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書きたいものを書かずして何を書く?

2005-09-10 22:30:35 | 小説、創作文芸関連
 こう言った話題というのは、あまり好きでは無いんですが。
 もう、誰がどう言ったって結論出ている話ですし、個人的にもどう議論を重ねても無駄だと思いますし。

 で、タイトルの話です。
 個人的には「自分で書きたいもの=自分の考える面白い話」という公式が崩れない以上、自分の書きたいものを書くべきだと思っています。
 そうじゃないとおかしいです。自分の書きたくないものを書いていて、貴方、筆が進みますか? 何より、自分にも世の中にも「面白い!」と思える作品を書けますか?

 プロ作家のマーケティング云々とかの話を持ち出して「プロになると書きたいものなんか書けない!」なんて言っている人もいますが、これはちょっと、あまりに物事を一方からしか見ていない発言だと思います。
 ちょっと考えてみましょう。
 例えばジャンプJBOOKS辺りが得意にしている、漫画のノベライズですが、あれだって実際のところ、原作となった漫画が嫌いな人が書いているわけではないでしょう。原作を知らないと書けないし、何より嫌いだったら、そもそも見向きもしないわけで。
 編集者が企画を持っていくというのはよく聴く話ですが、それにしたって、作者には断る権利もあるわけですし、何より編集サイドが「この人はこの作品が合いそうだな」という観点から(ノベライズの)仕事を依頼するわけですから、必ずしも「編集が作者のことを何も考えていない」わけでは無いと思います。

 話が少しずれましたが、マーケティングだの市場原理だのと言う話は、プロになってから考える事ですし、そもそも新人賞というのは「自分の書きたいもの」を書いて、その優劣を競う場所です。
 そのときで自分が一番書きたいものを書くのが、小説書きとしての本道でしょう。

 ああ、何だかまとまりの無い文章だなぁ……。

 ―AMERICA / PRISCILLAを聴きながら―