湯西川日記

fbやツイッターで一年サボりましたが、やっぱりブログです。2016年から復活します。ツイッターの長い版みたいな感じです。

1年振り返り【FC東京編】

2010-12-19 14:43:53 | 学習

朝、お寺でもらってきた。千両か万両かわからず、ネットで調べたら千両っぽい。テーブルに飾ったら、何となく、年末という感じがしてきた。今日は、下の娘の私立中学校の受験の説明会で、今は、ニョーボと下の娘は出かけ、ワシと上の娘で留守番中だ。23日はケーキを取りに行ったり、鳥を焼いたりし、25日は熊谷、26日は赤羽月例がある。家を空けてばかりなので、今日は罪滅ぼしで家にいる。今は、コーヒー飲みながら、この1年を振り返っている。

思えば、この1年は、娘たちが受験生ということもあり、家族で遠出もしなかったし、ワシひとりで遊びほけていたような気がする。サッカーを見て、マラソン大会に出て、たまに勉強して。あちこち行ったが、サッカーでは、あまり楽しい記憶も残っていない。理由は、わがFC東京が低迷したためである。なにしろ、味の素スタジアムで勝った試合はリーグ戦では1試合のみである。残りは負けたか、引き分け。ひどすぎるといってよい。

そのかわり、アウェーの遠出して応援に行った試合は楽しかった。奇跡的にチケットがゲットできた埼玉スタジアムでの寒かった試合。ゴール裏のチケットが買えず強行突破した大宮、平塚の試合。台風の中、濡れねずみになった清水エスパルスとの試合。2点も取ったのに逆転された仙台での試合。この辺から、降格の匂いが漂い始めた。後は、蚊に刺されまくった大阪・キンチョウスタジアムの完敗の試合。監督が交代するきっかけとなった磐田での負け試合。唯一気分のよかった豊田での試合。アウェーで勝った清水、名古屋の試合の帰りにヴィッセル神戸が負けなかったことが、じわじわと降格の匂いを濃厚にしていった。

迎えた最終節。勝てば残留が決まるというのに、なすすべもなく試合に負けてしまった。そして降格決定。その前の味の素スタジアムでの試合も情けなかった。1-0となり、このまま逃げ切れば残留が決まったのに、あと、わずか5分というところで同点に追いつかれ引き分け。残留の匂いはたった5分間だけだった。ワシは見た。ゴール裏で安堵し、抱き合い、残留を確信して喜び合うおやじたちを。ていうか、ワシもそのおやじたちの一員だったのだが。

FC東京の試合を年間見続け、クライマックスとなる試合は、ある。勝とうが負けようが、結果は関係ない。クライマックスなのだ。一昨年は最終節でフクアリ・スタジアムでジェフ千葉に逆転負けした試合。昨年はナビスコカップで優勝した文化の日の試合。今年は、まだ、天皇杯は残っているが、クライマックスの試合は西京極での降格の決定した試合であった。残留しようが、降格しようが、この試合がクライマックスになるのは明らかであった。だから、京都まで見に行った。

京都まで見に行って、負けたわけだから、外部からは行かなければよかったね、といわれそうだが、まったくそれは当たらない。むしろ、行って当たり前。行かなければ、親の死に目に会えなかったよりも後悔する。結果、行って、大満足であった。初めて降格したとき、東京のサポーターがどういう反応を示すか。そこを見たかった。テレビではわからない。現地に行くしかないのだ。MXテレビのホットラインでもわからない。ここでは、降格が決まったときの東京サポーターの反応がどうであったかは詳らかにするつもりはない。また、あまり、行かなかった人に説明するつもりもない。言葉では伝えきれないからだ。

ただ、自分的には、降格の現場を見て、ますますFC東京のサポーターであることを誇れるようになった。いや、もう少し詳しくいうと、いつもサッカーを見に行くとき、その周りには、自分の思考に近い人たちが大勢いるのだということ、仲間がたくさんいることの実感である。

今年は、まだ天皇杯の試合が残っている。降格して、試合を見に行くことが、それまで以上に楽しみになったということである。