「華麗なるギャツビー」の村上春樹訳を2週間ほど前に買ったのだが、まったく読めていない。お仕事の本ばかり読んでいて、脳みそに潤いがなくなりつつある。とりあえず、年末年始に読んでしまおうと思っている。
この本、野崎孝訳の新潮社の文庫本は何回も読んだことがあるが、訳はいまいちで、本当はペーパーバックで読めばよいのだ。ただ、翻訳本は翻訳本なりに訳者の感性が現れるので、村上春樹の訳本は非常に楽しみである。
訳書でひどいのは、ドストエフスキーやトルストイ。新潮社の「戦争と平和」や「カラマーゾフの兄弟」などは、めちゃくちゃ。限りなくロシア語に近い日本語。「罪と罰」でも、新潮社の訳はひどいが、岩波文庫のほうはまだまし。
こんなひどい訳をする訳者は徒党を組んで商売すればよいと思う。「悪訳商会」なんちゃって。