進学に際して高校を選ぶとしたら公立か私立か?
答えは私立である。非常に偏った意見である。ご容赦いただきたい。いくつか理由を述べる。
①公立学校は経営努力を行わない。
当たり前である。国や地方公共団体が立てた学校なのだから、経営努力する必要はない。最近はそれっぽいことはやっているようだが。私立学校は少子化の時代、大変な経営努力を行っている。命がけなのだ。この点、いくら公立学校が努力しても及ばない。経営努力を行わないということは、入学してもそれなりの教育しか受けられない、ということである。
②学歴にならない。(あえて、学歴にこだわる場合)
公立高校の場合、行政の決める学区によって、著しく学校のレベルが左右される。60年代以前の東大進学率トップの日比谷高校は一時凋落した。ワシの出た県立第二高校も、ワシが入学したころは学区最難関であったが、今は学区が撤廃され、トップ校の座を追われた。いくら入るときに努力して入試を突破しても、後年、学歴にならない可能性もあるということだ。
③母校にならない。
公立高校は先生が立ち代り入れ替わる。したがって、数年たつと先生ががらりと入れ替わる。また生徒の質も変わる。②に記したとおりだ。質が一貫していないということだから、わが母校にならない。名前と校舎といったハードが母校というだけだ。ソフト面はすでに母校ではない。
④スポーツで全国区になり難い。
私立高校は資源を集中配分することが可能だから、特定の部を全国大会に出場させることは容易である。公立高校にはそれは不可能である。最近の野球やサッカーの全国大会を見ればわかる。母校が全国大会に出て、テレビや甲子園や国立競技場で母校を応援することは、その人の人生で大きな喜びとなりうるが、公立高校ではその可能性は低いということである。
①~④。公立高校には、様々なリスクやデメリットが付きまとう。その分、コストが安くつくということである。要するに、安かろう悪かろう、である。
今年、娘ふたりの入学先を私立にした理由である。ちなみに、親は私立で学んだ経験がない。
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