社会のルールは守らなければならない。仕事のルールも、あればそれに従わなければならない。当然である。公のルールとでもいえる。
それらとは別に、人間は無意識に、自分に特有のルールをこしらえがちである。お椀の置き位置、ペンの置き場所、シャツのサイズ、ゴルフのスイング・・・。限りがない。私のルールともいえる。
公と私の中間的なルールもある。優先席付近で携帯の電源は切らねばならない、道は右側を歩かねばならない、電車を降りるときは座席をもとの位置に戻す。これらは、強制ではないから、公のルールではない。といって、私のルールでもない。
いずれにしても、公のルール以外は適当でよい、というのがストレスを軽減させる秘訣らしい。いろんなルールを意識しだすと、人間は必ず他人にもそれを求めてしまう。
求めるが、公のルールではないものを他人に求めても、すべてがかなうとは限らない。かなわない場合はストレスとして残るだけだ。また自分を縛ることにもなる。この点でも、あまりルールにこだわらないほうがよいということだ。
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