜には又逢える
明日の夜には又逢える

*演歌からポップスまで、全10曲すべての作詞・作曲をこなした(うち3曲は天知ガールズ[勝手に命名]の歌による)芸能生活35周年記念アルバム(1984年リリース)からのシングル。A面・B面とも優しさあふれるフォーク・ソング(ニュー・ミュージック?)系で、天っちゃんの性格が偲ばれる。特にB面は歌詞よし、メロディ良しの名曲!←断言(歌唱力はほんのちょこっと脇にのけるとして←暴言)

*ちなみにB面は舞台「名探偵・明智小五郎」(1978年)の主題歌。ある意味、明智ミュージカル( 「今週の顔」 参照)への足がかりだったのかも?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[曲提供] 酒とドレスとさようなら

2008年04月14日 | EP・LP
1983(S58) 7DX1262 ポリドール

A面:酒とドレスとさようなら
唄:親王塚貴子
作詞・作曲:天知茂
編曲:京建輔

B面:残り香
唄:親王塚貴子
作詞・作曲:天知茂
編曲:京建輔

【ジャケット】
真珠のネックレス&イヤリングをして黒網手袋でシャンパングラスをかかげている、ドレス姿の親王塚さん。

酒とドレスとさようなら 作詞・作曲:天知茂

別れに仕度するものは
酒とドレスとさようなら
どんなときにも 口紅を
つけていろよと 云った男(ひと)
だから今夜は おしゃれして
いつものクラブで 逢いましょう
そして いつものテーブルで
いつもと変らず 飲みましょう

別れがくるとわかってた
早いか遅いの違いだわ
悲しいことなど 考えず
今夜は楽しく 踊りましょう
どうせ貴男(あなた)の目の前で
涙なんかは 見せないわ
だけど ひとりになってから
ほほを伝って おちるでしょう

せめて今夜は 酔わせてね
別れのお酒は 苦いから――

残り香 作詞・作曲:天知茂

あなたの捨てた 灰皿の
吸殻ひろって 真似をした
ひろがる煙り そのにおい
今 わたし
あなたの残り香 感じるの

ちょっぴり赤い 髪の毛が
ベッドの上に 落ちていた
枕にしみた そのにおい
今 わたし
あなたの残り香 感じるの

おやすみなさい 云ったばかり
なのに逢いたい 気がするの
別れのキスの そのにおい
今 わたし
あなたの残り香 感じるの

……おやすみなさい、あなた……

*親王塚貴子さんへの曲提供シングル(こちらのほうが「髪」より前)。どんな顔して作ってんだか、な歌詞だが、ワルツっぽい導入からテンポが微妙に変わっていくA面、艶っぽさ全開のB面、どちらも歌いやすく覚えやすい。

*ちなみに親王塚さんにはもう1曲、歌詞もメロディも強烈な「恋の花火」という自作曲を提供している(LP「北の海にて」で聞くことができる)

(2009.10.17追記)
「ショウインジャパン 音楽」より記事引用

表紙の人
甘く切なくキラリと輝く大器の片鱗
親王塚貴子

武智鉄二監督の話題作「花魁」の主役に抜擢され、一躍スターの仲間入りした親王塚貴子が、天知茂作詞・作曲による「酒とドレスとさようなら」でレコード界にデビューした。

(*「酒とドレスとさようなら」の歌詞)

大学受験のために上京し、「花魁」の主役、そして日劇ミュージック・ホールへの出演、にっかつ「紅夜夢」の主役と次々にこなしてきたのは、努力もさることながら、天賦の資質に恵まれていることによるだろう。

武智監督によって見出された美貌は、彼女が高校生の時にミス着物九州代表に選ばれていることからも推すことができよう。加えて今回のレコード発売で、歌えることも披露した。

天知茂が彼女のために作詞・作曲した「酒とドレスとさようなら」は前出のように、男と女の別れを切なく歌い上げたものである。初めてのレコーディングということもあり、詞の内容も、かなりの表現力を必要としたものであることから多少の懸念はあったのだが、親王塚貴子は見事に歌いこなした。

彼女は年齢こそ若いがアイドルなどではない。すでに女優としても大人の女を演じ、大人の演技者への道を歩んでいる。歌もまた同じケースを歩んでいると言ってよいだろう。憂いを含んだ、ややこもり気味の声は、そこはかとない色気を感じさせ、歌唱、フィーリング共、昨今、量産されているアイドル歌手とは一味違ったものを感じさせる。

B面はA面同様天知茂作詞・作曲の「残り香」で、

(*「残り香」の歌詞)

と、ますます大人っぽい詞である。これもうまく歌いあげて、女優と歌手の二筋の道を、どうやら太く、大きく歩んでいきそうな気配である。このまま素直に伸びて欲しい逸材である。

親王塚貴子・プロフィール
本名:平塚貴子
生年月日:昭和37年6月8日
出身地:福岡県田川市
出身校:西南女学院高等部卒
(株)テツ・プロモーション
アマチ音楽出版株式会社

*音楽関係の業界雑誌より。「酒とドレス…」のジャケットと同じ写真が表紙。記事自体は(このブログ的には)とりたてて特筆すべきことはないが、「アマチ音楽出版」なるものがあったのか!というのが驚きだった。手堅くやってたんだなあ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

殺すまで追え 新宿25時

2008年04月06日 | その他映画
記事は新ブログへ移動しました:
http://www.amachi.info/blog/index.php?e=55

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする