ワシは昔、長いこと企業のテレマーケティングをやっていたので、コールドコールは得意である。コールドコールする側の気持ちはよくわかる。
そんなわけだから、休みの日に、墓地の案内の電話がかかってきても、応対はすこぶる丁寧である。
TM「●●さまのお宅でしょうか。本日はご近所の墓地の区画分譲のご案内をさせていただいております。いかがでしょうか」
ワシ(かすれた声で、ものすごくゆっくり)
「わたしんとこはねー、紀州和歌山のねー、大きなお寺の分家なのよ。だからねー、よそにお墓建てるとね、親戚にねー、いったい何いわれるかねー、わかったもんじゃないでしょ。」
「たとえばねー、身内に大工さんがいるのにねー、よその大工さんに仕事たのむことって、できないでしょー。だからねー、申し訳ないけど、お墓のご案内わねー、もうお断りしているの。」
この前は、下のセリフの途中で電話を切られた。事実の身の上話なんだから、最後まで聞いてほしいものである。
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