湯西川日記

fbやツイッターで一年サボりましたが、やっぱりブログです。2016年から復活します。ツイッターの長い版みたいな感じです。

やばすぎ

2008-09-30 23:12:04 | 学習

株価がこんなに下がった、というのはニュースではあるが、株価がこんなに下がった今日が9月30日であるということはあまりニュースにならない。タイミングが悪すぎるということである。

9月30日に株価が大幅に下がると銀行の中間決算が悪くなる。厚生年金基金の上半期の運用成績が悪くなる。大口の機関投資家に実現損が生じたのと同じことである。マーケットは思惑で動く。まもなく運用成績が発表され、しばらくして決算が発表され、投資家の心理が冷え込まないわけがない。

日本の多くの企業は低収益でデフレに弱く、政府は財政出動しか経済政策がないのだからほとんど無策といっていい。欧米の投資家はすでに質への逃避傾向を強めており、従来のような外人投資家の買い支えも期待できない。買い時を見出せず長期にわたって調整局面が続く可能性が出てきた。

規制もあるが空売りが増えるであろうから株価はもっと下がる。ドルが売られるから円高が進む。円高が進むと輸出業種の決算が悪くなる。輸出業種の決算が悪くなるということは日本の多くの製造業の景気が悪くなり設備投資を控えるということである。

外資金融機関の再編報道を見聞きして対岸の火事と見物している場合ではない。まじ笑い事ではない。


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