独身の20代の社員と話していたら、ちょっとがっかりしてしまった。業界の先行きが不透明で不安だという話なのだが、いったいどこに先行きが不透明でない世界があるのかと思ってしまう。
ワシが就職したころは、まさか銀行が今みたいになるとは思わなかったし、証券会社も、生保もみんな180度変わってしまっている。一寸先は闇とまで言わないが、どこにいても、この先どうなるか予想もつかない。予想がついたら、逆につまらないと思う。
就職して、早や25年近くなるが、もうあかんと思ったのは1回だけで、そのときはあっさり転職してしまった。だから、いつでも安定的に暮らせると思っていないし、何かしら覚悟を持って生きていかねばならないと悟っている。、
冒頭の彼には、銀行の話に加えて、東京電力の例を出して、大きな経済の波動など、どうにもならないことは、所詮どうにもならないこと。そこで企業も勝ち組と負け組の淘汰が生じること。個人もそうであること。会社から与えられた目標を120%こなすだけを考えればよいことを話してやった。
サラリーマンとはいえ、最初から安定を恃むのもばかげているし、といって逆に事に当たる前から気後れするのもばかげている。坦々とやればいいのだと思う。
…十分安定的に暮らしてるじゃないですか(苦笑)。
すみません、ワタクシ最初から安定が欲しくて会社員になりましたm(__)m
いろんな企業が倒産するのを見てきたし、不況しか知らないしバブルなんか覚えてないし、またこれからは大企業でもふつ~に潰れちゃう時代だぞ~終身雇用なんてないぞ~安定なんてないぞ~と煽られながら就職活動しておりまして、しかも現状あんまり稼げていないし稼ぎが増える見通しも立たない状況ゆえ、向上心はあんまりないですが安定に対する執着はかなりあります。。
経済の変動は確かにありますが、ここ10~15年のそれはスケールが大きすぎるんじゃないでしょうかねぇ…(汗)
長いスパンになると、何が起こるかわかりません。それに巻き込まれない免罪符などありません。唯一あるとしたら、毎日の積み重ねだけだと思います。語学や資格もいいかもしれませんが、気休め程度です。
翁の分まで、頼みましたぞ、江。